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公開番号
2024175402
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093172
出願日
2023-06-06
発明の名称
車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B60H
1/22 20060101AFI20241211BHJP(車両一般)
要約
【課題】搭乗空間を昇温することに起因して車両が電欠するのを抑制することが可能な車両を提供する。
【解決手段】車両100は、バッテリ21(二次電池)が収容されるバッテリパック20(電池室)と、搭乗者が搭乗するキャビン10(搭乗空間)とを備える。また、車両100は、バッテリパック20とキャビン10との間が連通している状態と、バッテリパック20とキャビン10との間が非連通である状態とを切り替え可能な電磁弁71(切替機構)を備える。バッテリ21の温度が所定温度よりも高く、かつ、バッテリ21のSOCが所定値よりも小さい場合に、電磁弁71がバッテリパック20とキャビン10とを連通させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
二次電池が収容される電池室と、
搭乗者が搭乗する搭乗空間と、
前記電池室と前記搭乗空間との間が連通している状態と、前記電池室と前記搭乗空間との間が非連通である状態とを切り替え可能な切替機構と、を備え、
前記二次電池の温度が所定温度よりも高く、かつ、前記二次電池のSOCが所定値よりも小さい場合に、前記切替機構が前記電池室と前記搭乗空間とを連通させる、車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特開平9-238401号公報(特許文献1)には、電池室と車室とを連通させるメイン流通路と、メイン流通路から分岐して外気に連通する分岐流通路と、メイン流通路および分岐流通路の一方と電池室とを連通させる切替手段とが備えられている車両が開示されている。電池の充電時または放電時において車室の温度が所定値以下の場合に、メイン流通路と電池室とが連通される。この場合、電池の熱により車室が暖められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-238401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1では、メイン流通路と電池室とを連通させる条件として、電池のSOC(State Of Charge)が考慮されていない。すなわち、SOCの大きさに拘わらず、メイン流通路と電池室との連通状態が制御される。このため、SOCの大きさに拘わらず、メイン流通路と電池室とが非連通状態にされ、電気ヒータ等が暖房に使用される場合がある。その結果、車両が電欠する場合がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、搭乗空間を昇温することに起因して車両が電欠するのを抑制することが可能な車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る車両は、二次電池が収容される電池室と、搭乗者が搭乗する搭乗空間と、電池室と搭乗空間との間が連通している状態と、電池室と搭乗空間との間が非連通である状態とを切り替え可能な切替機構と、を備える。二次電池の温度が所定温度よりも高く、かつ、二次電池のSOCが所定値よりも小さい場合に、切替機構が電池室と搭乗空間とを連通させる。
【0007】
本開示の一の局面に係る車両では、上記のように、二次電池の温度が所定温度よりも高く、かつ、二次電池のSOCが所定値よりも小さい場合に、電池室と搭乗空間とが切替装置により連通される。これにより、SOCが所定値よりも小さい場合には搭乗空間の昇温に二次電池の熱を利用することができる。その結果、SOCが所定値よりも小さい場合に、搭乗空間の昇温(暖房)に利用されている電気ヒータ等の出力を低減することができる。これにより、SOCが所定値よりも小さい状態からSOCが更に低下するのを抑制することができる。その結果、搭乗空間を昇温することに起因して車両が電欠するのを抑制することができる。
【0008】
本開示によれば、搭乗空間を昇温することに起因して車両が電欠するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態による車両の構成を示す図である。
一実施形態による車両のECUによる制御を示すフロー図である。
一実施形態の変形例による車両のECUによる制御を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)
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