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公開番号
2024153184
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-29
出願番号
2023066922
出願日
2023-04-17
発明の名称
車両用表示装置
出願人
日本精機株式会社
代理人
主分類
B60K
35/00 20240101AFI20241022BHJP(車両一般)
要約
【課題】光源異常時にも警告表示を継続することができる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】車両用表示装置10は、警告表示領域A1を有する液晶表示パネル20と、液晶表示パネル20に光を照射する複数の光源30Lと、複数の光源30Lの異常の有無を判定する異常判定部と、異常判定部により複数の光源30Lのうち警告表示領域A1を照明する光源33に異常があると判定されたときには、複数の光源30Lのうち光源33の周囲に位置する光源32,34からの光により警告表示領域A1を照明する点灯制御部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
警告表示領域を有する液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルに光を照射する複数の光源と、
前記複数の光源の異常の有無を判定する異常判定部と、
前記異常判定部により前記複数の光源のうち前記警告表示領域を照明する警告光源に異常があると判定されたときには、前記複数の光源のうち前記警告光源の周囲に位置する周囲光源からの光により前記警告表示領域を照明する点灯制御部と、を備える、
車両用表示装置。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記点灯制御部は、前記複数の光源の発光輝度を調整可能であり、前記異常判定部により前記警告光源に異常があると判定されたときには、前記周囲光源の発光輝度を、前記複数の光源のうち前記周囲光源以外の光源の発光輝度よりも大きくする、
請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記複数の光源は、前記周囲光源として予備光源を備え、
前記点灯制御部は、前記異常判定部により前記警告光源に異常がないと判定されたときには前記予備光源を消灯した状態に保ち、前記警告光源に異常があると判定されたときには前記予備光源を点灯することにより前記警告表示領域を照明する、
請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
【請求項4】
前記車両用表示装置は、前記複数の光源が設けられる実装面を有する光源基板を備え、
前記複数の光源は、前記周囲光源と前記警告光源との間の距離が、前記複数の光源のうち前記周囲光源及び前記警告光源以外の光源間の距離よりも小さくなるように、前記実装面に配置されている、
請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
【請求項5】
前記周囲光源は、前記警告表示領域に向けて指向性を有する光を照射する、
請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用表示装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の表示装置は、カラー液晶パネルと、このカラー液晶パネルの背面に光を照射する複数の光源部が設けられる光源基板と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-12552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の構成においては、光源部の異常時には、異常が生じた光源部に対応する表示が継続できない。
【0005】
本開示は、上記実状を鑑みてなされたものであり、光源異常時にも警告表示を継続することができる車両用表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示に係る車両用表示装置は、
警告表示領域を有する液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルに光を照射する複数の光源と、
前記複数の光源の異常の有無を判定する異常判定部と、
前記異常判定部により前記複数の光源のうち前記警告表示領域を照明する警告光源に異常があると判定されたときには、前記複数の光源のうち前記警告光源の周囲に位置する周囲光源からの光により前記警告表示領域を照明する点灯制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、光源異常時にも警告表示を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る車両用表示装置の正面図である。
本開示の一実施形態に係る警告表示のための光源の正常時における、図1のII-II線の概略断面図である。
本開示の一実施形態に係る異常時表示継続処理のフローチャートである。
本開示の一実施形態に係る警告表示のための光源の異常時における、図1のII-II線の概略断面図である。
本開示の第1変形例に係る警告表示のための光源の異常時における、図1のII-II線の概略断面図である。
本開示の第2変形例に係る警告表示のための光源の異常時における、図1のII-II線の概略断面図である。
本開示の第3変形例に係る警告表示のための光源の異常時における、図1のII-II線の概略断面図である。
本開示の変形例に係る光源の配置を示す実装面の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示に係る車両用表示装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、車両用表示装置10は、車速、警告表示等を含む各種車両情報を含む画像10Gを画面に表示する。以下の説明では、画像10Gを視認する視認者から見て、左右方向をX方向と規定し、上下方向をY方向と規定し、奥行き方向をZ方向と規定する。
【0010】
車両用表示装置10は、液晶表示パネル20と、複数の光源30Lと、光源基板30と、制御部50と、を備える。
光源基板30は、液晶表示パネル20に対向する実装面30aを有する。実装面30aには、X方向とY方向に並ぶように複数の光源30Lが実装されている。各光源30Lは、光を照射するLED(Light Emitting Diode)である。複数の光源30Lは、制御部50による制御のもと、液晶表示パネル20への照明光の光強度、すなわち、発光輝度を調整可能に構成される。
(【0011】以降は省略されています)
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