TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024133892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023043898
出願日2023-03-20
発明の名称車両
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類B60P 3/025 20060101AFI20240926BHJP(車両一般)
要約【課題】換気扇が設けられた荷箱を搭載する車両において、停車状態では、より広く荷箱を利用でき、走行状態では、法規等の要件を満たす車両を提供する。
【解決手段】荷箱6が搭載された車両であり、車体に設置される基部枠体10と、基部枠体10に対して昇降自在に連結された上部枠体20と、上部枠体20の上昇に伴って、基部枠体10に対して回動すると共に、換気扇45が設けられた側壁部材40Rと、を備え、上部枠体20は、基部枠体10の上部側を閉塞する下降端と、基部枠体10から上方側に離間する上昇端との間で昇降でき、上部枠体20が上昇するに伴って、上部枠体20及び基部枠体10の間に側面開口部23が形成されるものであり、側壁部材40Rは、上部枠体20が上昇端に達した際に、側面開口部23を閉塞するように立設されることを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
荷箱が搭載された車両であって、
車体側に設置される基部枠体と、
前記基部枠体の上端側に設けられ、前記基部枠体に対して昇降自在に連結された上部枠体と、
前記上部枠体の上昇に伴って、前記基部枠体に対して回動すると共に、少なくとも1つの換気扇が設けられた少なくとも1つの側壁部材と、
を備え、
前記上部枠体は、前記基部枠体の上部側を閉塞する下降端と、前記基部枠体から上方側に所定の間隔を空けて離間する上昇端と、の間で昇降できるものであり、
前記上部枠体が上昇するに伴って、前記上部枠体及び前記基部枠体の間に側面開口部が形成されるものであり、
前記側壁部材は、前記上部枠体が上昇端に達した際に、前記側面開口部を閉塞するように立設されること、を特徴とする車両。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記上部枠体は、下方側に所定の収容空間を有しており、
前記換気扇を備える側壁部材は、前記上部枠体が前記下降端に位置する際に、前記収容空間において略水平状態となるように収容されること、を特徴とする請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記上部枠体は、下方側に所定の収容空間を有しており、
前記側壁部材は、前記上部枠体が下降するに伴って、回動しながら前記上部枠体の下方側に略水平状態となるように収容されるものであり、
前記換気扇は、前記上部枠体が下降するに伴って、前記側壁部材と一体的に回動しながら前記収容空間に収容されること、を特徴とする請求項1に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、荷箱が搭載された車両に関する。さらに詳しくは、換気扇を有する荷箱が搭載された移動販売等に用いられる車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、調理施設等が収容された屋根付きの車室(荷箱に相当)を有する移動販売用の出張調理サービスシステム(車両)が知られている(例えば、特許文献1)。上述した特許文献1に記載の車両は、火を使った調理等にも対応可能なように荷箱に換気扇が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-199274公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、移動販売用車両等においては、走行状態における車両の地上高の制限や、車両からの荷箱の突出制限などが関連法規(例えば、道路交通法)等で定められている。そのため、走行状態において、荷箱は、上述した制限を満たす必要がある。しかしながら、上述した特許文献1に記載の車両は、荷箱から車幅方向外側に換気扇が突出して設けられているため、走行状態において、上述した制限を満たさない懸念がある。
【0005】
一方、停車状態においては、上記のような制限は課されていない。そのため、停車状態においては、より広く荷箱を利用でき、走行状態においては、関連法規等の制限を満たす車両が求められている。
【0006】
そこで、本発明は、換気扇が設けられた荷箱を搭載する車両において、停車状態では、より広く荷箱を利用でき、走行状態では、法規等の要件を満たす車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上述した課題を解決すべく提供される本発明の車両は、荷箱が搭載された車両であって、車体側に設置される基部枠体と、前記基部枠体の上端側に設けられ、前記基部枠体に対して昇降自在に連結された上部枠体と、前記上部枠体の上昇に伴って、前記基部枠体に対して回動すると共に、少なくとも1つの換気扇が設けられた少なくとも1つの側壁部材と、を備え、前記上部枠体は、前記基部枠体の上部側を閉塞する下降端と、前記基部枠体から上方側に所定の間隔を空けて離間する上昇端と、の間で昇降できるものであり、前記上部枠体が上昇するに伴って、前記上部枠体及び前記基部枠体の間に側面開口部が形成されるものであり、前記側壁部材は、前記上部枠体が上昇端に達した際に、前記側面開口部を閉塞するように立設されること、を特徴とするものである。
【0008】
上述した車両は、上部枠体が基部枠体に対して昇降自在に連結されているので、上部枠体を上昇させることにより、荷箱における荷室を上方側に拡張することができる。そのため、上述した車両は、停車状態において、例えば、荷室内で、調理したものを販売する場合など、作業者のスペースを広くとることができる。これにより、上述した車両は、荷室内での作業性を向上させることができる。また、上述した車両は、上部枠体の上昇に伴って、換気扇が設けられた側壁部材を立設することができるので、上部枠体の上昇による拡張スペースを有効に利用しながら、換気扇を設置できる。また、上述した車両は、側壁部材を基部枠体に対して回動できるので、上部枠体の下降に伴って、側壁部材を換気扇と共に基部枠体及び上部枠体の間に収容することができる。これにより、上述した車両は、停車状態では、より広く荷箱を利用でき、走行状態では、法規(例えば、道路交通法)等の要件を満たすものとすることができる。ここで、上述した車両は、例えば、キッチンカー等の移動販売用車両として好ましく利用できる。
【0009】
(2)上述した本発明の車両において、前記上部枠体は、下方側に所定の収容空間を有しており、前記換気扇を備える側壁部材は、前記上部枠体が前記下降端に位置する際に、前記収容空間において略水平状態となるように収容されること、を特徴とするとよい。
【0010】
上述した車両は、かかる構成とすることにより、上部枠体が下降端に位置する際に、換気扇を備える側壁部材を、上部枠体の下方側の収容空間内に収容できる。ここで、側壁部材の基部枠体に対しての回動は、例えば、上部枠体を下降させる前に予め行うものや、上部枠体と連動(同期)させて行うものなど、上部枠体と干渉しない範囲の各種のタイミングで行うことができる。また、上部枠体が下降端に位置する際に、側壁部材が略水平状態となることにより、換気扇が上方向きとなって、収容空間内に効率良く収容される。これにより、上述した車両は、荷箱内の空間を広くとることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
車両
24日前
個人
電池交換式自動車
3か月前
個人
自動車運転補助装置
17日前
個人
空気圧調節式ホイール。
2か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
16日前
東レ株式会社
車両用エアバッグ
2か月前
日本精機株式会社
車外表示装置
1か月前
エムケー精工株式会社
洗車装置
1か月前
個人
連結式、キャンピングカー
4か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
17日前
日本精機株式会社
表示システム
3か月前
個人
移動手段のミラーカバー。
4か月前
日本精機株式会社
運転支援装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
10日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3日前
株式会社SUBARU
車両
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
16日前
日本化薬株式会社
ガス発生器
1か月前
日本化薬株式会社
ガス発生器
4か月前
ダイハツ工業株式会社
レバー
4か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
1か月前
スズキ株式会社
車両制御装置
3か月前
ダイハツ工業株式会社
バッグ
1か月前
豊田合成株式会社
車両
2か月前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
2か月前
豊田合成株式会社
車両
2か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
2か月前
ダイハツ工業株式会社
搭載構造
2か月前
日本精機株式会社
車両用撮影システム
1か月前
続きを見る