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公開番号2024174627
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092547
出願日2023-06-05
発明の名称モータ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02K 5/00 20060101AFI20241210BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】モータの軸方向におけるケーシングのサイズが、無用に拡大することを抑制する。
【解決手段】インホイール型のモータであって、前記モータは、ケーシングと、前記ケーシングに収容されたステータと、前記ステータを前記ケーシングに固定しているボルトと、を備えてもよい。前記ボルトは、前記ステータを通過して、前記ケーシングに形成された貫通孔に締結されてもよい。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
インホイール型のモータであって、
ケーシングと、
前記ケーシングに収容されたステータと、
前記ステータを前記ケーシングに固定しているボルトと、
を備え、
前記ボルトは、前記ステータを通過して、前記ケーシングに形成された貫通孔に締結されている、
モータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、モータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、インホイール型のモータが記載されている。当該モータのステータは、ボルトを用いてケーシングに固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-140756号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記したモータでは、ボルトが、ステータを通過して、ケーシングに形成された締結穴に締結されている。その締結穴には、有底のものが用いられる。この場合、ケーシングには、締結穴の底面を画定するための厚みと、ケーシングにステータをボルトで締結保持するための厚みが必要とされる。これにより、モータの軸方向におけるケーシングのサイズが、必要以上に拡大されることもある。本明細書は、このような問題を回避又は抑制し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、インホイール型のモータを開示する。前記モータは、ケーシングと、前記ケーシングに収容されたステータと、前記ステータを前記ケーシングに固定しているボルトとを備えてもよい。前記ボルトは、前記ステータを通過して、前記ケーシングに形成された貫通孔に締結されてもよい。
【0006】
上記したモータでは、ケーシングに設けられたボルトの締結穴が、貫通孔によって構成されている。このような構成によると、ケーシングには、締結穴の底面を画定するための厚みが必要とされず、ケーシングの厚みを、ボルトの締結保持に必要とされる厚みまで、縮小することができる。これにより、モータの軸方向におけるケーシングのサイズが、無用に拡大することを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
モータの構成を模式的に示す斜視図。
モータの構成を模式的に示す図。
図2のIII-III線における端面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して、実施例のモータ10について説明する。モータ10は、車両に搭載される走行用モータであって、特にインホイール型のモータである。モータ10は、減速機を介して車輪に接続される。
【0009】
図1、2に示すように、モータ10は、ケーシング12と、ステータ14と、ロータ16と、複数のボルト18とを備える。ケーシング12は、ステータ14及びロータ16を収容している。ステータ14及びロータ16は、環状部材である。ステータ14は、複数のボルト18によってケーシング12に固定されている。ロータ16は、ステータ14よりも径方向内側に位置する。
【0010】
ステータ14は、ステータコア14cと、ステータコイル(図示省略)とを有する。ステータコア14cは、概して円環形状を有する。ステータ14の内周縁14eには、複数のスロット14sが形成されており、複数のスロット14sにステータコイルが配置されている。ステータコイルは、例えば分布巻き構造を有してもよい。ステータコア14cには、複数の締結穴14hが設けられている。複数の締結穴14hには、複数のボルト18がそれぞれ配置されている。複数のボルト18は、ケーシング12に対してステータコア14cを固定する。図2、3に示すように、複数の締結穴14hは、ステータ14の外周部分14fに形成されている。各締結穴14hは、いわゆるキリ孔であり、ステータ14の厚み方向に沿ってステータコア14cを貫通している。
(【0011】以降は省略されています)

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