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公開番号
2025007858
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109535
出願日
2023-07-03
発明の名称
高圧タンク
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
F17C
1/06 20060101AFI20250109BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】口金と補強層との間の層間剥離を抑制して要求されるクライテリアを満足することができる高圧タンクを提供する。
【解決手段】口金3,3Aは、先端部31と、フランジ部32と、小径部33と、剥離防止部34,34Aと、を有している。先端部31は、ライナの内部空間に連通する給排口31aが開口している。フランジ部32は、先端部31とは口金3,3Aの軸方向Daにおける反対側でライナに接続される。小径部33は、フランジ部32と先端部31との間で直径が最小になる。剥離防止部34,34Aは、小径部33と先端部31の外周面31pとの間に設けられ、先端部31の外周面31pから小径部33へ向けて直径が段階的に減少している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
中空の内部空間を有する樹脂製のライナと、前記ライナの前記内部空間を外部に連通させる円筒状の口金と、前記ライナの外表面を覆い前記口金の外周面に接合される繊維強化樹脂製の補強層と、を備える高圧タンクであって、
前記口金は、前記ライナの前記内部空間に連通する給排口が開口する先端部と、該先端部とは前記口金の軸方向における反対側で前記ライナに接続されるフランジ部と、該フランジ部と前記先端部との間で直径が最小になる小径部と、該小径部と前記先端部の外周面との間に設けられた剥離防止部と、を有し、
前記剥離防止部は、前記先端部の前記外周面から前記小径部へ向けて直径が段階的に減少していることを特徴とする高圧タンク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、高圧タンクに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から高圧の流体が充填される高圧タンクに関する発明が知られている(下記特許文献1を参照)。特許文献1に記載された高圧タンクは、樹脂製のライナと、口金と、繊維強化樹脂製の補強層と、を備える。口金はライナの内部空間と連通する給排口と、給排口の周域から径方向外側に張り出しライナに突き合わせられるフランジ部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-187796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような高圧タンクの耐久性を向上させるために、口金の外周面の補強層と接する部分に、フランジ部に近づくほど直径が減少するテーパ部を設けることが考えられる。しかし、口金にテーパ部を設けることで、口金を高圧タンクの軸方向に押し込むような力が作用したときに、口金と補強層との間で層間剥離が生じ、補強層の剛性が低下して高圧タンクの耐力が低下し、要求されるクライテリアを満足できないおそれがある。
【0005】
本開示は、口金と補強層との間の層間剥離を抑制して要求されるクライテリアを満足することができる高圧タンクを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、中空の内部空間を有する樹脂製のライナと、前記ライナの前記内部空間を外部に連通させる円筒状の口金と、前記ライナの外表面を覆い前記口金の外周面に接合される繊維強化樹脂製の補強層と、を備える高圧タンクであって、前記口金は、前記ライナの前記内部空間に連通する給排口が開口する先端部と、該先端部とは前記口金の軸方向における反対側で前記ライナに接続されるフランジ部と、該フランジ部と前記先端部との間で直径が最小になる小径部と、該小径部と前記先端部の外周面との間に設けられた剥離防止部と、を有し、前記剥離防止部は、前記先端部の前記外周面から前記小径部へ向けて直径が段階的に減少していることを特徴とする高圧タンクである。
【発明の効果】
【0007】
本開示の上記一態様によれば、口金が剥離防止部を有することで、口金の外周面と補強層との間の接合強度を向上させ、口金と補強層との間の層間剥離を抑制して要求されるクライテリアを満足することができる高圧タンクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示に係る高圧タンクの実施形態を示す断面図。
図1の高圧タンクの口金の拡大断面図。
図2の高圧タンクの変位と荷重との関係を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本開示に係る高圧タンクの実施形態を説明する。
【0010】
図1は、本開示に係る高圧タンクの実施形態を示す断面図である。本実施形態の高圧タンク1は、たとえば、燃料電池車などの車両に搭載され、燃料電池システムへ供給される水素が充填される高圧水素タンクである。高圧タンク1は、中空の内部空間を有する樹脂製のライナ2と、そのライナ2の内部空間を外部に連通させる円筒状の口金3と、ライナ2の外表面を覆い口金3の外周面に接合される繊維強化樹脂製の補強層4と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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