TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025115565
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024010079
出願日
2024-01-26
発明の名称
発進支援装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
G08G
1/16 20060101AFI20250731BHJP(信号)
要約
【課題】ドライバによる車両の発進操作遅れが通知されるタイミングを、ドライバの好むタイミングに近づける。
【解決手段】ドライバによる車両の発進操作遅れの通知処理が行われる。通知処理では、同乗者情報を用いて設定された第1変数と、運転環境情報を用いて設定された第2変数と、学習値情報を用いて設定された第3変数とを用いて、発進操作遅れを通知するタイミングが設定される。車両の発進を許可すると判定されたタイミングから発進操作遅れを通知するタイミングが経過するまでにドライバによる発進操作が検出されない場合、通知装置が作動される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のドライバによる当該車両の発進操作を支援する装置であって、
各種情報が格納された記憶装置と、
前記各種情報に基づいた処理を行うプロセッサと、
前記ドライバによる前記車両の発進操作遅れを前記ドライバに通知する通知装置と、
を備え、
前記各種情報は、前記車両の同乗者情報と、前記車両の運転環境情報と、前記ドライバによる発進操作のタイミングに関する学習値情報と、を含み、
前記各種情報に基づいた処理は、前記同乗者情報を用いた第1変数の設定処理と、前記運転環境情報を用いた第2変数の設定処理と、前記学習値情報を用いた第3変数の設定処理と、前記発進操作遅れを前記ドライバに通知する通知処理と、を含み、
前記プロセッサは、前記通知処理において、
前記第1変数、前記第2変数及び前記第3変数を用いて、前記発進操作遅れを通知するタイミングを設定し、
前記運転環境情報を用いて前記車両の発進を許可するか否かを判定し、
前記車両の発進を許可すると判定されたタイミングから前記発進操作遅れを通知するタイミングが経過するまでに前記ドライバによる前記発進操作が検出されない場合、前記通知装置を作動させる
ことを特徴とする発進支援装置。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の装置であって、
前記通知装置は、少なくとも2つの通知装置を含み、
前記各種情報に基づいた処理は、前記第1変数を用いて前記少なくとも2つの通知装置のうちから、前記通知処理において作動させる通知装置を選択する選択処理を更に含む
ことを特徴とする発進支援装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の装置であって、
前記各種情報に基づいた処理は、前記学習値情報の生成処理を更に含み、
前記プロセッサは、前記生成処理において、
前記運転環境情報を用いて前記車両の発進シーンを推定し、
前記運転環境情報を用いて前記車両の発進を許可するか否かを判定し、
前記車両の発進を許可すると判定されたタイミングから前記ドライバによる発進操作が行われたタイミングまでの経過時間を計測し、
前記経過時間を前記発進シーンに関連付けることにより前記学習値情報を生成する
ことを特徴とする発進支援装置。
【請求項4】
請求項3に記載の装置であって、
前記各種情報に基づいた処理は、前記ドライバによる前記発進操作の学習ニーズがあるか否かの判定処理を更に含み、
前記プロセッサは、前記判定処理において前記学習ニーズがあると判定された場合に前記生成処理を実行し、
前記生成処理を行う場合は、前記発進操作遅れを通知するタイミングを、前記判定処理において前記学習ニーズがないと判定された場合に設定されるそれよりも遅いタイミングに設定する
ことを特徴とする発進支援装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両のドライバによる当該車両の発進操作を支援する装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2010-152494号公報は、信号表示色が赤色から青色に切り替わった後において、車両の発進操作遅れをドライバに通知する装置を開示する。この従来の装置は、道路線形情報、信号情報又は渋滞情報に基づいて、車両が発進可能なタイミングが遅れるか否かを判定する。例えば、信号機が設置された交差点内に他車両が滞留している場合、発進可能なタイミングが遅れると判定される。発進可能なタイミングが遅れると判定された場合、従来の装置は、発進操作遅れをドライバに通知するタイミングを遅らせる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-152494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発進操作を行うタイミングには個人差がある。そのため、車両が発進可能である状況であることを認識し、自らの好みのタイミングで発進操作を予定しているドライバに発進操作遅れを通知することはお節介であり、ドライバに煩わしさを与える。この点、発進操作遅れの通知に関してカスタマイズ設定が可能であれば、発進操作遅れが通知されるタイミングがドライバの好みのタイミングに近づくことが期待される。しかしながら、発進操作遅れの通知に関して事細かなカスタマイズ設定が準備されていることは、ドライバによる実際のカスタマイズ設定を却って妨げる可能性がある。
【0005】
本開示の1つの目的は、ドライバによる車両の発進操作遅れが通知されるタイミングを、ドライバの好むタイミングに近づけることが可能な装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、車両のドライバによる当該車両の発進操作を支援する装置であり、次の特徴を有する。
前記装置は、各種情報が格納された記憶装置と、前記各種情報に基づいた処理を行うプロセッサと、前記ドライバによる前記車両の発進操作遅れを前記ドライバに通知する通知装置と、を備える。
前記各種情報は、前記車両の同乗者情報と、前記車両の運転環境情報と、前記ドライバによる発進操作のタイミングに関する学習値情報と、を含む。
前記各種情報に基づいた処理は、前記同乗者情報を用いた第1変数の設定処理と、前記運転環境情報を用いた第2変数の設定処理と、前記学習値情報を用いた第3変数の設定処理と、前記発進操作遅れの通知処理と、を含む。
前記プロセッサは、前記通知処理において、前記第1変数、前記第2変数及び前記第3変数を用いて、前記発進操作遅れを通知するタイミングを設定し、前記運転環境情報を用いて前記車両の発進を許可するか否かを判定し、前記車両の発進を許可すると判定されたタイミングから前記発進操作遅れを通知するタイミングが経過するまでに前記ドライバによる前記発進操作が検出されない場合、前記通知装置を作動させる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、通知処理において、発進操作遅れを通知するタイミングが設定される。このタイミングの設定は、同乗者情報を用いて設定された第1変数、運転環境情報を用いて設定された第2変数、及び、学習値情報を用いて設定された第3変数を用いて行われる。この第3変数の設定に用いられる学習値情報は、ドライバによる発進操作のタイミングに関する情報である。そのため、第1~第3変数を用いて設定された上記タイミングによれば、発進操作遅れの通知に関する事細かなカスタマイズに頼ることなく、発進操作遅れが通知されるタイミングをドライバの好みのタイミングに近づけることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る発進支援装置の構成例を説明する図である。
実施形態において行われる発進操作遅れの通知処理の流れを示すフローチャートである。
実施形態において行われる学習値情報の生成処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。ただし、以下に示す実施形態において説明する構造等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、本開示に必ずしも必須のものではない。
【0010】
1.構成例
実施形態に係る発進支援装置は、車両のドライバDRによる当該車両の発進操作を支援する装置である。図1は、実施形態に係る発進支援装置の構成例を説明する図である。図1に示される例では、発進支援装置1が、センサ類2と、HMI(Human Machine Interface)ユニット3と、通知装置4と、情報処理装置5と、地図データベース(Data Base)6と、ドライバデータベース7と、を備えている。発進支援装置1は、車両に搭載される。発進支援装置1の一部は、外部サーバに含まれていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本精機株式会社
路面投影装置
1か月前
ニッタン株式会社
発信機
2か月前
ニッタン株式会社
発信機
4日前
ニッタン株式会社
発信機
2か月前
ニッタン株式会社
発信機
1か月前
ニッタン株式会社
発信機
2日前
個人
防犯に特化したアプリケーション
1か月前
ニッタン株式会社
発信機
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
3日前
個人
逆走・正走車両検出システム
3か月前
TOA株式会社
拡声放送システム
1か月前
東京都公立大学法人
液滴検出装置
1か月前
アズビル株式会社
建物管理システム
2か月前
日本信号株式会社
情報提供システム
3か月前
日本信号株式会社
情報提供システム
1か月前
株式会社アジラ
データ転送システム
1か月前
株式会社JVCケンウッド
警報装置
1か月前
個人
乗り物の移動を支援する方法及び装置
24日前
日本信号株式会社
信号情報システム
1か月前
ホーチキ株式会社
異常報知設備
2か月前
ホーチキ株式会社
異常報知設備
2か月前
個人
現示内容に関する情報放送機能付き信号機
12日前
日本信号株式会社
交通信号制御システム
1か月前
個人
磁気・光学誘導路線による車両の運行制御
3か月前
株式会社JVCケンウッド
情報処理装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
回避動作判別装置
1か月前
株式会社豊田自動織機
制御システム
1か月前
ホーチキ株式会社
非常通報システム
2か月前
トヨタ自動車株式会社
配車システム
3か月前
本田技研工業株式会社
情報提供装置
3日前
本田技研工業株式会社
情報提供装置
3日前
株式会社フィットネスワン
見守りシステム
2か月前
ホーチキ株式会社
火災検出システム
1か月前
本田技研工業株式会社
運転評価装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
障害物検知装置
1か月前
ユニティガードシステム株式会社
警備監視システム
2か月前
続きを見る
他の特許を見る