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公開番号2025004850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023104710
出願日2023-06-27
発明の名称二次電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/103 20210101AFI20250108BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端面上の溶接部の突出を抑制する。
【解決手段】本開示に基づく二次電池10において、第1端面部216Aは、第1側面部215Aの幅方向Wにおける一方端から第2側面部215Bに向かって延出している。第2端面部216Bは、第2側面部215Bの幅方向Wにおける一方端から第1側面部215Aに向かって延出している。端面溶接部220は、第1端面部216Aの先端縁および第2端面部216Bの先端縁を互いに接続している。第1端面部216Aの先端縁は、幅方向Wにおいて第1側面部215Aとの接続部分より筐体200の中央側に位置している。第2端面部216Bの先端縁は、幅方向Wにおいて第2側面部215Bとの接続部分より筐体200の中央側に位置している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電極体と、
前記電極体を収容する筐体とを備え、
前記筐体は、高さ方向における寸法、および、前記高さ方向に直交する厚さ方向における寸法より、前記高さ方向および前記厚さ方向の両方に直交する幅方向における寸法が長くなるように構成されており、
前記筐体は、開口が設けられた本体部と、前記開口を閉塞する封口体とを有し、
前記本体部は、
前記高さ方向の一方側に位置する底面部と、
前記底面部の前記厚さ方向における一方端から前記高さ方向に沿って起立する第1側面部と、
前記底面部の前記厚さ方向における他方端から前記高さ方向に沿って起立する第2側面部と、
前記第1側面部の前記幅方向における一方端から前記第2側面部に向かって延出する第1端面部と、
前記第2側面部の前記幅方向における一方端から前記第1側面部に向かって延出する第2端面部と、
前記第1端面部の先端縁および前記第2端面部の先端縁を互いに接続する端面溶接部とを有し、
前記第1端面部の先端縁は、前記幅方向において前記第1側面部との接続部分より前記筐体の中央側に位置し、
前記第2端面部の先端縁は、前記幅方向において前記第2側面部との接続部分より前記筐体の中央側に位置している、二次電池。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記端面溶接部は、前記高さ方向に沿って一方向にのみ延びている、請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記第1端面部は、前記第1側面部から連なって前記厚さ方向に沿って延びる第1基部と、前記第1基部から前記筐体の中央側に向かって延びる第1内側面部と、該第1内側面部から前記厚さ方向に沿って延びて前記第1端面部の前記先端縁を有する第1先端部とを有し、
前記第2端面部は、前記第2側面部から連なって前記厚さ方向に沿って延びる第2基部と、前記第2基部から前記筐体の中央側に向かって延びる第2内側面部と、該第2内側面部から前記厚さ方向に沿って延びて前記第2端面部の前記先端縁を有する第2先端部とを有し、
前記端面溶接部は、前記第1先端部上および前記第2先端部上に位置し、かつ、前記幅方向において前記第1基部および前記第2基部より前記筐体の中央側に位置している、請求項1または請求項2に記載の二次電池。
【請求項4】
前記本体部は、前記第1先端部および前記第2先端部の間に設けられた注液口と、該注液口を封止する封止部材とをさらに有し、
前記封止部材は、前記幅方向において前記第1基部および前記第2基部より前記筐体の中央側に位置している、請求項3に記載の二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示には、二次電池に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特開2013-125737号公報(特許文献1)には、電極体を収容するケースを備える二次電池が開示されている。ケースの本体部は、一枚の金属板が折り曲げられると共に、折り曲げられた金属板の縁部同士が溶接されることで形成されている。金属板は、底面部と、一対の側面部と、4つの半部端面部とを備えている。互いに対向する半部端面部の縁部同士は、突き合わされて溶接により接合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-125737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
二次電池のエネルギー密度向上のため、二次電池の筐体の大型化が求められている。特許文献1に開示されるような二次電池において、端面同士が並ぶ方向(幅方向)にケースをより長くすることが検討されている。しかしながら、ケースを幅方向に長くすると、端面上の溶接部が幅方向に突出し、二次電池の取り扱いが難しくなる場合がある。
【0005】
本開示は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、端面上の溶接部が突出することを抑制できる二次電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づく二次電池は、電極体と、筐体とを備えている。筐体は、電極体を収容している。筐体は、高さ方向における寸法、および、厚さ方向における寸法より、幅方向における寸法が長くなるように構成されている。厚さ方向は、高さ方向に直交する。幅方向は、高さ方向および厚さ方向の両方に直交する。筐体は、開口が設けられた本体部と、開口を閉塞する封口体とを有している。本体部は、底面部と、第1側面部と、第2側面部と、第1端面部と、第2端面部と、端面溶接部とを有している。底面部は、高さ方向の一方側に位置している。第1側面部は、底面部の厚さ方向における一方端から高さ方向に沿って起立している。第2側面部は、底面部の厚さ方向における他方端から高さ方向に沿って起立している。第1端面部は、第1側面部の幅方向における一方端から第2側面部に向かって延出している。第2端面部は、第2側面部の幅方向における一方端から第1側面部に向かって延出している。端面溶接部は、第1端面部の先端縁および第2端面部の先端縁を互いに接続している。第1端面部の先端縁は、幅方向において第1側面部との接続部分より筐体の中央側に位置している。第2端面部の先端縁は、幅方向において第2側面部との接続部分より筐体の中央側に位置している。
【0007】
上記の構成によれば、第1端面部および第2端面部の各先端縁が上記のように位置していることで、端面溶接部が幅方向において突出することを抑制できる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、端面上の溶接部が突出することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る二次電池の斜視図である。
一実施形態に係る二次電池の分解斜視図である。
図1に示すIII-III線に沿った断面図である。
一実施形態に係る二次電池を端面側から見た図である。
図5Aおよび図5Bは、一実施形態において本体部を成型する過程を模式的に示す図である。
図1に示すVI-VI線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(【0011】以降は省略されています)

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