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公開番号2024179619
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098603
出願日2023-06-15
発明の名称解析装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類G01M 99/00 20110101AFI20241219BHJP(測定;試験)
要約【課題】電線の嵌合状態を高精度で判定する解析装置を提供する。
【解決手段】解析装置1は、電線を有するハーネスの嵌合動作にかかる振動データを取得する取得部11と、取得部11で取得された振動データに基づいて、振動データの波形の形状を含む波形データ画像と、振動データの波形の周波数情報を含むメルスペクトログラム画像と、を生成する画像生成部12と、画像生成部12で生成された波形データ画像と、メルスペクトログラム画像と、を合成した合成画像を生成する合成部13と、合成部13で生成された合成画像を用いて学習モデルを作成する学習モデル作成部14と、取得部11で取得された振動データに対して、学習モデル作成部14で作成された学習モデルを利用して嵌合の判定を行う判定部15と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電線を有するハーネスの嵌合動作にかかる振動データを取得する取得部と、
前記取得部で取得された振動データに基づき、振動データの波形の形状を含む波形データ画像と、振動データの波形の周波数情報を含むメルスペクトログラム画像と、を生成する画像生成部と、
前記画像生成部で生成された波形データ画像と、メルスペクトログラム画像と、を合成した合成画像を生成する合成部と、
前記合成部で生成された合成画像を用いて学習を行い、学習モデルを作成する学習モデル作成部と、
前記取得部で取得された振動データに対して、前記学習モデル作成部で作成された学習モデルを利用して嵌合の判定を行う判定部と、を備える、
解析装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、解析装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、車両の電動化が進められている。これらの車両では、電源供給や信号伝達に用いられる複数の電線をまとめたハーネスについて、ハーネスの結線保証の重要性が高まっている。
【0003】
例えば、電線に設けられたコネクタ同士のロックが正しく掛かっていない半嵌合状態で組付けられた場合には、コネクタ同士が走行中に振動で外れてしまう可能性が考えられる。その一方で、半嵌合状態において導通チェック等の機能を行った場合に、電気的に導通状態であるものとしてチェックの結果が出力され、不具合を検出できないことがある。
【0004】
特許文献1には、コネクタの嵌合作業の際に、作業者の指先に伝わる振動と、その時に発せられる音の両方のデータを利用して学習モデルを作成して、嵌合の判定を行う方法について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-112143号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されている方法では、振動を取得するための振動センサと、音を取得するためのマイクが必要となることから、データの取得にかかるコストが増加する。また、これらのデータの取得用の機器が増加させた場合には、それぞれの機器でチューニングを行う必要があるため、工数が増加し、コストが増加する。また、音と振動について収集したデータを利用して判定用のモデルを作成しても、判定精度が不十分となることがある。
【0007】
本開示は、電線の嵌合状態を高精度で判定する解析装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示にかかる解析装置は、電線を有するハーネスの嵌合動作にかかる振動データを取得する取得部と、前記取得部で取得された振動データに基づき、振動データの波形の形状を含む波形データ画像と、振動データの波形の周波数情報を含むメルスペクトログラム画像と、を生成する画像生成部と、前記画像生成部で生成された波形データ画像と、メルスペクトログラム画像と、を合成した合成画像を生成する合成部と、前記合成部で生成された合成画像を用いて学習を行い、学習モデルを作成する学習モデル作成部と、前記取得部で取得された振動データに対して、前記学習モデル作成部で作成された学習モデルを利用して嵌合の判定を行う判定部と、を備える。
これにより、事前に振動データに基づいて学習モデルを作成するとともに、取得された振動データを利用して電線の嵌合状態を判定できる。
【発明の効果】
【0009】
本開示よれば、電線の嵌合状態を高精度で判定する解析装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1にかかる解析装置の構成の一例を示すブロック図である。
実施の形態1にかかる解析装置で取得される振動データから、波形データ画像とメルスペクトログラム画像を合成した合成画像を作成する手順を示す図である。
実施の形態1にかかる検証結果の1例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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