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公開番号2025000145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-07
出願番号2023099821
出願日2023-06-19
発明の名称降雨装置
出願人三菱重工冷熱株式会社
代理人個人
主分類G01N 17/00 20060101AFI20241224BHJP(測定;試験)
要約【課題】小降雨強度の降雨にも対応する簡便な降雨装置を提供する。
【解決手段】降雨装置1は、供試体2に降雨用水Wを散水する降雨装置1であって、降雨用水Wを供給する貯水タンク10と、供試体2に向けて降雨用水Wを弧状の軌道で散水するノズル20と、を備えている。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
供試体に降雨用水を散水する降雨装置であって、
前記降雨用水を供給する給水源と、
前記供試体に向けて前記降雨用水を弧状の軌道で散水するノズルと、
を備えていることを特徴とする降雨装置。
続きを表示（約 160 文字）【請求項２】
前記降雨用水の軌道上に設けられて前記降雨用水の降雨量を低減する多孔板をさらに備えていることを特徴とする請求項１に記載の降雨装置。
【請求項３】
前記ノズルが前記降雨用水を吐出する吐出方向を上下に揺動可能なスイング機構をさらに備えていることを特徴とする請求項１又は２に記載の降雨装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、降雨装置に関するものである。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来より、車両等の供試体の降雨試験に用いられる降雨装置が知られている。
【０００３】
特許文献１には、供試体を収容した実験建物の天井部に、口径の異なる４つのノズルと、主管及び分岐管を備えて各ノズルに送水する降雨ユニットと、を設け、実験条件に応じてノズルの吐出流量（降雨量）を調整可能な降雨システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開平８－２４７３２２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１記載の降雨システムでは、実験建物の天井部に多数の主管及び分岐管を配管しなければならず、装置構成が複雑になりがちであった。さらに、図５（ａ）に示すように、ノズル１００の吐出圧が十分に大きい場合には、供試体１０１全体をカバーするように降雨範囲が設定されるものの、図５（ｂ）、（ｃ）に示すように、ノズル１００の吐出圧の減少に応じて降雨範囲が縮小する又は降雨不能に至るため、特に小降雨強度の降雨時を再現する降雨実験では、供試体１０１に対して適切な降雨範囲を確保できない虞があった。
【０００６】
そこで、小降雨強度の降雨にも対応する簡便な降雨装置を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本発明に係る降雨装置は、供試体に降雨用水を散水する降雨装置であって、前記降雨用水を供給する給水源と、前記供試体に向けて前記降雨用水を弧状の軌道で散水するノズルと、を備えている。
【０００８】
また、本発明に係る降雨試験は、前記降雨用水の軌道上に設けられて前記降雨用水の降雨量を低減する多孔板をさらに備えているのが好ましい。
【０００９】
また、本発明に係る降雨試験は、前記ノズルが前記降雨用水を吐出する吐出方向を上下に揺動可能なスイング機構をさらに備えているのが好ましい。
【発明の効果】
【００１０】
本発明は、ノズルの傾きに応じてノズルから円弧状に散水された降雨用水の単位面積の当たりの降雨量を調整可能なため、簡便な構成で多様な降雨強度の降雨実験に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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