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公開番号
2025000537
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2023223349
出願日
2023-12-28
発明の名称
検出装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
27/72 20060101AFI20241224BHJP(測定;試験)
要約
【課題】磁気センサから出力される信号に基づいて磁性体の存在を検出する場合に、磁性体から出た磁力線を磁気センサに誘導して磁性体の検出精度を高める。
【解決手段】検出装置は、軟磁性体を含み、長手方向と短手方向とを有し、長手方向と交差する方向に一軸磁気異方性を有し、磁気インピーダンス効果により磁界を感受する感受素子を含む磁気センサと、磁気センサにおける長手方向の一端に対向するとともに、一端から離れる方向に延び、磁気センサの感受素子に対し磁力線を誘導する第1誘導部材と、磁気センサにおける長手方向の他端に対向するとともに、間隙を介して第1誘導部材に対向しながら他端から離れる方向に延び、第1誘導部材とともに磁気センサの感受素子に対し磁力線を誘導する第2誘導部材とを備え、中空部を有する筒状の対象物の中空部に、第1誘導部材および第2誘導部材の一方を挿入して、対象物に含まれる磁性体を検出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
軟磁性体を含み、長手方向と短手方向とを有し、当該長手方向と交差する方向に一軸磁気異方性を有し、磁気インピーダンス効果により磁界を感受する感受素子を含む磁気センサと、
前記磁気センサにおける前記長手方向の一端に対向するとともに、当該一端から離れる方向に延び、当該磁気センサの前記感受素子に対し磁力線を誘導する第1誘導部材と、
前記磁気センサにおける前記長手方向の他端に対向するとともに、間隙を介して前記第1誘導部材に対向しながら当該他端から離れる方向に延び、当該第1誘導部材とともに当該磁気センサの前記感受素子に対し磁力線を誘導する第2誘導部材と
を備え、
中空部を有する筒状の対象物の当該中空部に、前記第1誘導部材および前記第2誘導部材の一方を挿入して、対象物に含まれる磁性体を検出する検出装置。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
前記第1誘導部材と前記第2誘導部材とは、前記間隙を介して複数の方向に対向している請求項1に記載の検出装置。
【請求項3】
磁性体を前記対象物の径方向に着磁する着磁部をさらに備える請求項1に記載の検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、検出装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来技術として、特許文献1には、基体の表面あるいは内部に存在する金属異物に由来する交流磁界の磁気変動を、磁気センサにより検出する金属異物検出装置が開示されている。
また、従来技術として、特許文献2には、感受素子と、外部空間からの磁力線を感受素子に集束する集束部材と、感受素子を透過した磁力線を発散させる発散部材とを備える磁気センサが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-102513号公報
特開2022-98575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
磁気センサから出力される信号に基づいて磁性体の存在を検出する検出装置では、検出精度を高めるために、磁性体から出た磁力線を磁気センサに効率的に誘導することが好ましい。
本発明は、磁気センサから出力される信号に基づいて磁性体の存在を検出する場合に、磁性体から出た磁力線を磁気センサに誘導して磁性体の検出精度を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、下記(1)~(3)に係る発明が提供される。
(1)軟磁性体を含み、長手方向と短手方向とを有し、当該長手方向と交差する方向に一軸磁気異方性を有し、磁気インピーダンス効果により磁界を感受する感受素子(感受素子121)を含む磁気センサ(磁気センサ10)と、
前記磁気センサにおける前記長手方向の一端に対向するとともに、当該一端から離れる方向に延び、当該磁気センサの前記感受素子に対し磁力線を誘導する第1誘導部材(第1誘導部材20)と、
前記磁気センサにおける前記長手方向の他端に対向するとともに、間隙(間隙S)を介して前記第1誘導部材に対向しながら当該他端から離れる方向に延び、当該第1誘導部材とともに当該磁気センサの前記感受素子に対し磁力線を誘導する第2誘導部材(第2誘導部材20)とを備え、
中空部を有する筒状の対象物の当該中空部に、前記第1誘導部材および前記第2誘導部材の一方を挿入して、対象物に含まれる磁性体を検出する検出装置。
(2)前記第1誘導部材と前記第2誘導部材とは、前記間隙を介して複数の方向に対向している(1)に記載の検出装置。
(3)磁性体を前記対象物の径方向に着磁する着磁部(着磁部2)をさらに備える(1)に記載の検出装置。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、磁気センサから出力される信号に基づいて磁性体の存在を検出する場合に、磁性体から出た磁力線を磁気センサに誘導して磁性体の検出精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態が適用される異物検出システムを説明する概略図である。
異物検出装置の磁気センサをz方向の上流側から見た図である。
(a)~(b)は、図2に示した検出部が有する磁気センサの構成を説明する図である。
検出部において、磁気センサにおける感受素子の長手方向に印加された磁界と磁気センサのインピーダンスとの関係を示す図である。
(a)~(b)は、第1誘導部材および第2誘導部材を用いずに、磁気センサにより対象物の異物を検出する態様を説明する図である。
従来の検出部の構成の一例を説明する図である。
本実施形態の検出部において、第1誘導部材と第2誘導部材との間隙に、磁性体からなる異物が存在する場合の、第1誘導部材、第2誘導部材および磁気センサのy方向の磁界強度の大きさを説明する図である。
本実施形態の検出部において、磁気センサと異物とのx方向の距離を変化させた場合の、磁気センサにおける磁界強度の平均値を示す図である。
(a)~(b)は、実施形態2が適用される検出部の構成を説明する概略図である。
本実施形態の検出部において、第1誘導部材の側部と第2誘導部材との間隙に、磁性体からなる異物が存在する場合の、第1誘導部材、第2誘導部材および磁気センサの磁界強度の大きさを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
[実施形態1]
(異物検出システム1の構成)
図1は、本実施形態が適用される異物検出システム1を説明する概略図である。本実施形態の異物検出システム1は、対象物9に含まれる磁性体からなる異物91を検出する。なお、以下では、対象物9に含まれる、磁性体からなる異物91を、単に異物91と表記する場合がある。
異物検出システム1は、対象物9に含まれる異物91を着磁する着磁部2と、着磁部2により着磁された異物91を検出する検出部3と、異物検出システム1の各部を制御する制御部4とを備えている。
なお、本実施形態において、異物検出システム1または検出部3が、対象物に含まれる磁性体を検出する検出装置の一例である。
【0009】
制御部4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)(不図示)、ROM(Read Only Memory)(不図示)、RAM(Random Access Memory)(不図示)等を有している。ROMには、CPUにより実行される基本プログラム(オペレーションシステム)や各種の設定等が記憶されている。CPUは、RAMを作業エリアに使用し、ROMや、半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶部(不図示)から読み出したアプリケーションプログラムを実行する。
本実施形態の制御部4は、検出部3の後述する磁気センサ10から出力された電気信号に基づいて、対象物9に異物91が存在するか否かを判断する。
【0010】
着磁部2は、対象物9に含まれる異物91を着磁する。
着磁部2は、着磁対象である対象物9を挟んで配置される一対の永久磁石2A、2Bにより、対象物9に含まれる異物91を着磁する。具体的には、図1に示すように、一対の永久磁石2A、2Bは、N極(例えば永久磁石2AのN極)とS極(例えば永久磁石2BのS極)とが対向するように配置される。そして、着磁部2では、永久磁石2Aと永久磁石2Bとの間に、対象物9を横切る磁力線が発生する。着磁部2では、この磁力線によって対象物9に含まれる異物91が着磁される。
なお、着磁部2は、対象物9に含まれる異物91を着磁するための磁力線を発生させるものであれば、永久磁石2A、2Bの配置は図1に示したものに限られない。また、永久磁石2A、2Bに変えて電磁石を用いてもよい。
また、本実施形態の異物検出システム1における、着磁部2による異物91の着磁方向と検出部3との関係について、後段にて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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