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公開番号2025095164
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023210987
出願日2023-12-14
発明の名称情報読取装置
出願人株式会社デンソーウェーブ
代理人個人,個人
主分類G06K 7/00 20060101AFI20250619BHJP(計算;計数)
要約【課題】情報コードを読み取らせる利用者の意図に反して非接触通信処理が開始されてしまうことを抑制しつつ、非接触通信媒体を読み取らせる利用者の意図に応じて非接触通信処理を迅速に開始可能な構成を提供する。
【解決手段】読取面12にかざされた物体を検知した検知部24から通知された所定の検知信号を受けた制御部21は、情報コード読取部30に対して第1読取指示を通知し、当該第1読取指示の通知に応じて情報コード読取部30からコード不在情報を受けることで、非接触通信部40に対して第2読取指示を通知する。情報コード読取部30は、制御部21から第1読取指示を受けることで撮像部31により情報コードが読み取り可能に撮像されているコード撮像状態であるか否かについて判定がなされ、コード撮像状態でないと判定されると、コード不在情報を制御部21に通知する。非接触通信部40は、制御部21から第2読取指示を受けることで、非接触通信処理を開始する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
読取面にかざされた情報コードを撮像して読み取るための情報コード読取処理を行う情報コード読取部と、
前記読取面にかざされた非接触通信媒体に記録される情報を非接触通信にて読み取るための非接触通信処理を行う非接触通信部と、
前記読取面にかざされた物体を検知可能な検知部と、
前記情報コード読取部及び前記非接触通信部を制御する制御部と、
を備える情報読取装置であって、
前記検知部は、前記読取面にかざされた物体を検知することで所定の検知信号を前記制御部に通知し、
前記制御部は、前記検知部から前記所定の検知信号を受けることで、前記情報コード読取部に対して第1読取指示を通知し、当該第1読取指示の通知に応じて前記情報コード読取部からコード不在情報を受けることで、前記非接触通信部に対して第2読取指示を通知し、
前記情報コード読取部は、
前記読取面にかざされた情報コードを撮像するための撮像部と、
前記制御部から前記第1読取指示を受けることで前記撮像部により情報コードが読み取り可能に撮像されているコード撮像状態であるか否かについて判定する判定部と、
を備えて、
前記判定部によって前記コード撮像状態でないと判定されると、前記コード不在情報を前記制御部に通知し、
前記非接触通信部は、前記制御部から前記第2読取指示を受けることで、前記非接触通信処理を開始することを特徴とする情報読取装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記第1読取指示を受けた後、前記情報コードの特徴パターンが撮像されない状態が継続する場合に、前記コード撮像状態でないと判定することを特徴とする請求項1に記載の情報読取装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記撮像部によって連続して撮像される撮像画像の差分に基づいて前記物体が静止しているとみなされる場合に、前記コード撮像状態でないと判定することを特徴とする請求項1に記載の情報読取装置。
【請求項4】
前記検知部は、前記撮像部によって連続して撮像される撮像画像の差分に基づいて前記読取面に物体がかざされていることを検知することを特徴とする請求項1に記載の情報読取装置。
【請求項5】
前記情報コード読取部は、前記判定部によって前記コード撮像状態であると判定されると、前記情報コード読取処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の情報読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報コード及び非接触通信媒体の双方を読取対象とする情報読取装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
電車の切符や飛行機での搭乗券として、QRコード(登録商標)や非接触型ICカード(以下、単に、ICカードともいう)の利用が普及している。このため、改札機や搭乗ゲート等では、QRコードとICカードとの双方を読み取り可能な読取装置が採用されている。
【0003】
上述のようにQRコード等の情報コードとICカード等の非接触通信媒体との双方を読取対象とする情報読取装置として、例えば、下記特許文献1に開示される自動改札機が知られている。この自動改札機では、筐体上面の一端部にコードリーダの読取面とICカードリーダライタの読取面とが通行方向に並べて配置されて、ICカードリーダライタにICカードが提示されていることを検知可能な近接センサがICカードリーダライタの読取面に対して設置されている。そして、コードリーダによる読み取りが成功せず、ポーリングに対する応答があった後に、近接センサによりICカードリーダライタにICカードが提示されたことを検知した場合に、ICカードリーダライタによるICカードの読取処理が実行される。これにより、利用者が意図して提示したものでないICカードを読み取らない通行制御処理を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-131292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
情報コード及び非接触通信媒体の双方を読取対象とする情報読取装置では、省スペース・利便性向上のため、情報コードを読み取る読取面と非接触通信媒体を読み取る読取面とを同一または近接させることが望ましい。
【0006】
その一方で、QRコード等は、紙券ではなく、スマートフォンなどの携帯端末の画面上にアプリケーションで表示させることも多くなってきている。それらの携帯端末の多くは非接触通信機能も搭載しており、非接触通信媒体の読み取り処理時に非接触通信用の処理画面に自動的に移行する携帯端末も存在する。
【0007】
そうすると、情報コード及び非接触通信媒体の双方を同一の読取面で読み取る情報読取装置に対して、上述のような機能の携帯端末に表示した情報コードの表示画面を上記読取面にかざそうとすると、利用者の意図に反して、その表示画面が非接触通信用の処理画面に自動的に切り替わってしまい、情報コードを読み取らせることができないという問題がある。特に、情報コードの表示画面を下方に向けるようにして読取面にかざすため、利用者は非接触通信用の処理画面に切り替わってしまっていることに気がつかないという問題がある。なお、上述した特許文献1に開示される自動改札機では、コードリーダの読取面とICカードリーダライタの読取面とを完全に分離しているため、上述のような問題が生じることもない。
【0008】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、情報コードを読み取らせる利用者の意図に反して非接触通信処理が開始されてしまうことを抑制しつつ、非接触通信媒体を読み取らせる利用者の意図に応じて非接触通信処理を迅速に開始可能な構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明は、
読取面(12)にかざされた情報コード(51)を撮像して読み取るための情報コード読取処理を行う情報コード読取部(30)と、
前記読取面にかざされた非接触通信媒体(52)に記録される情報を非接触通信にて読み取るための非接触通信処理を行う非接触通信部(40)と、
前記読取面にかざされた物体を検知可能な検知部(24,31)と、
前記情報コード読取部及び前記非接触通信部を制御する制御部(21)と、
を備える情報読取装置(10)であって、
前記検知部は、前記読取面にかざされた物体を検知することで所定の検知信号を前記制御部に通知し、
前記制御部は、前記検知部から前記所定の検知信号を受けることで、前記情報コード読取部に対して第1読取指示を通知し、当該第1読取指示の通知に応じて前記情報コード読取部からコード不在情報を受けることで、前記非接触通信部に対して第2読取指示を通知し、
前記情報コード読取部は、
前記読取面にかざされた情報コードを撮像するための撮像部(31)と、
前記制御部から前記第1読取指示を受けることで前記撮像部により情報コードが読み取り可能に撮像されているコード撮像状態であるか否かについて判定する判定部と、
を備えて、
前記判定部によって前記コード撮像状態でないと判定されると、前記コード不在情報を前記制御部に通知し、
前記非接触通信部は、前記制御部から前記第2読取指示を受けることで、前記非接触通信処理を開始することを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、読取面にかざされた物体を検知した検知部から通知された所定の検知信号を受けた制御部は、情報コード読取部に対して第1読取指示を通知し、当該第1読取指示の通知に応じて情報コード読取部からコード不在情報を受けることで、非接触通信部に対して第2読取指示を通知する。情報コード読取部は、制御部から第1読取指示を受けることで撮像部により情報コードが読み取り可能に撮像されているコード撮像状態であるか否かについて判定部による判定がなされ、判定部によってコード撮像状態でないと判定されると、コード不在情報を制御部に通知する。非接触通信部は、制御部から第2読取指示を受けることで、非接触通信処理を開始する。
(【0011】以降は省略されています)

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