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公開番号2024175351
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-18
出願番号2023093065
出願日2023-06-06
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60Q 1/50 20060101AFI20241211BHJP(車両一般)
要約【課題】情報の搬送媒体として電波を用いない後続車両への情報の配信を実現する。
【解決手段】車両10は、車両前方を撮影するドライブレコーダ11と、車両後方に向けて表示を行う車外表示装置12と、制御ユニット14と、を備える。制御ユニット14は、ドライブレコーダ11が撮影した映像中に特定のパターンが含まれていた場合、そのパターンと同じパターンを車外表示装置12に表示させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両前方を撮影するドライブレコーダと、
車両後方に向けて表示を行う車外表示装置と、
前記ドライブレコーダが撮影した映像中に特定のパターンが含まれていた場合、そのパターンと同じパターンを前記車外表示装置に表示させる制御部と、
を備える車両。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記ドライブレコーダが撮影した映像中の前記パターンが示す情報を読み取ってその情報を乗員に通知する請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記特定のパターンは、2次元コードである請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記特定のパターンが示す情報は、工事交通規制の情報である請求項1に記載の車両。
【請求項5】
前記制御部は、乗員の操作に応じて前記車外表示装置に前記パターンを表示させる請求項1に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車外カメラが撮影した交通事故現場の画像等の情報を後続車両に配信する車両が記載されている。同文献に記載の車両は、電波を用いた車車間通信や交通情報配信網を通じて、後続車両に情報を配信している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-140237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような情報の搬送媒体として電波を用いるもの以外の車両への情報配信手法として、実用的な手法は未だ提案されていない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する車両は、車両前方を撮影するドライブレコーダと、車両後方に向けて表示を行う車外表示装置と、前記ドライブレコーダが撮影した映像中に特定のパターンが含まれていた場合、そのパターンと同じパターンを前記車外表示装置に表示させる制御部と、を備えている。
【発明の効果】
【0006】
上記車両は、情報の搬送媒体として電波を用いない後続車両への情報配信を実現する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車両の一実施形態の構成を模式的に示す図である。
同車両の制御ユニットが実行する処理のフローチャートである。
同車両における後続車両への情報の伝達態様を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、車両の一実施形態を、図1~図3を参照して詳細に説明する。
<車両の構成>
まず、図1を参照して、本実施形態の車両10の構成を説明する。車両10は、ドライブレコーダ11、車外表示装置12、HMI(ヒューマン・マシーン・インターフェイス)13、及び制御ユニット14を備えている。ドライブレコーダ11、車外表示装置12、HMI13、及び制御ユニット14は、車載ネットワークを通じて互いに通信可能に接続されている。ドライブレコーダ11は、車両10の前方を撮影するカメラを備えている。車外表示装置12は、車両10の後方に向って表示を行う装置である。車外表示装置12の例としては、液晶パネルや有機ELパネルを用いた平面型ディスプレイ、発光体を格子状に配置した電光掲示板が挙げられる。HMI13は、車両10と乗員とを繋ぐ入出力装置である。HMI13の例としては、タッチスクリーンが挙げられる。制御ユニット14は、プロセッサ15とメモリ16とを備えている。制御ユニット14は、メモリ16に記憶されたプログラムをプロセッサ15が実行することで、ドライブレコーダ11、車外表示装置12、及びHMI13を制御する。
【0009】
<車車間通信>
車両10は、ドライブレコーダ11及び車外表示装置12を用いた車車間通信を行うように構成されている。以下、こうした車車間通信の詳細を、図2及び図3を参照して説明する。
【0010】
図2に、車車間通信のために制御ユニット14が実行する処理の流れを示す。制御ユニット14は、車両10の走行中、既定の制御周期毎に図2の処理を繰り返し実行する。
図2の処理を開始すると、制御ユニット14はまずステップS100において、ドライブレコーダ11の映像データを取得する。続くステップS110において制御ユニット14は、取得した映像データを解析して、映像中に特定のパターンが含まれているか否かを判定する。そして、制御ユニット14は、映像中に特定のパターンが含まれている場合(YES)にはステップS120に処理を進め、含まれていない場合(NO)には今回の制御周期における処理を終了する。特定のパターンは、パターンマッチングにより検出可能な幾何学形状や色彩を有している。また、特定のパターンには、配信する情報の内容を示す部分が含まれている。特定のパターンの例としては、2次元コードが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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