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公開番号2024173503
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091958
出願日2023-06-02
発明の名称プレス装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B21D 24/04 20060101AFI20241205BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】加工する金属板の逆反りを抑制することが可能なプレス装置を得る。
【解決手段】金属板18をプレスする際に、金属板18の外縁部18Aを挟持する上カム50及び下カム28をポンチ16に対して離間する方向へ移動させることによって、金属板18には張力が付与されるため、当該金属板18の逆反りを抑制することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
プレスされる金属板が載置可能とされる下型と、
前記下型の上方側に設けられ当該下型に対して昇降移動可能とされ、降下して当該下型に載置された金属板をプレスし前記下型側に設けられたポンチを介して前記金属板に所定の形状を施す上型と、
前記下型側における前記ポンチの外側に設けられ、昇降移動可能な台座と、
前記台座に設けられ、当該台座の台座面に沿って移動可能とされて前記台座の昇降移動が前記ポンチに対して接離する方向への移動に変換され、当該台座の降下により当該ポンチに対して離間する方向へ移動する下カムと、
前記上型側に設けられ、前記上型の降下により前記下カムに嵌合されて当該下カムと共に当該金属板の外縁部を挟持し、かつ前記下カムを介して前記ポンチに対して離間する方向へ移動する上カムと、
を備えたプレス装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プレス装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、下記特許文献1には、深絞型における加工素材の呼び込み機構に関する技術が開示されている。この先行技術では、上型の固定カムを接触させることで下型のカムを駆動させ、下型カムに備えられた爪片によって加工素材を呼び込むように設定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭63-060029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記先行技術では、加工する加工素材(金属板)が下向きに反る(いわゆる逆反り)という現象が生じる可能性がある。このため、加工する金属板の逆反りの抑制についてさらなる改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、加工する金属板の逆反りを抑制することが可能なプレス装置を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載のプレス装置は、プレスされる金属板が載置可能とされる下型と、前記下型の上方側に設けられ当該下型に対して昇降移動可能とされ、降下して当該下型に載置された金属板をプレスし前記下型側に設けられたポンチを介して前記金属板に所定の形状を施す上型と、前記下型側における前記ポンチの外側に設けられ、昇降移動可能な台座と、前記台座に設けられ、当該台座の台座面に沿って移動可能とされて前記台座の昇降移動が前記ポンチに対して接離する方向への移動に変換され、当該台座の降下により当該ポンチに対して離間する方向へ移動する下カムと、前記上型側に設けられ、前記上型の降下により前記下カムに嵌合されて当該下カムと共に当該金属板の外縁部を挟持し、かつ前記下カムを介して前記ポンチに対して離間する方向へ移動する上カムと、を備えている。
【0007】
請求項1記載のプレス装置では、下型、上型、台座、下カム及び上カムを備えている。下型には、プレスされる金属板が載置可能とされる。上型は、下型の上方側に設けられており、当該下型に対して昇降移動可能とされている。この上型が降下することによって、下型に載置された金属板がプレスされ、これにより、下型側に設けられたポンチを介して当該金属板に所定の形状が施される。また、下型側におけるポンチの外側には台座が設けられており、当該台座は昇降移動可能とされている。
【0008】
下カムは、台座に設けられており、当該台座の台座面に沿って移動可能とされ、台座の昇降移動がポンチに対して接離する方向への移動に変換される。そして、当該下カムは、台座の降下により当該ポンチに対して離間する方向へ移動する。一方、上カムは、上型側に設けられており、上型の降下により下カムに嵌合されて当該下カムと共に金属板の外縁部を挟持し、かつ下カムを介してポンチに対して離間する方向へ移動する。
【0009】
すなわち、本発明では、金属板をプレスする際に、上カムが下カムに嵌合され金属板の外縁部が上カムと下カムによって挟持された状態で、上型が下死点へ到達するまでの間に上型の降下に伴って上型に設けられた上カムが降下する。これにより、上カムに嵌合された下カムが降下する。下カムは昇降移動可能な台座に設けられているため、下カムを介して台座が降下する。下カムは、台座の台座面に沿って移動可能とされ、台座の降下によりポンチに対して離間する方向へ移動する。このため、下カムに嵌合された上カムは、当該下カムを介してポンチに対して離間する方向へ移動する。
【0010】
このように、金属板をプレスする際に、金属板の外縁部を挟持する上カム及び下カムをポンチに対して離間する方向へ移動させることによって、金属板には張力が付与されるため、当該金属板の逆反りを抑制することが可能となる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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