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公開番号2024169062
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023086246
出願日2023-05-25
発明の名称蓄電セル
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/04 20060101AFI20241128BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電極体内でのガスの滞留を抑制することが可能な蓄電セルを提供すること。
【解決手段】蓄電セルは、電極体100と、電極体を収容するセルケースと、を備える。電極体100は、一方向に並ぶように配置された複数の電極110,120と、つづら折り状に形成されたセパレータ130と、を備える。セパレータ130は、一方向に互いに隣接する一対の電極間に介在する複数の介在部132aと、上折返し部132bと、下折返し部132cと、を含む。上折返し部13b及び下折返し部132cの少なくとも一方には、ガスを排出するための排出孔Hが設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電極体と、
前記電極体を収容するセルケースと、を備え、
前記電極体は、
一方向に並ぶように配置された複数の電極と、
つづら折り状に形成されており、前記複数の電極の各々の間を絶縁するセパレータと、を備え、
前記セパレータは、
前記一方向に互いに隣接する一対の電極間に介在する複数の介在部と、
前記複数の介在部のうちの一の介在部の上端部と、前記複数の介在部のうち前記一方向における一方側に前記一の介在部に隣接する介在部の上端部と、を互いに連結する上折返し部と、
前記複数の介在部のうちの前記一の介在部の下端部と、前記複数の介在部のうち前記一方向における他方側に前記一の介在部に隣接する介在部の下端部と、を互いに連結する下折返し部と、を含み、
前記上折返し部及び前記下折返し部の少なくとも一方には、ガスを排出するための排出孔が設けられている、蓄電セル。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記セパレータは、前記上折返し部及び前記下折返し部をまとめて被覆する最外被覆部をさらに含み、
前記最外被覆部には、前記排出孔が設けられている、請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項3】
前記最外被覆部に設けられた前記排出孔は、前記上折返し部及び前記下折返し部の少なくとも一方に設けられた前記排出孔と上下方向に重なっている、請求項2に記載の蓄電セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特開2016-143550号公報には、つづら折り積層体構造と、外装体と、を備える電池セルが開示されている。つづら折り積層体構造は、複数の正極板と、複数の負極板と、正極板及び負極板間につづら折り状に設けられたセパレータと、を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-143550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特開2016-143550号公報に記載される電池セルでは、つづら折り積層体構造においてガスが発生した際、このガスがつづら折り積層体構造内に滞留する懸念がある。
【0005】
本開示の目的は、電極体内でのガスの滞留を抑制することが可能な蓄電セルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一局面に従った蓄電セルは、電極体と、前記電極体を収容するセルケースと、を備え、前記電極体は、一方向に並ぶように配置された複数の電極と、つづら折り状に形成されており、前記複数の電極の各々の間を絶縁するセパレータと、を備え、前記セパレータは、前記一方向に互いに隣接する一対の電極間に介在する複数の介在部と、前記複数の介在部のうちの一の介在部の上端部と、前記複数の介在部のうち前記一方向における一方側に前記一の介在部に隣接する介在部の上端部と、を互いに連結する上折返し部と、前記複数の介在部のうちの前記一の介在部の下端部と、前記複数の介在部のうち前記一方向における他方側に前記一の介在部に隣接する介在部の下端部と、を互いに連結する下折返し部と、を含み、前記上折返し部及び前記下折返し部の少なくとも一方には、ガスを排出するための排出孔が設けられている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電極体内でのガスの滞留を抑制することが可能な蓄電セルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態における蓄電セルを概略的に示す斜視図である。
図1に示される蓄電セルの断面図である。
電極体の断面図である。
つづら折り状に形成される前の状態におけるセパレータの平面図である。
電極タブと集電タブとの接続工程を概略的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
【0010】
図1は、本開示の一実施形態における蓄電セルを概略的に示す斜視図である。図2は、図1に示される蓄電セルの断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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