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公開番号2024168539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085299
出願日2023-05-24
発明の名称二次電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/557 20210101AFI20241128BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】部品点数を削減し、製造コストを低減可能な二次電池を提供する。
【解決手段】二次電池10は、正極集電箔を有する正極と負極集電箔を有する負極とがセパレータを間に介在させた状態で複数積層されてなる電極体100と、電極体100の一部を収容する外装体と、を備える。電極体100は、複数の正極集電箔の各々の一部が束ねられた正極集電束310と、複数の負極集電箔の各々の一部が束ねられた負極集電束320とを含み、正極集電束310および負極集電束320のうち少なくとも一方の集電束の一部は、外装体の外部に延出している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
正極集電箔を有する正極と負極集電箔を有する負極とがセパレータを間に介在させた状態で複数積層されてなる電極体と、
前記電極体の一部を収容する外装体と、を備え、
前記電極体は、複数の前記正極集電箔の各々の一部が束ねられた正極集電束と、複数の前記負極集電箔の各々の一部が束ねられた負極集電束とを含み、
前記正極集電束および前記負極集電束のうち少なくとも一方の集電束の一部は、前記外装体の外部に延出している、二次電池。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記外装体には、貫通孔が設けられており、
前記少なくとも一方の集電束の前記一部は、前記貫通孔から前記外装体の外部に延出している、請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記貫通孔を規定する前記外装体の壁面は、前記外装体の内表面側から外表面側に向かうにつれて周長が徐々に小さくなるように設けられた部分を有する、請求項2に記載の二次電池。
【請求項4】
前記少なくとも一方の集電束のうち前記貫通孔に挿通されている部分と前記貫通孔との間の隙間をシールするシール部材をさらに備えた、請求項2に記載の二次電池。
【請求項5】
前記シール部材は、絶縁性を有する、請求項4に記載の二次電池。
【請求項6】
前記少なくとも一方の集電束のうち前記外装体の外部に位置する部分には、切欠部または穴部が設けられている、請求項1から5のいずれか1項に記載の二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来の二次電池として、特開2022-123686号公報(特許文献1)には、シート状の電極要素を積層した積層電極体を筒状のラミネートフィルム外装体に収容し、ラミネートフィルム外装体の開口部に配置された内蓋で封止する技術が開示されている。内蓋には開口部が設けられており、積層電極体の集電体に接合された電極端子が、当該開口部からラミネートフィルム外装体の外部に引き出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-123686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の二次電池にあっては、集電体と電極端子を接続する構成であるため、部品点数が増加し、製造コストが増加することが懸念される。
【0005】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、部品点数を削減し、製造コストを低減可能な二次電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に基づく二次電池は、正極集電箔を有する正極と負極集電箔を有する負極とがセパレータを間に介在させた状態で複数積層されてなる電極体と、上記電極体の一部を収容する外装体と、を備える。上記電極体は、複数の上記正極集電箔の各々の一部が束ねられた正極集電束と、複数の上記負極集電箔の各々の一部が束ねられた負極集電束とを含む。上記正極集電束および上記負極集電束のうち少なくとも一方の集電束の一部は、上記外装体の外部に延出している。
【0007】
上記構成によれば、正極集電束および負極集電束のうち少なくとも一方の集電束の一部が、外装体から直接外部に延出している。このため、外装体から延出している部分の少なくとも一方の集電束に外部端子を接続しなくてもよい。この結果、正極集電束および負極集電束の各々に外部端子を接続する構成と比較して、部品点数を削減し、製造コストを低減することができる。
【0008】
上記本開示に基づく二次電池にあっては、上記外装体には、貫通孔が設けられていてもよい。上記少なくとも一方の集電束の上記一部は、上記貫通孔から上記外装体の外部に延出していてもよい。
【0009】
上記構成によれば、少なくとも一方の集電束を貫通孔を介して容易に外装体の外部に引き出すことができる。
【0010】
上記本開示に基づく二次電池にあっては、上記貫通孔を規定する上記外装体の壁面は、上記外装体の内表面側から外表面側に向かうにつれて周長が徐々に小さくなるように設けられた部分を有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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