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公開番号2024171100
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087984
出願日2023-05-29
発明の名称電動車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60W 20/13 20160101AFI20241204BHJP(車両一般)
要約【課題】蓄電装置や昇圧コンバータの過大な電力での入出力を抑制する。
【解決手段】または複数の第1モータの第1パワーと第2モータの第2パワーとの和が蓄電装置の第1入力制限および第1出力制限の範囲内となり且つ第1パワーが昇圧コンバータの第2入力制限および第2出力制限の範囲内となるように第1モータと第2モータとを制御する。この場合に、第2入力制限と蓄電装置の要求充電電力とに基づいて第2モータの上限パワーを設定すると共に、第1入力制限と第2出力制限とに基づいて第2モータの下限パワーを設定し、第2パワーが上限パワーおよび下限パワーの範囲内となるように第2モータを制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの第1モータと、第2モータと、蓄電装置と、前記少なくとも1つの第1モータと電力のやりとりが可能な高電圧側電力ラインと前記第2モータおよび前記蓄電装置と電力のやりとりが可能な低電圧側電力ラインとに接続された昇圧コンバータと、前記少なくとも1つの第1モータの第1パワーと前記第2モータの第2パワーとの和が前記蓄電装置の第1入力制限および第1出力制限の範囲内となり且つ前記第1パワーが前記昇圧コンバータの第2入力制限および第2出力制限の範囲内となるように前記少なくとも1つの第1モータと前記第2モータとを制御する制御装置と、を備える電動車であって、
前記制御装置は、前記第2入力制限と前記蓄電装置の要求充電電力とに基づいて前記第2モータの上限パワーを設定すると共に、前記第1入力制限と前記第2出力制限とに基づいて前記第2モータの下限パワーを設定し、前記第2パワーが前記上限パワーおよび前記下限パワーの範囲内となるように前記第2モータを制御する、
電動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動車に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の電動車としては、プラネタリギヤのサンギヤとキャリヤとリングギヤとに発電用モータとエンジンと駆動用モータとがそれぞれ接続されると共に発電用モータおよび駆動用モータと電力のやりとりが可能な電力ラインにバッテリが接続されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電動車では、バッテリの入出力制限と駆動用モータの必要電力と補機の必要電力とに基づいて発電用モータのトルク上下限値を設定し、発電用モータのトルクがトルク上下限値の範囲内となるようにエンジンの目標回転数を設定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-39880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電動車の構成として、少なくとも1つの第1モータと、第2モータと、蓄電装置と、少なくとも1つの第1モータと電力のやりとりが可能な高電圧側電力ラインと第2モータおよび蓄電装置と電力のやりとりが可能な低電圧側電力ラインとに接続され低電圧側電力ラインの電力を昇圧して高電圧側電力ラインに供給したり高電圧側電力ラインの電力を降圧して低電圧側電力ラインに供給したり可能な昇圧コンバータと、を備える構成も考えられている。この構成において、蓄電装置や昇圧コンバータの入力超過や出力超過を抑制する方法の考案が求められている。
【0005】
本開示の電動車は、蓄電装置や昇圧コンバータの過大な電力での入出力を抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の電動車は、少なくとも1つの第1モータと、第2モータと、蓄電装置と、前記少なくとも1つの第1モータと電力のやりとりが可能な高電圧側電力ラインと前記第2モータおよび前記蓄電装置と電力のやりとりが可能な低電圧側電力ラインとに接続された昇圧コンバータと、前記少なくとも1つの第1モータの第1パワーと前記第2モータの第2パワーとの和が前記蓄電装置の第1入力制限および第1出力制限の範囲内となり且つ前記第1パワーが前記昇圧コンバータの第2入力制限および第2出力制限の範囲内となるように前記少なくとも1つの第1モータと前記第2モータとを制御する制御装置と、を備える電動車であって、前記制御装置は、前記第2入力制限と前記蓄電装置の要求充電電力とに基づいて前記第2モータの上限パワーを設定すると共に、前記第1入力制限と前記第2出力制限とに基づいて前記第2モータの下限パワーを設定し、前記第2パワーが前記上限パワーおよび前記下限パワーの範囲内となるように前記第2モータを制御することを要旨とする。
【0008】
本開示の電動車では、少なくとも1つの第1モータの第1パワーと第2モータの第2パワーとの和が蓄電装置の第1入力制限および第1出力制限の範囲内となり且つ第1パワーが昇圧コンバータの第2入力制限および第2出力制限の範囲内となるように第1モータと第2モータとを制御する。この場合に、第2入力制限と蓄電装置の要求充電電力とに基づいて第2モータの上限パワーを設定すると共に、第1入力制限と第2出力制限とに基づいて第2モータの下限パワーを設定し、第2パワーが上限パワーおよび下限パワーの範囲内となるように第2モータを制御する。これにより、蓄電装置や昇圧コンバータの過大な電力での入出力を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示のハイブリッド車20の概略構成図である。
処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本開示のハイブリッド車20の概略構成図である。図示するように、ハイブリッド車20は、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2(少なくとも1つの第1モータ)と、モータMGR(第2モータ)と、インバータ41,42,43と、バッテリ(蓄電装置)50と、昇圧コンバータ55と、補機60と、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)70とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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