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公開番号2024168635
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085476
出願日2023-05-24
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B60L 58/27 20190101AFI20241128BHJP(車両一般)
要約【課題】外部充電中および外部充電後に蓄電装置の温度が調整される場合に蓄電装置の温度調整を最適化する。
【解決手段】車両1は、車両1の外部に設けられた電力設備205から供給される給電電力を用いて電池100を充電する外部充電を実行可能に構成される。車両1は、加熱装置120と、ECU170とを備える。加熱装置120は、電池100を加熱するように構成されている。ECU170は、外部充電が実行される第1期間、および外部充電が停止した後の第2期間の各々において、加熱装置120を制御することによって電池100の温度を調整する温調制御を実行する。第2期間中に温調制御により調整される電池100の温度TBは、第1期間中に温調制御により調整される電池100の温度TBよりも低い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の外部に設けられた電力設備から供給される給電電力を用いて車載の蓄電装置を充電する外部充電を実行可能な車両であって、
前記蓄電装置を加熱するように構成された加熱装置と、
前記外部充電が実行される第1期間、および前記外部充電が停止した後の第2期間の各々において、前記加熱装置を制御することによって前記蓄電装置の温度を調整する温調制御を実行する制御装置とを備え、
前記第2期間中に前記温調制御により調整される前記蓄電装置の温度は、前記第1期間中に前記温調制御により調整される前記蓄電装置の温度よりも低い、車両。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記温調制御は、
前記第1期間中、前記加熱装置を間欠的に駆動することによって前記蓄電装置の温度を第1範囲内に調整する制御と、
前記第2期間中、前記加熱装置を間欠的に駆動することによって前記蓄電装置の温度を第2範囲内に調整する制御とを含み、
前記第2範囲の上限は、前記第1範囲の上限よりも低く、
前記第2範囲の下限は、前記第1範囲の下限よりも低い、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記第1期間中において、前記給電電力が小さい場合の前記蓄電装置の温度は、前記給電電力が大きい場合の前記蓄電装置の温度よりも低い、請求項1または請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記給電電力が直流電力である場合、前記制御装置は、前記第1期間中に前記蓄電装置の温度が前記第1範囲内に上昇したことに基づいて前記加熱装置を停止する、請求項2に記載の車両。
【請求項5】
前記車両が走行を開始する予定時刻である第1時刻を記憶する記憶装置をさらに備え、
前記第2期間は、前記第1時刻と、前記第1時刻よりも所定時間だけ前の第2時刻とを含み、
前記第1時刻以降の前記車両の要求駆動力がしきい値よりも大きいことが予測される場合、前記第2時刻から前記第1時刻までの間に前記温調制御により調整される前記蓄電装置の温度は、前記第1期間中に前記温調制御により調整される前記蓄電装置の温度よりも高い、請求項1に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特開2016-177931号公報(特許文献1)は、蓄電装置と、コンバータと、制御装置とを備える電源システムを搭載した車両を開示する。この車両は、車両外部の電源によって蓄電装置を充電する外部充電を実行可能に構成される。制御装置は、外部充電中にリアクトルにおいて発生する熱を用いて蓄電装置の昇温(加熱)制御を実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-177931号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、外部充電中に蓄電装置の温度を調整する技術について検討されている。その一方で、極低温環境下などの環境下では、外部充電後に、例えば保温のために蓄電装置の温度が調整されることがある。特許文献1では、外部充電中の温度調整期間および外部充電後の温度調整期間からなるトータルの期間にわたってどのように蓄電装置の温度を調整することが最適であるかについて検討されていない。
【0005】
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、外部充電中および外部充電後に蓄電装置の温度が調整される場合に蓄電装置の温度調整を最適化することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両は、車両の外部に設けられた電力設備から供給される給電電力を用いて車載の蓄電装置を充電する外部充電を実行可能に構成される。車両は、加熱装置と、制御装置とを備える。加熱装置は、蓄電装置を加熱するように構成されている。制御装置は、外部充電が実行される第1期間、および外部充電が停止した後の第2期間の各々において、加熱装置を制御することによって蓄電装置の温度を調整する温調制御を実行する。第2期間中に温調制御により調整される蓄電装置の温度は、第1期間中に温調制御により調整される蓄電装置の温度よりも低い。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、外部充電中および外部充電後に蓄電装置の温度が調整される場合に蓄電装置の温度調整を最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施の形態に従う車両の全体構成を表す図である。
実施の形態において外部充電に関連してECU(Electronic Control Unit)により実行される温調制御を具体的に説明するための図である。
ECUにより実行される処理および制御を例示するフローチャートである。
給電電力の大きさと目標温度範囲の上限および下限との関係を説明する図である。
温度TBとWinとの関係を説明する図である。
変形例2において外部充電に関連してECUにより実行される温調制御を具体的に説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中の同一または相当部分には同一符号を付してその説明を繰り返さない。
【0010】
図1は、本実施の形態に従う車両1の全体構成を表す図である。図1を参照して、車両1は、外部充電を実行可能な電動車両であって、例えば電気自動車(EV:Electric Vehicle)である。外部充電とは、車両1の外部に設けられた電力設備から供給される給電電力を用いて電池100(後述)を充電することである。
(【0011】以降は省略されています)

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