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公開番号
2024169957
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-06
出願番号
2023086836
出願日
2023-05-26
発明の名称
蓄電セル
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
10/04 20060101AFI20241129BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】未塗工部の一方向における寸法を小さくしつつ、集電箔の導電経路の自由度の低下を抑制する。
【解決手段】本開示に基づく蓄電セル100においては、第1電極10が、集電箔11と、集電箔11の一部に塗工された電極材料12と、を含んでいる。集電箔11は、塗工部11aと、未塗工部11bとを有している。塗工部11aは、電極材料12が設けられている。未塗工部11bは、電極材料12が設けられておらず、捲回電極体1の軸方向Zの一方側Z1に露出し、かつ、捲回電極体1の捲回方向Xに延びている。未塗工部11bは、捲回電極体1の径方向Rに向かって折り曲げられた複数の折曲げ部11bCと、互いに隣り合う複数の折曲げ部11bC同士の間に位置する領域が折り畳まれることで形成された折畳み部11bDとを有している。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電極および第2電極を含む捲回電極体と、
前記捲回電極体を収容するケースとを備え、
前記第1電極は、
集電箔と、
前記集電箔の一部に塗工された電極材料と、を含み、
前記集電箔は、
前記電極材料が設けられた塗工部と、
前記電極材料が設けられておらず、前記捲回電極体の軸方向の一方側に露出し、かつ、前記捲回電極体の捲回方向に延びる、未塗工部とを有し、
前記未塗工部は、前記捲回電極体の径方向に向かって折り曲げられた複数の折曲げ部と、互いに隣り合う前記複数の折曲げ部同士の間に位置する領域が折り畳まれることで形成された折畳み部とを有する、蓄電セル。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記複数の折曲げ部の各々の径方向長さが1mm以上23mm以下である、請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項3】
前記複数の折曲げ部の各々の捲回方向長さが1mm以上40mm以下である、請求項1または請求項2に記載の蓄電セル。
【請求項4】
集電箔と、
前記集電箔の一部に塗工された電極材料と、を備え、
前記集電箔の第1方向の長さは、該第1方向に交差する第2方向の長さよりも長く、
前記集電箔は、
前記電極材料が設けられた塗工部と、
前記電極材料が設けられておらず、前記塗工部から前記第2方向に延出する未塗工部とを有し、
前記未塗工部は、第1折目および第2折目を有し、
前記第1折目および前記第2折目は、前記第2方向において前記塗工部からに離れるにつれて、前記第1折目および前記第2折目の間の距離が大きくなるように形成されている、蓄電セル。
【請求項5】
前記第1折目の前記塗工部側の端部と、前記第2折目の前記塗工部側の端部とは、互いに一致している、請求項4に記載の蓄電セル。
【請求項6】
前記未塗工部は、第3折目をさらに有し、
前記第3折目は、前記第1折目から見て第2折目側と反対側に形成されている、請求項4または請求項5に記載の蓄電セル。
【請求項7】
集電箔と、
前記集電箔の一部に塗工された電極材料と、を備え、
前記集電箔の第1方向の長さは、前記第1方向に交差する第2方向の長さよりも長く、
前記集電箔は、
前記電極材料が設けられた塗工部と、
前記電極材料が設けられておらず、前記塗工部から前記第2方向に延出する未塗工部とを有し、
前記未塗工部は、
前記第2方向において前記塗工部と連なっている基部と、
前記基部から見て塗工部側とは反対側に延出する延出部とを含み、
前記延出部の前記第1方向における長さは、73mm以上、かつ、前記基部の前記第1方向における長さより短い、蓄電セル。
【請求項8】
前記延出部の前記第1方向における長さは、220mm以下である、請求項7に記載の蓄電セル。
【請求項9】
前記延出部の前記第2方向における長さは、1mm以上23mm以下である、請求項7または請求項8に記載の蓄電セル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
米国特許出願公開第2020/0144676号明細書(特許文献1)には、タブレスである少なくとも1つの電極を有するセルが開示されている。第1のキャップの接触面は、圧延された第1の基板の導電性部分に対応し、接続するように構成されている。当該導電性部分は、第1の基板の露出領域である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2020/0144676号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1のようないわゆるタブレス構造型の電池について、エネルギー密度を向上させるためには、捲回電極体の軸方向における、集電箔の端部(未塗工部)の寸法を小さくすることが好ましい。ここで、未塗工部の軸方向寸法を小さくするためには、複数の切れ込みを入れるなどして、未塗工部を複雑な形状にすることも考えられる。しかしながら、未塗工部が複雑な形状になれば、集電箔の導電経路の自由度が低下する場合がある。集電箔導電経路の自由度が低下すると、集電箔の電気抵抗により発生する熱量が増加する可能性がある。
【0005】
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものであり、未塗工部の一方向における寸法を小さくしつつ、集電箔の導電経路の自由度の低下を抑制できる、蓄電セルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の局面に係る蓄電セルは、第1電極および第2電極を含む捲回電極体と、捲回電極体を収容するケースとを備えている。第1電極は、集電箔と、集電箔の一部に塗工された電極材料と、を含んでいる。集電箔は、電極材料が設けられた塗工部と、電極材料が設けられておらず、捲回電極体の軸方向の一方側に露出し、かつ、捲回電極体の捲回方向に延びる、未塗工部とを有している。未塗工部は、捲回電極体の径方向に向かって折り曲げられた複数の折曲げ部と、互いに隣り合う複数の折曲げ部同士の間に位置する領域が折り畳まれることで形成された折畳み部とを有する。
【0007】
上記の構成によれば、未塗工部が、径方向に向かって折り曲げられているため、捲回電極体の軸方向における未塗工部の寸法を小さくできる。これとともに、未塗工部において折曲げ部同士の間の領域が折り畳まれることで、折曲げ部同士が折畳み部により互いに確実に電気的に接続される。よって、集電箔における導電経路の自由度の低下を抑制できる。
【0008】
本開示の第1の局面に係る蓄電セルにおいて、好ましくは、複数の折曲げ部の各々の径方向長さが1mm以上23mm以下である。
【0009】
折曲げ部の径方向長さが1mm以上であることにより、軸方向から見たときの折曲げ部の面積が比較的大きくなり、折曲げ部と、集電板などの他の部材との接続が容易となる。これとともに、折曲げ部の径方向長さが23mm以下であることにより、折畳み部の大きさが比較的小さくなる。よって、未塗工部のうち折曲げ部および折畳み部からなる部分の、平均厚さを小さくできる。ひいては、捲回電極体の軸方向における未塗工部の寸法をより小さくできる。
【0010】
本開示の第1の局面に係る蓄電セルにおいて、好ましくは、複数の折曲げ部の各々の捲回方向長さが1mm以上40mm以下である。
(【0011】以降は省略されています)
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