TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024167637
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023083847
出願日2023-05-22
発明の名称蓄電セル
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/04 20060101AFI20241127BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】捲回電極体のセパレータに電解液を効率的に浸透させることが可能な蓄電セルを提供する。
【解決手段】蓄電セル100は、正極板10(第1電極)、負極板20(第2電極)、および、セパレータ30を含む捲回電極体1を備える。正極板10は、正極集電体11(第1集電体)と、正極合材層12(第1電極材料層)とを含む。正極集電体11は、正極塗工部11a(第1塗工部)と、捲回電極体1の軸方向一方側に正極塗工部11aから突出するように設けられる複数の正極未塗工部11b(第1未塗工部)とを有する。複数の正極未塗工部11bのうちの一部の正極未塗工部11b同士は、X方向(捲回方向)において、互いに離間した状態で並んで配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1電極、第2電極、および、前記第1電極と前記第2電極との間に配置されたセパレータを含む捲回電極体と、
前記捲回電極体を収容するケースと、を備え、
前記第1電極は、第1集電体と、前記第1集電体の一部に塗工されるとともに前記捲回電極体の径方向において前記セパレータと対向する第1電極材料層とを含み、
前記第1集電体は、
前記第1電極材料層が塗工された第1塗工部と、
前記第1塗工部よりも前記捲回電極体の軸方向一方側に位置するとともに、前記第1電極材料層が塗工されていない複数の第1未塗工部と、を有し、
前記複数の第1未塗工部は、前記捲回電極体の捲回方向に並んで配置されており、
前記複数の第1未塗工部のうち少なくとも一部の第1未塗工部同士は、前記捲回方向において、互いに離間した状態で並んで配置されている、蓄電セル。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記捲回電極体は、前記軸方向一方側から見て、前記第1未塗工部により被覆されている被覆部分と、前記第1未塗工部により被覆されていない非被覆部分と、を含む、請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項3】
前記複数の第1未塗工部は、前記軸方向一方側から見て、前記径方向に沿って配列されている、請求項2に記載の蓄電セル。
【請求項4】
前記捲回方向に離間して配置される第1未塗工部同士の間の距離は、前記捲回方向における捲き終わり側に向かって徐々に大きくなる、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電セル。
【請求項5】
前記捲回電極体の外周縁に配置される第1未塗工部同士は、前記捲回方向において、互いに隣接した状態で並んで配置されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電セル。
【請求項6】
前記第2電極は、第2集電体と、前記第2集電体の一部に塗工されるとともに前記径方向において前記セパレータと対向する第2電極材料層とを含み、
前記第2集電体は、
前記第2電極材料層が塗工された第2塗工部と、
前記第2塗工部よりも前記捲回電極体の軸方向他方側に位置するとともに、前記第2電極材料層が塗工されていない複数の第2未塗工部と、を有し、
前記複数の第2未塗工部は、前記捲回方向に並んで配置されており、
前記複数の第2未塗工部のうち少なくとも一部の第2未塗工部同士は、前記捲回方向において、互いに離間した状態で並んで配置されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の蓄電セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許第4805545号公報(特許文献1)には、正極金属箔体と負極金属箔体とがセパレータを介して構成された捲回型の内部電極体を備えるリチウム二次電池が開示されている。内部電極体は、金属箔体(正極、負極)の端部が集電部材(正極、負極)に接触するように設けられていることにより、タブレス構造型を有している。上記金属箔体の端部は、セパレータ同士の間から突出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4805545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1の内部電極体では、集電部材と接触している金属箔体の端部がセパレータ同士の間から突出しているため、上記端部によりセパレータが覆われる。このため、捲回された状態の内部電極体に電解液を注液する場合に、上記端部により電解液の流通が妨げられ、セパレータに電解液を浸透させにくい場合がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、捲回電極体のセパレータに電解液を効率的に浸透させることが可能な蓄電セルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る蓄電セルは、第1電極、第2電極、および、第1電極と第2電極との間に配置されたセパレータを含む捲回電極体と、捲回電極体を収容するケースと、を備える。第1電極は、第1集電体と、第1集電体の一部に塗工されるとともに捲回電極体の径方向においてセパレータと対向する第1電極材料層とを含む。第1集電体は、第1電極材料層が塗工された第1塗工部と、第1塗工部よりも捲回電極体の軸方向一方側に位置するとともに、第1電極材料層が塗工されていない複数の第1未塗工部と、を有する。複数の第1未塗工部は、捲回電極体の捲回方向に並んで配置されている。複数の第1未塗工部のうち少なくとも一部の第1未塗工部同士は、捲回方向において、互いに離間した状態で並んで配置されている。
【0007】
本開示の一の局面に係る蓄電セルでは、上記のように、複数の第1未塗工部のうち少なくとも一部の第1未塗工部同士は、捲回方向において、互いに離間した状態で並んで配置されている。これにより、捲回電極体に電解液を注液する場合に、第1未塗工部同士の間の隙間を電解液の注液ルートとすることができる。その結果、捲回電極体のセパレータに電解液を効率的に浸透させることができる。
【0008】
上記一の局面に係る蓄電セルにおいて、好ましくは、捲回電極体は、軸方向一方側から見て、第1未塗工部により被覆されている被覆部分と、第1未塗工部により被覆されていない非被覆部分と、を含む。このように構成すれば、捲回電極体に電解液を注液する場合に、非被覆部分を電解液の注液ルートとすることができる。その結果、捲回電極体のセパレータに電解液をより効率的に浸透させることができる。
【0009】
この場合、好ましくは、複数の第1未塗工部は、軸方向一方側から見て、捲回電極体の径方向に沿って配列されている。このように構成すれば、第1未塗工部が周方向に配列されている場合に比べて、捲回電極体に電解液が注液される際に、電解液が径方向に移動するのが第1未塗工部によって妨げられるのを抑制することができる。
【0010】
上記一の局面に係る蓄電セルにおいて、好ましくは、捲回方向に離間して配置される第1未塗工部同士の間の距離は、捲回方向における捲き終わり側に向かって徐々に大きくなる。このように構成すれば、捲回電極体の径方向外側(捲き終わり側)から電解液を注液するのを容易化することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

APB株式会社
二次電池
22日前
日東精工株式会社
端子部品
16日前
レナタ・アーゲー
電池
11日前
株式会社クオルテック
空気電池
8日前
個人
鉄心用材料とその製造方法
1日前
株式会社電知
組電池の製造方法
29日前
株式会社メルビル
ステージ
3日前
ローム株式会社
半導体装置
23日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
23日前
三洲電線株式会社
撚線
15日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
10日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
29日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
15日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
17日前
株式会社高田製作所
電源切替器
23日前
中国電力株式会社
移動用変圧器
10日前
株式会社村田製作所
電池
23日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
24日前
住友電装株式会社
コネクタ
1日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
24日前
株式会社GSユアサ
極板積層装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
16日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
18日前
エドワーズ株式会社
冷却システム
1日前
株式会社不二越
ソレノイド
28日前
住友電装株式会社
コネクタ
1日前
株式会社ニフコ
構造体
22日前
三菱電機株式会社
半導体装置
11日前
株式会社アイシン
回転電機駆動装置
2日前
三菱電機株式会社
半導体装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
電極及び電池
9日前
続きを見る