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公開番号2024170938
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087715
出願日2023-05-29
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類F02D 29/02 20060101AFI20241204BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】専用通信線に異常が生じた場合でも、アイドリングストップ制御の許否を判定可能とする。
【解決手段】第1制御装置および第2制御装置を備える。第1制御装置は、エンジンのクランク角を検出するためのクランク角センサからのセンサ信号に基づくセンサ起因信号を専用通信線を介して第2制御装置に送信すると共に、センサ信号に基づくエンジンの回転数である第1回転数を共用通信線を介して第2制御装置に送信する。第2制御装置は、専用通信線が正常であるときには、センサ起因信号に基づくエンジンの回転数である第2回転数を用いてアイドリングストップ制御の許否を判定し、専用通信線が異常であるときには、第1回転数を用いてアイドリングストップ制御の許否を判定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンを制御する第1制御装置と、前記第1制御装置と通信可能であると共にアイドリングストップ制御の許否を判定する第2制御装置と、を備える車両であって、
前記第1制御装置は、前記エンジンのクランク角を検出するためのクランク角センサからのセンサ信号に基づくセンサ起因信号を専用通信線を介して前記第2制御装置に送信すると共に、前記センサ信号に基づく前記エンジンの回転数である第1回転数を共用通信線を介して前記第2制御装置に送信し、
前記第2制御装置は、前記専用通信線が正常であるときには、前記センサ起因信号に基づく前記エンジンの回転数である第2回転数を用いて前記アイドリングストップ制御の許否を判定し、前記専用通信線が異常であるときには、前記第1回転数を用いて前記アイドリングストップ制御の許否を判定する、
車両。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
請求項1記載の車両であって、
前記第2制御装置は、前記第1回転数と前記第2回転数との比較により前記専用通信線が正常であるか否かを判定する、
車両。
【請求項3】
請求項1または2記載の車両であって、
前記第2制御装置は、前記アイドリングストップ制御の許否の判定において、前記第1回転数を使用した場合の判定時間を、前記第2回転数を使用した場合の判定時間に比して短くする、
車両。
【請求項4】
請求項1または2記載の車両であって、
シフトレバーの操作位置が非走行用ポジションのときにオンとなると共に前記操作位置が走行用ポジションのときにオフとなるニュートラルスタートスイッチを備え、
前記第1制御装置は、前記シフトレバーの操作位置をシフトポジションとして取得して前記共用通信線を介して前記第2制御装置に送信し、
前記第2制御装置は、前記ニュートラルスタートスイッチがオンオフの何れであるかを示すオンオフ信号を第2専用通信線を介して受信し、
前記第2制御装置は、前記アイドリングストップ制御による前記エンジンの停止判定中および/または停止判定後に、前記第2専用通信線が正常であるときには、前記オンオフ信号を用いて、前記車両に制動力を作用させる制動保持制御の実施要求を行なうか否かを判定し、前記第2専用通信線が異常であるときには、前記シフトポジションを用いて前記制動保持制御の実施要求を行なうか否かを判定する、
車両。
【請求項5】
請求項4記載の車両であって、
前記第2制御装置は、前記オンオフ信号と前記シフトポジションとの比較により前記第2専用通信線が正常であるか否かを判定する、
車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の車両としては、エンジンのクランク角を検出するクランク角センサからの検出データを用いてアイドリングストップ制御の許否を判定を実行するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-237961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エンジンを制御する第1制御装置と、第1制御装置と通信可能な第2制御装置とを備え、第1制御装置が、エンジンのクランク角を検出するためのクランク角センサからのセンサ信号に基づくセンサ起因信号を専用通信線を介して第2制御装置に送信し、第2制御装置が、センサ起因信号に基づくエンジンの回転数を用いてアイドリングストップ制御の許否を判定する車両において、専用通信線に異常が生じた場合、アイドリングストップ制御を禁止していた。
【0005】
本開示の車両は、専用通信線に異常が生じた場合でも、アイドリングストップ制御の許否を判定可能とすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の車両は、
エンジンを制御する第1制御装置と、前記第1制御装置と通信可能であると共にアイドリングストップ制御の許否を判定する第2制御装置と、を備える車両であって、
前記第1制御装置は、前記エンジンのクランク角を検出するためのクランク角センサからのセンサ信号に基づくセンサ起因信号を専用通信線を介して前記第2制御装置に送信すると共に、前記センサ信号に基づく前記エンジンの回転数である第1回転数を共用通信線を介して前記第2制御装置に送信し、
前記第2制御装置は、前記専用通信線が正常であるときには、前記センサ起因信号に基づく前記エンジンの回転数である第2回転数を用いて前記アイドリングストップ制御の許否を判定し、前記専用通信線が異常であるときには、前記第1回転数を用いて前記アイドリングストップ制御の許否を判定する、
ことを要旨とする。
【0008】
本開示の車両では、第1制御装置および第2制御装置を備える。第1制御装置は、エンジンのクランク角を検出するためのクランク角センサからのセンサ信号に基づくセンサ起因信号を専用通信線を介して第2制御装置に送信すると共に、センサ信号に基づくエンジンの回転数である第1回転数を共用通信線を介して第2制御装置に送信する。第2制御装置は、専用通信線が正常であるときには、センサ起因信号に基づくエンジンの回転数である第2回転数を用いてアイドリングストップ制御の許否を判定し、専用通信線が異常であるときには、第1回転数を用いてアイドリングストップ制御の許否を判定する。これにより、専用通信線に異常が生じた場合でも、アイドリングストップ制御の許否を判定することができる。
【0009】
本開示の車両において、前記第2制御装置は、前記第1回転数と前記第2回転数との比較により前記専用通信線が正常であるか否かを判定するものとしてもよい。
【0010】
本開示の車両において、前記第2制御装置は、前記アイドリングストップ制御の許否の判定において、前記第1回転数を使用した場合の判定時間を、前記第2回転数を使用した場合の判定時間に比して短くするものとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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