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公開番号2025014188
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116513
出願日2023-07-18
発明の名称スロットル装置
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類F02D 9/10 20060101AFI20250123BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】スロットル装置のバイパス通路を開閉する弁体を動かすモータのシャフトの周りからモータのハウジングに水分が侵入するのを効果的に抑制する。
【解決手段】スロットル装置(1)であって、スロットルバルブ(14)を有する主通路(7)と前記スロットルバルブを迂回するバイパス通路(70)とが形成されたボデー部材(2、50、60)と、前記バイパス通路を開閉する弁体(110)と、シャフト(127)を介して前記弁体を移動させるアクチュエータ(108)と、前記ボデー部材に形成された収容部(58)内に配置され前記アクチュエータを収容するハウジング(112)と、前記ハウジングに形成され前記シャフトが挿通される挿通孔(125)と、前記収容部の圧力変動を抑制する圧力変動抑制手段(200、68、210)とを備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
スロットル装置であって、
スロットルバルブを有する主通路と前記スロットルバルブを迂回するバイパス通路とが形成されたボデー部材と、
前記バイパス通路を開閉する弁体と、
シャフトを介して前記弁体を移動させるアクチュエータと、
前記ボデー部材に形成された収容部内に配置され前記アクチュエータを収容するハウジングと、
前記ハウジングに形成され前記シャフトが挿通される挿通孔と、
前記収容部の圧力変動を抑制する圧力変動抑制手段とを備えるスロットル装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1のスロットル装置であって、
前記圧力変動抑制手段は前記バイパス通路に面して配置されたダイヤフラムを備えるスロットル装置。
【請求項3】
請求項2のスロットル装置であって、
前記ボデー部材は、前記主通路を形成する第1ボデー部材と、前記収容部を形成する第2ボデー部材とを備え、前記第1ボデー部材と前記第2ボデー部材の間に前記バイパス通路が形成されており、前記ダイヤフラムは前記バイパス通路に面する前記第2ボデー部材の肉盗み部に配置されており、
前記圧力変動抑制手段は前記肉盗み部と前記収容部とを連通する連通孔を備えるスロットル装置。
【請求項4】
請求項1のスロットル装置であって、
前記挿通孔の周囲には前記弁体が開き方向に移動したときに前記弁体または前記ハウジングに接して前記挿通孔をシールするシール部材を備えており、
前記アクチュエータはステップモータを備えており、
前記弁体と前記ハウジングの間には前記弁体または前記ハウジングと当接することにより前記弁体の全開位置を規定するストッパ部材を備えており、
前記弁体が開き方向に移動したときには前記ストッパ部材が前記弁体または前記ハウジングと当接する前に前記シール部材が前記弁体または前記ハウジングに接して前記挿通孔をシールするスロットル装置。
【請求項5】
スロットル装置であって、
スロットルバルブを有する主通路と前記スロットルバルブを迂回するバイパス通路とが形成されたボデー部材と、
前記バイパス通路を開閉する弁体と、
シャフトを介して前記弁体を移動させるステップモータと、
前記ボデー部材に形成された収容部内に配置され前記ステップモータを収容するハウジングと、
前記ハウジングに形成され前記シャフトが挿通される挿通孔と、
前記挿通孔の周囲には前記弁体が開き方向に移動したときに前記弁体または前記ハウジングに接して前記挿通孔をシールするシール部材と、
前記弁体と前記ハウジングの間には前記弁体または前記ハウジングと当接することにより前記弁体の全開位置を規定するストッパ部材とを備えており、
前記弁体が開き方向に移動したときには前記ストッパ部材が前記弁体または前記ハウジングと当接する前に前記シール部材が前記弁体または前記ハウジングに接して前記挿通孔をシールするスロットル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術はスロットル装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンを備えた船舶、自動二輪車、原付自転車などの乗り物は、通常、エンジンへの吸気量を制御するスロットル装置を備えている。スロットル装置には、スロットルバルブが配置される主通路(ボア)の他、アイドリング用にスロットルバルブを迂回するバイパス通路が設けられることがある。バイパス通路には、通常、アイドリング回転数の制御のためのバルブが設けられる。
【0003】
特開2022-167201号公報
特開2020-060269号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
バイパス通路を開閉する弁体をモータで動かす場合、モータのハウジングから突き出すシャフトの周りが完全には密閉できないことがあり、その場合、湿気を含んだ空気が侵入して巻き線等のモータ部品に錆を生じることがある。特にエンジンの停止時はエンジンの発熱やモータの発熱が止まるため、ハウジングの内部に負圧が発生し空気が引き込まれやすい上、ハウジングの内部で水分が結露しやすい。さらに、船舶に搭載されるスロットル装置の場合、湿度や塩分濃度の高い空気が侵入する可能性が非常に高く、錆びの問題が深刻になりうる。
【0005】
モータのハウジングから突き出すシャフトの周りのシールに関しては様々な方法が提案されている。例えば、特開2022-167201には、コイルケースへの水分の侵入を防ぐためにコイルケースから突き出すシャフトの周りを常に蛇腹状のカバーで覆うことが開示されている。しかし、ハウジングの内部に圧力変化が生じると蛇腹が大きく変形し、亀裂を生じる可能性が高いため、十分なシール機能を期待することはできない。仮にシール機能が維持できた場合でも、圧力変化に打ち勝つ大きな駆動力を得るには強力なモータを用いる必要があり、コストが増大する。
【0006】
特開2020-060269には、コイルケースから流路に突き出すシャフトの周りにシール部材を配置し、電磁弁が開いたときに弁体をシール部材に着座させることが開示されている。しかし、この構造をステップモータに適用した場合、弁体が全開位置に至る前に脱調を生じる可能性が高いため、十分なシール機能を期待することはできない。
【0007】
そこで、以上の課題の少なくとも一つを解決し、スロットル装置のモータのシャフトの周りからハウジングへの水分の侵入を効果的に抑制することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一つの態様は、スロットル装置であって、スロットルバルブを有する主通路と前記スロットルバルブを迂回するバイパス通路とが形成されたボデー部材と、前記バイパス通路を開閉する弁体と、シャフトを介して前記弁体を移動させるアクチュエータと、前記ボデー部材に形成された収容部内に配置され前記アクチュエータを収容するハウジングと、前記ハウジングに形成され前記シャフトが挿通される挿通孔と、前記収容部の圧力変動を抑制する圧力変動抑制手段とを備える。
【0009】
実施形態によっては、前記圧力変動抑制手段は前記バイパス通路に面して配置されたダイヤフラムを備える。
【0010】
実施形態によっては、前記ボデー部材は、前記主通路を形成する第1ボデー部材と、前記収容部を形成する第2ボデー部材とを備え、前記第1ボデー部材と前記第2ボデー部材の間に前記バイパス通路が形成されており、前記ダイヤフラムは前記バイパス通路に面する前記第2ボデー部材の肉盗み部に配置されており、前記圧力変動抑制手段は前記肉盗み部と前記収容部とを連通する連通孔を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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