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公開番号2024168541
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085301
出願日2023-05-24
発明の名称二次電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/04 20060101AFI20241128BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電解液の含浸性を向上可能な二次電池を提供する。
【解決手段】二次電池10は、電極体100と、電極体100を収容する筐体と、筐体に設けられた正極端子620および負極端子520とを備え、筐体は、筐体の長手方向の両側にそれぞれ第1開口部215および第2開口部216が設けられた筒状の本体部210と、第1開口部215を閉塞する第1封口体510と、第2開口部216を閉塞する第2封口体610とを含み、本体部210は、一対の長側面と、長手方向に直交する筐体の短手方向に対向する一対の短側面213,214とを有し、電極体100は、長手方向の一方の端部側に位置する負極集電部110Nと、長手方向の他方の端部側に位置する正極集電部110Pとを含み、一対の短側面のうち一方の短側面213には、注液口224が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向に正極および負極が並んで配置された電極体と、
前記電極体を収容する筐体と、
前記筐体に設けられた正極端子および負極端子とを備え、
前記筐体は、前記第1方向に直交する前記筐体の長手方向の両側にそれぞれ第1開口部および第2開口部が設けられた筒状の本体部と、前記第1開口部を閉塞する第1封口体と、前記第2開口部を閉塞する第2封口体と、を含み、
前記負極端子は、前記第1封口体に設けられており、
前記正極端子は、前記第2封口体に設けられており、
前記本体部は、前記第1方向に対向する一対の長側面と、前記第1方向および前記長手方向に直交する前記筐体の短手方向に対向する一対の短側面とを有し、
前記電極体は、前記長手方向の一方の端部側に位置し、前記負極端子に電気的に接続された負極集電部と、前記長手方向の他方の端部側に位置し、前記正極端子に電気的に接続された正極集電部とを含み、
前記一対の短側面のうち一方の短側面には、注液口が設けられている、二次電池。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記一方の短側面には、前記注液口が複数設けられている、請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
複数の前記注液口は、第1注液口および第2注液口を含み、
前記短手方向から見た場合に、前記第1注液口は、少なくとも一部が前記負極集電部と重なるように配置されており、前記第2注液口は、少なくとも一部が前記正極集電部と重なるように配置されている、請求項2に記載の二次電池。
【請求項4】
前記電極体と前記一方の短側面との間に配置されたスペーサ部材をさらに備え、
前記スペーサ部材には、電解液を貯留可能な貯留部が設けられている、請求項3に記載の二次電池。
【請求項5】
前記一方の短側面に単一の圧力開放弁が設けられている、請求項1から4のいずれか1項に記載の二次電池。
【請求項6】
前記圧力開放弁は、前記長手方向における前記短側面の長さの1/3以上、前記長手方向における前記一方の短側面の両端部から前記長手方向に離れて配置されている、請求項5に記載の二次電池。
【請求項7】
前記圧力開放弁は、前記長手方向において、前記一方の短側面の中央部に設けられている、請求項6に記載の二次電池。
【請求項8】
前記注液口には、液体を透過させずに気体を透過させる通気膜が設けられている、請求項1から4のいずれか1項に記載の二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池に関し、特に、車両に搭載される二次電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来の二次電池として、特開2017-147064号公報(特許文献1)には、上方に向けて開口する電池ケースの開口部を蓋部材で閉塞し、電池ケースの側面に注液口が設けられた構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-147064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、二次電池においては、高容量化が求められており、筐体内を占める電極体の割合が高くなっている。特許文献1において、電極体を大きく形成することにより、筐体の側面に設けられた注液口と電極体の側面とが向かいあう場合には、電解液を筐体内に注液しにくくなる。さらに、特許文献1では、電極体は、巻回電極体で構成されており、巻回電極体の巻回軸は、注液口の貫通方向と直交している。このため、電極体への電解液の含浸性も低下することが懸念される。
【0005】
高容量化に伴い、筐体を長手形状に構成し、当該長手形状の筐体内に電極体を収容することが考えられる。このような場合において、長手方向の両側が開口するように一対の開口部を一対の封口体で閉塞することが考えられる。このような構成において、各々の封口体に注液口を設けて、長手方向に沿って電解液を注液口から注入する場合には、電解液が電極体を伝う距離が長くなり、注液に時間を要するとともに、電極体への電解液の含浸性が低下してしまう。
【0006】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、電解液の含浸性を向上可能な二次電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に基づく二次電池は、第1方向に正極および負極が並んで配置された電極体と、上記電極体を収容する筐体と、上記筐体に設けられた正極端子および負極端子とを備える。上記筐体は、上記第1方向に直交する上記筐体の長手方向の両側にそれぞれ第1開口部および第2開口部が設けられた筒状の本体部と、上記第1開口部を閉塞する第1封口体と、上記第2開口部を閉塞する第2封口体と、を含む。上記負極端子は、上記第1封口体に設けられており、上記正極端子は、上記第2封口体に設けられている。上記本体部は、上記第1方向に対向する一対の長側面と、上記第1方向および上記長手方向に直交する上記筐体の短手方向に対向する一対の短側面とを有する。上記電極体は、上記長手方向の一方の端部側に位置し、上記負極端子に電気的に接続された負極集電部と、上記長手方向の他方の端部側に位置し、上記正極端子に電気的に接続された正極集電部とを含む。上記一対の短側面のうち一方の短側面には、注液口が設けられている。
【0008】
上記構成によれば、一方の短側面に設けられた注液口から短手方向に向けて電解液を筐体内に注入することができ、電解液が電極体を伝う距離を短くすることができる。加えて、正極および負極は、短手方向に直交する第1方向に並んで配置されているため、電極体に電解液が含浸しやくなる。これにより電解液の含浸性を向上させることができる。
【0009】
上記本開示に基づく二次電池にあっては、上記一方の短側面には、上記注液口が複数設けられていてもよい。
【0010】
上記構成によれば、異なる箇所から電解液を注液することができるため、電極体に電解液がより含浸しやすくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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