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公開番号2025093161
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208735
出願日2023-12-11
発明の名称電動車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60L 15/20 20060101AFI20250616BHJP(車両一般)
要約【課題】スムーズに段差を乗り越えることができる電動車両を提供すること。
【解決手段】車輪を駆動するモータと、モータの特定の相に電流が集中して流れるロック状態である場合にモータの出力トルクを低下させるロック保護制御を実行する制御装置と、備える電動車両であって、制御装置は、車輪が段差を乗り越えようとしてから乗り越えが完了するまでの段差乗り上げ時にロック保護制御を実行した場合には、ロック保護制御を終了後にアクセル開度が急激に大きくなったか否かを判定し、段差乗り上げ時のロック保護制御が終了後にアクセル開度が急激に大きくなったと判定された場合、モータの出力トルクの上限値を車輪が段差を乗り越え可能なトルクの大きさに設定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車輪を駆動するモータと、
前記モータの特定の相に電流が集中して流れるロック状態である場合に前記モータの出力トルクを低下させるロック保護制御を実行する制御装置と、
備える電動車両であって、
前記制御装置は、
前記車輪が段差を乗り越えようとしてから乗り越えが完了するまでの段差乗り上げ時に前記ロック保護制御を実行した場合には、前記ロック保護制御を終了後にアクセル開度が急激に大きくなったか否かを判定し、
前記段差乗り上げ時の前記ロック保護制御が終了後にアクセル開度が急激に大きくなったと判定された場合、前記モータの出力トルクの上限値を前記車輪が前記段差を乗り越え可能なトルクの大きさに設定する
ことを特徴とする電動車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電動車両が段差を乗り越えた後に急発進することを抑制するために、車輪が段差を乗り越えたと判定された場合にはモータの出力トルクの上限値を所定値に制限することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-231789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
モータを走行用の動力源とする電動車両では、モータの特定の相に電流が集中して流れるロック状態である場合にモータの出力トルクを制限するロック保護制御を実行する場合がある。この場合、電動車両が段差を乗り越えようとする際にロック保護制御が実行されると、トルクが必要な状況でロック保護制御によるモータの出力トルク低下が発生してしまい、スムーズに段差を乗り越えられない虞がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、スムーズに段差を乗り越えることができる電動車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車輪を駆動するモータと、前記モータの特定の相に電流が集中して流れるロック状態である場合に前記モータの出力トルクを低下させるロック保護制御を実行する制御装置と、備える電動車両であって、前記制御装置は、前記車輪が段差を乗り越えようとしてから乗り越えが完了するまでの段差乗り上げ時に前記ロック保護制御を実行した場合には、前記ロック保護制御を終了後にアクセル開度が急激に大きくなったか否かを判定し、前記段差乗り上げ時の前記ロック保護制御が終了後にアクセル開度が急激に大きくなったと判定された場合、前記モータの出力トルクの上限値を前記車輪が前記段差を乗り越え可能なトルクの大きさに設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、スムーズに段差を乗り越えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における電動車両を示す模式図である。
段差を乗り越える際の制御状態を示すタイムチャート図である。
段差を乗り越える際の処理フローを示すフローチャート図である。
クロール制御を実行する場合を説明するためのタイムチャート図である。
クロール制御中に段差を乗り越える際の処理フローを示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態における電動車両について具体的に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態における電動車両を示す模式図である。電動車両1は、モータ2と、車輪3と、制御装置4とを備える。電動車両1はハイブリッド車(HEV)やプラグイン式ハイブリッド車(PHEV)や電気自動車(BEV)などにより構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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