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公開番号
2024171716
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023088874
出願日
2023-05-30
発明の名称
自動車
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
B60W
30/188 20120101AFI20241205BHJP(車両一般)
要約
【課題】乗員への違和感を抑制しつつ迅速に振動を抑制する。
【解決手段】車軸に連結された駆動軸を駆動する駆動装置と、走行に要求される要求トルクに、懸架装置より上のばね上構造物の振動を抑制するために駆動装置から出力すべきばね上制振トルク、を加えた目標トルクが駆動軸に出力されるように駆動装置を制御する制御装置と、を備える自動車であって、制御装置は、ばね上制振トルクの基本値に、ゲインを乗じてばね上制振トルクを演算し、悪路を走行しているときにゲインを大きくするときには、良路を走行しているときに比して、迅速に前記ゲインを大きくする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車軸に連結された駆動軸を駆動する駆動装置と、走行に要求される要求トルクに、懸架装置より上のばね上構造物の振動を抑制するために前記駆動装置から出力すべきばね上制振トルク、を加えた目標トルクが前記駆動軸に出力されるように前記駆動装置を制御する制御装置と、を備える自動車であって、
前記制御装置は、
前記ばね上制振トルクの基本値に、ゲインを乗じて前記ばね上制振トルクを演算し、
悪路を走行しているときに前記ゲインを大きくするときには、良路を走行しているときに比して、迅速に前記ゲインを大きくする
自動車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動車に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の自動車としては、車軸に連結された駆動軸を駆動する駆動装置を備え、走行要求トルクに、車両の懸架装置より上のばね上構造物の振動を抑制するために駆動装置から出力すべきばね上制振トルクを加えた目標トルクが駆動軸に出力されるように駆動装置を制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-30667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ばね上制振トルクの基本値に、ゲインを乗じて、ばね上制振トルクを演算する自動車では、ゲインを大きくして、基本値に対するばね上制振トルクの寄与を大きくすることがある。この場合、ゲインを急峻に増加させると、目標トルク、即ち、駆動装置から駆動軸に出力されるトルクが急変し、乗員に違和感を与えてしまう。こうした違和感を抑制する手法として、ゲインを時間の経過と共に徐々に大きくすることが考えられる。しかし、この手法では、ゲインの変化に時間がかかり、迅速にばね上構造物の振動を抑制できない。
【0005】
本開示の自動車は、乗員への違和感を抑制しつつ迅速に振動を抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の自動車は、
車軸に連結された駆動軸を駆動する駆動装置と、走行に要求される要求トルクに、懸架装置より上のばね上構造物の振動を抑制するために前記駆動装置から出力すべきばね上制振トルク、を加えた目標トルクが前記駆動軸に出力されるように前記駆動装置を制御する制御装置と、を備える自動車であって、
前記制御装置は、
前記ばね上制振トルクの基本値に、ゲインを乗じて前記ばね上制振トルクを演算し、
悪路を走行しているときに前記ゲインを大きくするときには、良路を走行しているときに比して、迅速に前記ゲインを大きくする
ことを要旨とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図。
ゲイン設定ルーチンの一例を示すフローチャート。
ゲインG、ばね上制振トルクTsの一例を示すタイミングチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。本実施形態のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70とを備える。ハイブリッド自動車20は、図示はしないが、駆動輪39a、39bや従動輪39c、39dと車体とを繋いで路面からの衝撃や振動が車室に伝わるのを抑制する懸架装置を備えている。
【0010】
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートから入力されている。エンジンECU24に入力される信号としては、エンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出する図示しないクランクポジションセンサからのクランク角θcrなどを挙げることができる。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24から出力される制御信号としては、スロットルバルブのポジションを調節するスロットルモータへの制御信号などを挙げることができる。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されており、HVECU70からの制御信号によってエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをHVECU70に出力する。エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23からのクランク角θcrに基づいて、クランクシャフト26の回転数、即ち、エンジン22の回転数Neを演算している。
(【0011】以降は省略されています)
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