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公開番号2024173317
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091661
出願日2023-06-02
発明の名称第1接合部材、第2接合部材及び接合構造体
出願人フタバ産業株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B62D 25/08 20060101AFI20241205BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】重量の増加を抑制しつつ、剛性を向上させることができる接合部材を提供する。
【解決手段】インパネリインフォースメントを車両のボディに接合するために用いられる第1接合部材は、ボディに締結する、上側ボディ締結面と、下側ボディ締結面と、を備える。第1接合部材は、上側ボディ締結面と下側ボディ締結面との間にインパネリインフォースメントを保持可能に構成されている。上側ボディ締結面と下側ボディ締結面とを結ぶ仮想平面に直交し、かつ、第1接合部材に保持された状態のインパネリインフォースメントの車幅方向に延びる中心軸を通る線を仮想線とする。仮想線に沿った中心軸から仮想平面までの距離は、仮想線に沿った中心軸からインパネリインフォースメントの外周面までの距離以下である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車幅方向に延びた状態で車両に搭載されるインパネリインフォースメントを前記車両のボディに接合するために用いられる第1接合部材であって、
前記ボディに締結するための上側ボディ締結面と、
前記上側ボディ締結面の下方に位置し、前記ボディに締結するための下側ボディ締結面と、
を備え、
当該第1接合部材は、前記上側ボディ締結面と前記下側ボディ締結面との間に前記インパネリインフォースメントを保持可能に構成されており、
前記上側ボディ締結面と前記下側ボディ締結面とを結ぶ仮想平面に直交し、かつ、当該第1接合部材に保持された状態の前記インパネリインフォースメントの前記車幅方向に延びる中心軸を通る線を仮想線とし、
前記仮想線に沿った前記中心軸から前記仮想平面までの距離は、前記仮想線に沿った前記中心軸から前記インパネリインフォースメントの外周面までの距離以下である、第1接合部材。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の第1接合部材であって、
当該第1接合部材は、前記外周面を周回する周方向において、前記外周面の一部を覆うように構成されており、
前記上側ボディ締結面及び前記下側ボディ締結面に設けられる各第1締結孔の少なくとも一方は、前記インパネリインフォースメントの近傍に位置する、第1接合部材。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の第1接合部材であって、
前記上側ボディ締結面及び前記下側ボディ締結面を連結し、前記外周面を保持するための連結部を更に備える、第1接合部材。
【請求項4】
車幅方向に延びた状態で車両に搭載されるインパネリインフォースメントを前記車両のボディに接合するために用いられる第2接合部材であって、
前記インパネリインフォースメントを締結するためのインパネ締結面と、
前記インパネ締結面の縁から延び出す延出面と、
を備え、
前記インパネ締結面には、第2締結孔が設けられ、
前記延出面の縁には、前記延出面と前記ボディとを接合する溶接部が設けられ、
当該第2接合部材において、前記延出面における前記溶接部から前記インパネ締結面における前記第2締結孔までは、略平面状に形成されている、第2接合部材。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の第1接合部材と、
請求項4に記載の第2接合部材と、
を備え、
前記インパネ締結面は、上側インパネ締結面と、前記上側インパネ締結面の下方に位置する下側インパネ締結面と、を有し、
前記上側インパネ締結面及び前記下側インパネ締結面には、それぞれ前記第2締結孔が設けられ、
前記延出面は、前記上側インパネ締結面の縁から延び出す上側延出面と、前記下側インパネ締結面の縁から延び出す下側延出面と、を有し、
前記上側インパネ締結面には、前記上側ボディ締結面が締結され、
前記下側インパネ締結面には、前記下側ボディ締結面が締結される、接合構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、インパネリインフォースメントと車両のボディとの接合に用いられる接合部材に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車幅方向に延びるパイプ状の部材であり、ステアリングを支持するインパネリインフォースメントの端部を、車両のボディに接合するために用いられる接合部材であるブラケットが開示されている。このブラケットは、車両のボディに取り付けるための取付面部と、当該取付面部の縁から取付面部に対し垂直に延び出し、取付面部を取り囲むように形成される折曲面部と、を備える。折り曲げ面部は、車幅方向に対向し、インパネリインフォースメントと接合される一対の接合部を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-10509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したブラケットは、剛性を確保するために、取付面部及び折曲面部によってインパネリインフォースメントを取り囲むように形成されているため、重量が増加し、車両の軽量化に不利に働くという問題があった。
【0005】
本開示の一局面は、重量の増加を抑制しつつ、剛性を向上させることができる接合部材を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、車幅方向に延びた状態で車両に搭載されるインパネリインフォースメントを車両のボディに接合するために用いられる第1接合部材であって、上側ボディ締結面と、下側ボディ締結面と、を備える。上側ボディ締結面は、ボディに締結する。下側ボディ締結面は、上側ボディ締結面の下方に位置し、ボディに締結する。当該第1接合部材は、上側ボディ締結面と下側ボディ締結面との間にインパネリインフォースメントを保持可能に構成されている。上側ボディ締結面と下側ボディ締結面とを結ぶ仮想平面に直交し、かつ、第1接合部材に保持された状態のインパネリインフォースメントの車幅方向に延びる中心軸を通る線を仮想線とする。仮想線に沿った中心軸から仮想平面までの距離は、仮想線に沿った中心軸からインパネリインフォースメントの外周面までの距離以下である。
【0007】
このような構成では、インパネリインフォースメントが支持するステアリングからの力が車両のボディまで伝達する伝達経路の一部である、インパネリインフォースメントと、上側ボディ締結面及び下側ボディ締結面と、を繋ぐ経路の長さが短くなりやすい。このため、第1接合部材の剛性を向上させることができる。その結果、第1接合部材の構造を簡略化しやすいため、第1接合部材の重量が増加することを抑制することができる。
【0008】
本開示の一態様では、第1接合部材は、外周面を周回する周方向において、外周面の一部を覆うように構成されていてもよい。上側ボディ締結面及び下側ボディ締結面に設けられる各第1締結孔の少なくとも一方は、インパネリインフォースメントの近傍に位置してもよい。このような構成によれば、第1接合部材が外周面を周方向に全周覆わずにインパネリインフォースメントを保持できるため、外周面を周方向に全周覆う構成と比較して、第1接合部材の重量が増加することを抑制することができる。また、少なくとも1つの第1締結孔がインパネリインフォースメントの近傍に位置するため、伝達経路の一部である、インパネリインフォースメントと、上側ボディ締結面の第1締結孔及び下側ボディ締結面の第1締結孔の少なくとも一方と、を繋ぐ経路の長さが短くなりやすい。このため、第1接合部材の剛性を向上させることができる。
【0009】
本開示の一態様は、上側ボディ締結面及び下側ボディ締結面を連結し、外周面を保持するための連結部を更に備えてもよい。このような構成によれば、第1接合部材を1部品により構成することができる。
【0010】
本開示の一態様は、車幅方向に延びた状態で車両に搭載されるインパネリインフォースメントを車両のボディに接合するために用いられる第2接合部材であって、インパネ締結面と、延出面と、を備える。インパネ締結面は、インパネリインフォースメントを締結する。延出面は、インパネ締結面の縁から延び出す。インパネ締結面には、第2締結孔が設けられる。延出面の縁には、延出面とボディとを接合する溶接部が設けられる。第2接合部材において、延出面における溶接部からインパネ締結面における第2締結孔までは、略平面状に形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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