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公開番号
2024171584
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023088667
出願日
2023-05-30
発明の名称
リレー
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H01H
50/16 20060101AFI20241205BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電磁リレーの振動を抑制し得る技術を提供すること。
【解決手段】リレーは、固定接点と、固定接点に対して進退可能に構成された可動接触子と、可動接触子の進退方向において、可動接触子を介して対向配置された第1ヨーク及び第2ヨークと、を備える。第1ヨークは、可動接触子の幅方向一方側において第2ヨークに対向する第1端と、可動接触子の幅方向他方側において第2ヨークに対向する第2端と有し、下記する(1)、(2)の条件、即ち、(1)第1端における第1ヨークと第2ヨークとの対向距離は、第2端における第1ヨークと第2ヨークとの対向距離と異なる、(2)第1端における第1ヨークと第2ヨークとの対向面積は、第2端における第1ヨークと第2ヨークとの対向面積と異なる、の少なくとも一つを満たす。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
固定接点と、
前記固定接点に対して進退可能に構成された可動接触子と、
前記可動接触子の進退方向において、前記可動接触子を介して対向配置された第1ヨーク及び第2ヨークと、
を備える電磁リレーであって、
前記第1ヨークは、前記可動接触子の幅方向一方側において前記第2ヨークに対向する第1端と、前記可動接触子の幅方向他方側において前記第2ヨークに対向する第2端と有し、
下記する(1)、(2)の条件、即ち、
(1)前記第1端における前記第1ヨークと前記第2ヨークとの対向距離は、前記第2端における前記第1ヨークと前記第2ヨークとの対向距離と異なる、
(2)前記第1端における前記第1ヨークと前記第2ヨークとの対向面積は、前記第2端における前記第1ヨークと前記第2ヨークとの対向面積と異なる、
の少なくとも一つを満たす、リレー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、電流経路を遮断するリレーに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1、2には、電流経路を遮断するリレーが開示されている。これらのリレーは、2つの固定接点と、2つの可動接点を有する可動接触子と、可動接触子を挟むように設けられた一対のヨークと、を備える。一対のヨークは、当該ヨークの長手方向の一端及び他端において対向する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/181469号
特開2012-199112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リレーは、様々な磁性部材(例えば、リレー開閉用のコイル、消弧用の磁石等)を備える。このような磁性部材の影響で、可動接触子の幅方向の一方側と他方側とに作用する磁力が異なる場合がある。このような状況で可動接触子に短絡電流が流れると、一対のヨークの間において、上記の一方側と他方側とで大きさの異なる電磁力が生じ得る。このような大きさの異なる電磁力が生じると、ヨークに曲げモーメントが生じる。この曲げモーメントによって、リレーに振動等が生じる。
【0005】
本明細書では、電磁リレーの振動を抑制し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示するリレーは、固定接点と、前記固定接点に対して進退可能に構成された可動接触子と、前記可動接触子の進退方向において、前記可動接触子を介して対向配置された第1ヨーク及び第2ヨークと、を備える。前記第1ヨークは、前記可動接触子の幅方向一方側において前記第2ヨークに対向する第1端と、前記可動接触子の幅方向他方側において前記第2ヨークに対向する第2端と有し、下記する(1)、(2)の条件、即ち、(1)前記第1端における前記第1ヨークと前記第2ヨークとの対向距離は、前記第2端における前記第1ヨークと前記第2ヨークとの対向距離と異なる、(2)前記第1端における前記第1ヨークと前記第2ヨークとの対向面積は、前記第2端における前記第1ヨークと前記第2ヨークとの対向面積と異なる、の少なくとも一つを満たす。
【0007】
一般的に、第1ヨークと第2ヨークとの対向する距離(対向距離)が小さいほど、ヨークの間に生じる電磁力は大きくなる。また、第1ヨークと第2ヨークとの対向する面積(対向面積)が大きいほど、ヨークの間に生じる電磁力は大きくなる。従って、(1)第1端における第1ヨークと第2ヨークとの対向距離が、第2端における第1ヨークと第2ヨークとの対向距離と異なる構成によって、第1端側と第2端側とに生じる電磁力を調整することができる。このため、第1端側と第2端側とに生じる電磁力の大きさを略同一とすることができるので、リレーの振動を抑制し得る。また、(2)第1端における第1ヨークと第2ヨークとの対向面積が、第2端における第1ヨークと第2ヨークとの対向面積と異なる構成によって、第1端側と第2端側とに生じる電磁力を調整することができる。このため、ヨークの第1端側と第2端側とに生じる電磁力の大きさを略同一とすることができるので、リレーの振動を抑制し得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
リレーの縦断面図を示す。
リレーの横断面図を示す。
図3(a)は、一実施形態の一対のヨークと可動接触子の拡大図を示し、図3(b)は、別の実施形態の一対のヨークと可動接触子の拡大図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書は、リレー10を開示する。リレー10は、例えば、バッテリと、駆動用のモータと、バッテリの出力電力をモータの駆動電力に変換する電力変換装置と、を有する電動車両に搭載される。リレー10は、バッテリと電力変換装置との間に設けられる。電動車両のスイッチがオンされると、リレー10が閉じて、バッテリ、電力変換装置、及びモータが互いに電気的に導通する。電動車両のスイッチがオフされると、リレー10が開き、バッテリ、電力変換装置、及びモータが互いに電気的に分離される。
【0010】
図1に示されるように、リレー10は、接点装置100と電磁石装置200とを備える。即ち、リレー10は、いわゆる電磁リレーである。
(【0011】以降は省略されています)
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