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公開番号
2024172127
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089655
出願日
2023-05-31
発明の名称
駆動装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
B60K
11/02 20060101AFI20241205BHJP(車両一般)
要約
【課題】 2つのオイルポンプの一方で異常が生じた場合でも、2つの電動機を冷却する。
【解決手段】 駆動装置であって、車両の左車輪を駆動する第1電動機と、前記車両の右車輪を駆動する第2電動機と、第1オイル供給路を介して前記第1電動機にオイルを供給する第1オイルポンプと、第2オイル供給路を介して前記第2電動機にオイルを供給する第2オイルポンプと、前記第1オイル供給路と前記第2オイル供給路とを接続する連結流路と、前記連結流路に設置されているとともに前記第1オイルポンプと前記第2オイルポンプのいずれか一方の異常時に前記連結流路にオイルが流れることを許容する流量調節装置、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動装置であって、
車両の左車輪を駆動する第1電動機と、
前記車両の右車輪を駆動する第2電動機と、
第1オイル供給路を介して前記第1電動機にオイルを供給する第1オイルポンプと、
第2オイル供給路を介して前記第2電動機にオイルを供給する第2オイルポンプと、
前記第1オイル供給路と前記第2オイル供給路とを接続する連結流路と、
前記連結流路に設置されており、前記第1オイルポンプと前記第2オイルポンプのいずれか一方の異常時に前記連結流路にオイルが流れることを許容する流量調節装置、
を有する駆動装置。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記流量調節装置が前記連結流路の中央に配置されている、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記第1電動機の駆動力を前記左車輪に伝達する第1ギヤセットと、
前記第2電動機の駆動力を前記右車輪に伝達する第2ギヤセットと、
前記第1ギヤセットと前記第2ギヤセットを収容するギヤ収容室、
をさらに有し、
前記第1電動機を通過したオイルが前記ギヤ収容室へ流れ、
前記第2電動機を通過したオイルが前記ギヤ収容室へ流れる、
請求項1または2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記流量調節装置がオリフィスである、請求項1または2に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記流量調節装置が弁であり、
前記第1オイルポンプと前記第2オイルポンプのいずれか一方の異常時に前記弁を開く弁制御装置をさらに有する、
請求項1または2に記載の駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【0002】
特許文献1には、左車輪と右車輪とを別の電動機で駆動する電動車両が開示されている。この電動車両の駆動装置は、第1電動機と第2電動機を有している。第1電動機の駆動力は左車輪へ伝えられ、第2電動機の駆動力は右車輪へ伝えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-283836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電動車両では、電動機にオイルを供給するオイルポンプが設けられる。電動機にオイルが供給されることで、電動機が冷却される。第1電動機と第2電動機を有する駆動装置においては、第1電動機にオイルを供給する第1オイルポンプと第2電動機にオイルを供給する第2オイルポンプとを独立して設けることができる。このように第1オイルポンプと第2オイルポンプが設けられると、第1電動機に供給されるオイルの流量と第2電動機に供給されるオイルの流量とが個別に制御され得る。したがって、第1電動機の温度と第2電動機の温度とが適切に制御され得る。
【0005】
第1オイルポンプと第2オイルポンプを有する駆動装置において、2つのオイルポンプの一方で異常が生じると、異常が生じたオイルポンプに対応する電動機を冷却することが困難となる。本明細書では、2つのオイルポンプの一方で異常が生じた場合でも、2つの電動機を冷却することが可能な技術を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する駆動装置は、車両の左車輪を駆動する第1電動機と、前記車両の右車輪を駆動する第2電動機と、第1オイル供給路を介して前記第1電動機にオイルを供給する第1オイルポンプと、第2オイル供給路を介して前記第2電動機にオイルを供給する第2オイルポンプと、前記第1オイル供給路と前記第2オイル供給路とを接続する連結流路と、前記連結流路に設置されているとともに前記第1オイルポンプと前記第2オイルポンプのいずれか一方の異常時に前記連結流路にオイルが流れることを許容する流量調節装置、を有する。
【0007】
なお、流量調節装置は、第1オイルポンプと第2オイルポンプのいずれか一方の異常時に連結流路にオイルが流れることを許容する装置であれば、どのような装置であってもよい。例えば、流量調節装置は、第1オイルポンプと第2オイルポンプのいずれか一方の異常時に連結流路を開放する弁であってもよい。また、流量調節装置は、流路抵抗が高い部材であってもよい。この場合、第1オイルポンプと第2オイルポンプのいずれか一方の異常時には、流量調節装置の両側で圧力差が生じることで連結流路にオイルが流れる。
【0008】
この駆動装置では、第1オイル供給路と第2オイル供給路が連結流路によって連結されている。第1オイルポンプと第2オイルポンプの両方が正常に動作している場合には、連結流路にほとんどオイルが流れない。したがって、この場合には、第1オイルポンプから第1オイル供給路を介して第1電動機にオイルが供給され、第2オイルポンプから第2オイル供給路を介して第2電動機にオイルが供給される。第1オイルポンプの異常時には、連結流路にオイルが流れることが許容される。したがって、この場合には、第2オイルポンプが吐出するオイルの一部が第2オイル供給路と連結流路と第1オイル供給路を介して第1電動機へ供給される。このため、第2オイルポンプが吐出するオイルによって第1電動機と第2電動機の両方が冷却される。第2オイルポンプの異常時には、連結流路にオイルが流れることが許容される。したがって、この場合には、第1オイルポンプが吐出するオイルの一部が第1オイル供給路と連結流路と第2オイル供給路を介して第2電動機へ供給される。このため、第1オイルポンプが吐出するオイルによって第1電動機と第2電動機の両方が冷却される。このように、この駆動装置によれば、2つのオイルポンプの一方で異常が生じた場合でも、2つの電動機が冷却される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
左右方向に沿う駆動装置の断面図。
図1のA-A線に沿う駆動装置の断面図。
制御装置70が実行する処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本明細書が開示する駆動装置の付加的な特徴を列記する。
(【0011】以降は省略されています)
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