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公開番号2024168542
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023085303
出願日2023-05-24
発明の名称制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 10/06 20060101AFI20241128BHJP(車両一般)
要約【課題】フィルタへの粒子状物質の堆積量を減少させる再生処理を効率的に実行できるようにすること。
【解決手段】車両用の制御装置であって、フィルタへの粒子状物質の堆積量が所定値以上となったときに堆積量を減少させる再生処理を実行する再生処理制御部と、再生処理の実行中にフィルタ温度が所定温度以上となったときに、再生処理を中断して、SOC制御範囲の上限値を拡大するSOC拡大処理部と、SOCが拡大された上限値に達した場合に、電動機のトルクに対する内燃機関のトルクの比率を低下させるトルク低下処理を実行するトルク低下処理部とを備え、再生処理制御部は、トルク低下処理の実行後にフィルタ温度が所定温度よりも低い規定温度未満となったときに再生処理を再開する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両用の制御装置であって、
フィルタへの粒子状物質の堆積量が所定値以上となったときに前記堆積量を減少させる再生処理を実行する再生処理制御部と、
前記再生処理の実行中にフィルタ温度が所定温度以上となったときに、前記再生処理を中断して、SOC制御範囲の上限値を拡大するSOC拡大処理部と、
SOCが拡大された前記上限値に達した場合に、電動機のトルクに対する内燃機関のトルクの比率を低下させるトルク低下処理を実行するトルク低下処理部と
を備え、
前記再生処理制御部は、
前記トルク低下処理の実行後に前記フィルタ温度が前記所定温度よりも低い規定温度未満となったときに前記再生処理を再開する
制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、排気中の粒子状物質を捕集するフィルタを再生するための燃料カットの実行中に、フィルタの温度が所定温度に達した場合、実行中の燃料カットを中止する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-190358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、特許文献1の技術は、フィルタの温度が所定温度に達した場合に、単に実行中の燃料カットを中止するため、効率的にフィルタ温度を低下させることができず、したがって、効率的に燃料カットを実行することができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、一実施形態に係る制御装置は、車両用の制御装置であって、フィルタへの粒子状物質の堆積量が所定値以上となったときに堆積量を減少させる再生処理を実行する再生処理制御部と、再生処理の実行中にフィルタ温度が所定温度以上となったときに、再生処理を中断して、SOC制御範囲の上限値を拡大するSOC拡大処理部と、SOCが拡大された上限値に達した場合に、電動機のトルクに対する内燃機関のトルクの比率を低下させるトルク低下処理を実行するトルク低下処理部とを備え、再生処理制御部は、トルク低下処理の実行後にフィルタ温度が所定温度よりも低い規定温度未満となったときに再生処理を再開する。
【発明の効果】
【0006】
一実施形態に係る制御装置によれば、フィルタへの粒子状物質の堆積量を減少させる再生処理を効率的に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係る車両の構成を示す図
一実施形態に係る車両が備えるENGECUの再生処理の制御に関する機能構成を示す図
一実施形態に係る車両が備えるENGECUによる再生処理の制御の手順を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
【0009】
(車両1の構成)
図1は、一実施形態に係る車両1の構成を示す図である。図1に示す車両1は、当該車両1の走行のための動力源として、エンジン10、第1モータジェネレータ52、および第2モータジェネレータ54を備える、いわゆるHEV(Hybrid Electric Vehicle)である。
【0010】
図1に示すように、エンジン10は、4つの気筒#1~#4を備える。エンジン10の吸気通路12には、スロットルバルブ14が設けられている。吸気通路12に吸入された空気は、吸気バルブ16の開弁に伴って、4つの気筒#1~#4の各々の燃焼室18に流入する。燃焼室18には、筒内噴射弁22から燃料が噴射される。また、燃焼室18内の空気と燃料との混合気は、点火プラグ24の火花放電に伴って燃焼する。そのときに生成される燃焼エネルギは、クランク軸26の回転エネルギに変換される。
(【0011】以降は省略されています)

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