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公開番号2024167676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023083908
出願日2023-05-22
発明の名称制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人小笠原特許事務所
主分類B60L 58/18 20190101AFI20241127BHJP(車両一般)
要約【課題】ユーザーの利便性の低下を抑制することができる制御装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載され、メインバッテリの電力を複数の負荷へ供給する電源システムを制御する制御装置であって、車両の走行状態、複数の負荷の状態、および地図情報に基づいて、複数の負荷における電力需要を高める特定の車両動作の発生を予測する第1処理部と、メインバッテリに対して冗長的に設けられたサブバッテリの電力状態を監視する第2処理部と、特定の車両動作が発生すると予測され、かつ、サブバッテリの電力に余力がない場合は、複数の負荷のうちの車両の走行に関わらない所定の負荷への電力供給を制限する制御を行う第3処理部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、メインバッテリの電力を複数の負荷へ供給する電源システムを制御する制御装置であって、
前記車両の走行状態、前記複数の負荷の状態、および地図情報に基づいて、前記複数の負荷における電力需要を高める特定の車両動作の発生を予測する第1処理部と、
前記メインバッテリに対して冗長的に設けられたサブバッテリの電力状態を監視する第2処理部と、
前記特定の車両動作が発生すると予測され、かつ、前記サブバッテリの電力に余力がない場合は、前記複数の負荷のうちの前記車両の走行に関わらない所定の負荷への電力供給を制限する制御を行う第3処理部と、
を備える、制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載される電源システムの制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1に、ユーザーの車両操作により電気負荷が作動する場合、突入電流の重なりを抑制する制御を実施する電源制御装置、が開示されている。この電源制御装置では、車両の現在の走行状態や電気負荷の状態や地図情報を検知して、車両が急な動作を行う可能性がある場合には、車載装備のうち快適系装備の出力制限や電力カットを実施することを行っている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
「電源制御装置」、河井敏宏著、トヨタ技術公開集、発行番号37194、2022年3月31日発行
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記非特許文献1に記載の電源制御装置が実施する車両が急な動作を行う可能性がある場合における快適系装備の出力制限や電力カットは、ユーザーの利便性が低下するため、ユーザーが不満を感じたりユーザーに不快感を与えたりするおそれがある。
【0005】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、ユーザーの利便性の低下を抑制することができる、制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、車両に搭載され、メインバッテリの電力を複数の負荷へ供給する電源システムを制御する制御装置であって、車両の走行状態、複数の負荷の状態、および地図情報に基づいて、複数の負荷における電力需要を高める特定の車両動作の発生を予測する第1処理部と、メインバッテリに対して冗長的に設けられたサブバッテリの電力状態を監視する第2処理部と、特定の車両動作が発生すると予測され、かつ、サブバッテリの電力に余力がない場合は、複数の負荷のうちの車両の走行に関わらない所定の負荷への電力供給を制限する制御を行う第3処理部と、を備える、制御装置である。
【発明の効果】
【0007】
上記本開示の制御装置によれば、ユーザーの利便性の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態に係る制御装置を含む電源システムとその周辺部の概略構成図
本開示の一実施形態に係る制御装置が実行する電力制御の処理フローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態>
[構成]
図1は、本開示の一実施形態に係る制御装置115を含む電源システム110とその周辺部の概略構成図である。図1に例示した電源システム110は、メインバッテリ111と、サブバッテリ112と、センサ113と、サブバッテリモジュール(SBM)114と、制御装置115と、を備える。
【0010】
電源システム110は、メインバッテリ111とサブバッテリ112とによって冗長電源を構成している。この電源システム110は、車両などに搭載され、第1負荷121、第1負荷122、第2負荷131、第2負荷132、およびマルチメディア141に、図示しない電力線を介して電力を供給することができる。なお、車両などに搭載される負荷の数は、図1に示した4つに限られない。
(【0011】以降は省略されています)

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