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公開番号2024166555
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-29
出願番号2023082729
出願日2023-05-19
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 16/02 20060101AFI20241122BHJP(車両一般)
要約【課題】診断時間の増加を抑える。
【解決手段】車両10は、自己診断の結果等を診断データとして記録する記録部18を備える車両制御ECU12と、ゲートウェイECU13と、を備える。ゲートウェイECU13は、車両10の診断に際して診断データを車外の診断ツール21に出力する機能、診断データを診断ツール21に出力する際の通信速度を測定する機能、通信速度の測定結果に基づき、診断データの事前送信を実施するか否かを判定する機能、及び事前送信を実施すると判定した場合に無線通信を通じて車外の管理サーバ19に診断データを事前送信する機能、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両であって、
前記車両の診断に用いる診断データを記録する記録部と、
前記記録部に記録された前記診断データを車外の診断ツールに出力する出力部と、
前記出力部が前記診断データを前記診断ツールに出力する際の通信速度を測定する測定部と、
前記測定部による前記通信速度の測定結果に基づき、事前送信を実施するか否かを判定する判定部と、
前記判定部が前記事前送信を実施すると判定した場合に、前記記録部に記録された前記診断データを、無線通信を通じて車外に送信する送信部と、
を備える車両。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記通信速度の測定結果と前記記録部に記録された前記診断データのデータサイズとに基づき、前記診断ツールによる前記診断データの読出しの所要時間を算出するとともに、前記所要時間が既定の時間以上となる場合に前記事前送信を実施すると判定する請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記出力部は、当該車両への前記診断ツールの接続時に、同診断ツールに前記所要時間の算出結果を出力する請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記測定部は、前記記録部から前記出力部への前記診断データの読出し速度を前記通信速度として測定する請求項1に記載の車両。
【請求項5】
前記出力部は、前記診断ツールが接続された際に、前記送信部による前記診断データの送信の実施の有無を前記診断ツールに通知する請求項1に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に見られるように、車両では、故障が発生した場合の対応を迅速に行うため、各種の診断データを収集して記録している。ディーラ等の整備士は、車両に記録された診断データを車外の診断ツールに読出して車両の診断を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-028238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両に膨大な診断データが蓄積されている場合等には、車両から診断ツールへの診断データの読出し時間が長くなる。その結果、診断時間が長くなる場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する車両は、前記車両の診断に用いる診断データを記録する記録部と、前記記録部に記録された前記診断データを車外の診断ツールに出力する出力部と、前記出力部が前記診断データを前記診断ツールに出力する際の通信速度を測定する測定部と、前記測定部による前記通信速度の測定結果に基づき、事前送信を実施するか否かを判定する判定部と、前記判定部が前記事前送信を実施すると判定した場合に、前記記録部に記録された前記診断データを、無線通信を通じて車外に送信する送信部と、を備えている。
【発明の効果】
【0006】
上記車両には、診断時間の増加を抑える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車両の一実施形態の構成を模式的に示す図である。
上記車両の診断に際しての処理の流れを示すシーケンス図である。
上記車両において実行される事前処理のフローチャートである。
上記車両において実行される通信速度測定処理のフローチャートである。
上記車両の診断に用いる診断ツールが実行する診断データ読出し処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、車両の一実施形態を、図1~図5を参照して詳細に説明する。
<車両10の構成について>
まず、図1を参照して、本実施形態の車両10の構成を説明する。
【0009】
車両10は、車載ネットワーク11を備えている。車載ネットワーク11には、車両制御用の各種の電子制御ユニットが設置されている。車両制御用の電子制御ユニットとしては、例えばエンジン制御用の電子制御ユニット、ブレーキ制御用の電子制御ユニット、変速制御用の電子制御ユニットが挙げられる。以下の説明では、このような車両制御用の電子制御ユニットを車両制御ECU12と記載する。図1には、車両10に搭載された複数の車両制御ECU12のうちの一つのみが示されている。車両制御ECU12は、自己診断機能を有している。車両制御ECU12は、車両10の診断に用いるデータである診断データを記録するためのデータストレージである記録部18を備えている。診断データには、車両制御ECU12の自己診断の結果や、車両10の稼働状態を示す各種のデータが含まれる。
【0010】
車載ネットワーク11には、通信管理用の電子制御ユニットであるゲートウェイECU13が設置されている。ゲートウェイECU13は、通信管理用のプログラムやデータを記憶したメモリ14と、メモリ14から読み込んだプログラムを実行する処理回路15と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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