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公開番号2025136430
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035006
出願日2024-03-07
発明の名称車載用制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H01M 8/04 20160101AFI20250911BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】燃料電池による発電電力を外部に給電する際に水素残量が所定残量未満に至ったときに対処する。
【解決手段】本開示の車載用制御装置は、燃料電池と、燃料電池に水素を供給する水素タンクと、燃料電池による発電電力を負荷に供給する電力ラインに接続された二次電池と、電力ラインに接続され、燃料電池による発電電力を用いて直流電力による外部給電を行なう直流電力給電器と、電力ラインに接続され、交流電力による外部給電を行なう交流電力給電器と、を備える車両に搭載され、燃料電池と直流電力給電器と交流電力給電器とを制御する車載用制御装置であって、直流電力給電器により外部給電を行なっている最中に水素タンクの水素残量が所定残量未満に至ったときには、直流電力給電器による外部給電を停止すると共に交流電力給電器による外部給電を行ない、直流電力給電器による外部給電から交流電力給電器による外部給電に切り替えた旨を報知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池と、
前記燃料電池に水素を供給する水素タンクと、
前記燃料電池による発電電力を負荷に供給する電力ラインに接続された二次電池と、
前記電力ラインに接続され、前記燃料電池による発電電力を用いて直流電力による外部給電を行なう直流電力給電器と、
前記電力ラインに接続され、交流電力による外部給電を行なう交流電力給電器と、
を備える車両に搭載され、前記燃料電池と前記直流電力給電器と前記交流電力給電器とを制御する車載用制御装置であって、
前記直流電力給電器により外部給電を行なっている最中に前記水素タンクの水素残量が所定残量未満に至ったときには、前記直流電力給電器による外部給電を停止すると共に前記交流電力給電器による外部給電を行ない、前記直流電力給電器による外部給電から前記交流電力給電器による外部給電に切り替えた旨を報知する、
ことを特徴とする車載用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用制御装置に関し、詳しくは、燃料電池と二次電池と直流電力給電器と交流電力給電器とを備える車両に搭載される車載用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の車載用制御装置としては、車載された燃料電池システムを停止している状態で燃料電池システムの燃料残量が警告発生レベルまで低下したときにはユーザの情報端末に警告を通知するものが提案されている(例えば特許文献1参照)。この装置では、
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-165138号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃料電池を搭載し、燃料電池による発電電力を外部に給電している最中に水素残量が少なくなると、最寄りの水素ステーションまで移動できない場合が生じる。このため、外部に給電している最中は水素残量を頻繁に確認する必要がある。
【0005】
本開示の車載用制御装置は、燃料電池による発電電力を外部に給電する際に水素残量が所定残量未満に至ったときに対処することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載用制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の車載用制御装置は、
燃料電池と、
前記燃料電池に水素を供給する水素タンクと、
前記燃料電池による発電電力を負荷に供給する電力ラインに接続された二次電池と、
前記電力ラインに接続され、前記燃料電池による発電電力を用いて直流電力による外部給電を行なう直流電力給電器と、
前記電力ラインに接続され、交流電力による外部給電を行なう交流電力給電器と、
を備える車両に搭載され、前記燃料電池と前記直流電力給電器と前記交流電力給電器とを制御する車載用制御装置であって、
前記直流電力給電器により外部給電を行なっている最中に前記水素タンクの水素残量が所定残量未満に至ったときには、前記直流電力給電器による外部給電を停止すると共に前記交流電力給電器による外部給電を行ない、前記直流電力給電器による外部給電から前記交流電力給電器による外部給電に切り替えた旨を報知する、
ことを特徴とする。
【0008】
本開示の車載用制御装置では、直流電力給電器により外部給電を行なっている最中に燃料電池に水素を供給する水素タンクの水素残量が所定残量未満に至ったときには、燃料電池による発電電力を用いて直流電力による外部給電を行なう直流電力給電器による外部給電を停止すると共に交流電力給電器による外部給電を行なう。これにより、水素タンクの水素残量が所定残量から必要以上に減少するのを抑制することができる。また、本開示の車載用制御装置は、直流電力給電器による外部給電から交流電力給電器による外部給電に切り替えた旨を報知する。これにより、ユーザに、直流電力給電器による外部給電から交流電力給電器による外部給電に切り替えたことを知らせることができると共に、水素残量が所定残量未満に至ったことを知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態としての車載用制御装置を搭載する車両20の構成の概略を示す構成図である。
電子制御ユニット70により実行される外部給電処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本開示を実施するための形態(実施形態)について説明する。図1は、本開示の一実施形態としての車載用制御装置を搭載する車両20の構成の概略を示す構成図である。実施形態の車両20は、図1に示すように、二次電池30と、燃料電池40と、インバータ50と、走行用のモータ54と、燃料電池40と、ACコンセント37と、直流電力給電器60と、電子制御ユニット70と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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