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公開番号2025135480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024033353
出願日2024-03-05
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60L 1/00 20060101AFI20250910BHJP(車両一般)
要約【課題】電動オイルポンプの駆動において、電費向上が図れる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】電子制御装置90は、大気圧センサ94によって検出された大気圧Paと、電動機(MG1、MG2)のステータコイル(48、55)のコイル温度Tcと、バッテリ充電量SOCと、から予め設定されたマップVMAPに基づいて、電動オイルポンプEOPの駆動を制御する。これにより、バッテリ充電量SOC、即ち、バッテリ電圧を含め、電動オイルポンプEOPの駆動の制御が適切に行われるため、電動機(MG1、MG2)のステータコイル(48、55)の絶縁耐圧Vinsの確保と共に、電動オイルポンプEOPの駆動において、電費向上が図れる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電動機と、電動オイルポンプから吐出されるオイルで、前記電動機を冷却する冷却機構と、前記電動機に対して電力を授受するバッテリと、を備えた車両の、制御装置であって、
前記制御装置は、大気圧センサによって検出された大気圧と、前記電動機のコイルの温度と、前記バッテリの充電量と、から予め設定されたマップに基づいて、前記電動オイルポンプの駆動を制御する
ことを特徴とする車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両に備えられる電動機を冷却するための制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車やハイブリッド車両に搭載される電動機の冷却においては、オイル吐出による冷却が行われている。オイル吐出による冷却に関して、電動オイルポンプから吐出されるオイルを、気圧(標高)に応じて制御し、電動機のコイルの絶縁耐圧の低下を防止する技術が開示されている。例えば、特許文献1に記載の冷却装置がそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-22769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電動機のコイルの絶縁耐圧は、気圧(標高)の変化だけではなく、電動機の電力源であるバッテリ充電量からも影響を受ける。バッテリ充電量の変化に伴いバッテリ電圧も変化するが、特に電動機のみを動力源とする電動車両では、バッテリ電圧が直接電動機に印加されるため、この印加電圧が変化すると必要なコイルの絶縁耐圧も変化する。例えば、バッテリ充電量、即ち、バッテリ電圧が低い場合は、必要な絶縁耐圧も下がるため、オイル吐出による冷却頻度も下げることが可能であるが、従来はこの点が考慮されずに電動オイルポンプの駆動がされており、電費向上に改善の余地があった。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、電動オイルポンプの駆動において、電費向上が図れる車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、(a)電動機と、電動オイルポンプから吐出されるオイルで、前記電動機を冷却する冷却機構と、前記電動機に対して電力を授受するバッテリと、を備えた車両の、制御装置であって、(b)前記制御装置は、大気圧センサによって検出された大気圧と、前記電動機のコイルの温度と、前記バッテリの充電量と、から予め設定されたマップに基づいて、前記電動オイルポンプの駆動を制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、前記制御装置は、大気圧センサによって検出された大気圧と、前記電動機のコイルの温度と、前記バッテリの充電量と、から予め設定されたマップに基づいて、前記電動オイルポンプの駆動を制御する。これにより、前記バッテリの充電量、即ち、バッテリ電圧を含め、前記電動オイルポンプの駆動の制御が適切に行われるため、前記電動機のコイルの絶縁耐圧の確保と共に、前記電動オイルポンプの駆動において、電費向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用された車両の構成を概略的に示す骨子図である。
図1の電動機を冷却する冷却機構の構造を概略的に示す概略図であり、且つ、電動オイルポンプを制御する電子制御装置の制御系統の概要を示す図である。
電子制御装置の制御作動の要部を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明が適用された車両10の構成を概略的に示す骨子図である。車両10は、動力源として、エンジン12と、駆動装置14と、を備えており、エンジン12及び駆動装置14から出力される動力で左右一対の駆動輪16が駆動されるハイブリッド車両である。
(【0011】以降は省略されています)

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