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公開番号
2025136165
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034406
出願日
2024-03-06
発明の名称
車両の制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16H
61/22 20060101AFI20250911BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】制御指令信号に基づいて作動させられる、変速機構の出力側に設けられたパーキング機構の耐久性を向上することができる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】パーキング選択操作が運転者によって為された場合には、変速機構がハイギヤ段とされた状態で、シフトポジションをパーキングポジションへ切り替えるようにパーキング機構が作動させられる。これにより、パーキング選択操作が為されたときに変速機構が減速ギヤ段である場合は、ハイギヤ段に切り替えられた後に、パーキング機構が作動させられる。パーキング機構の作動がハイギヤ段の状態で行われる場合には、減速ギヤ段の状態で行われる場合と比べて、パーキング機構へ入力される、電動機の慣性に起因する負荷が小さくされる。よって、制御指令信号に基づいて作動させられる、変速機構の出力側に設けられたパーキング機構の耐久性を向上することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電動機と、前記電動機の動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、前記動力伝達装置の一部を構成する、減速ギヤ段及び前記減速ギヤ段よりも高車速側のハイギヤ段を含む変速機構と、前記変速機構の出力側に設けられた、運転者の選択操作に対応した制御指令信号に基づいて前記動力伝達装置のシフトポジションを前記駆動輪と共に回転する回転部材の回転が機械的に阻止されたパーキングポジションと前記回転部材の回転が許容された非パーキングポジションとの何れかへ切り替えるように作動させられるパーキング機構と、を備えた車両の、制御装置であって、
前記パーキングポジションを選択するパーキング選択操作が前記運転者によって為された場合には、前記変速機構が前記ハイギヤ段とされた状態で、前記シフトポジションを前記パーキングポジションへ切り替えるように前記パーキング機構を作動させることを特徴とする車両の制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パーキング選択操作に対応した制御指令信号に基づいて動力伝達装置のシフトポジションをパーキングポジションへ切り替える車両の制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
電動機と、前記電動機の動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、前記動力伝達装置の一部を構成する、減速ギヤ段を含む変速機構と、前記動力伝達装置のシフトポジションを前記駆動輪と共に回転する回転部材の回転が機械的に阻止されたパーキングポジションと前記回転部材の回転が許容された非パーキングポジションとの何れかへ切り替えるパーキング機構と、を備えた車両の、制御装置が良く知られている。例えば、特許文献1に記載された電気自動車がそれである。この特許文献1には、電動機と、1段の減速ギヤ段が構成された変速機構である減速機と、の間の動力伝達経路に、パーキング機構を配置することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-285422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、減速ギヤ段及びその減速ギヤ段よりも高車速側のハイギヤ段を含む変速機構が良く知られている。又、運転者の選択操作に対応した制御指令信号に基づいて、動力伝達装置のシフトポジションをパーキングポジションと非パーキングポジションとの何れかへ切り替えるように作動させられるパーキング機構も良く知られている。ところで、減速ギヤ段及びハイギヤ段を含む変速機構の出力側に、つまり変速機構と駆動輪との間の動力伝達経路に、パーキング機構を配置することが考えられる。この場合、変速機構が減速ギヤ段とされていると、電動機のトルクは増幅されて、変速機構の出力側へ伝達される。その為、減速ギヤ段且つ車両が停止していない状態(つまり電動機の回転が停止していない状態)で、シフトポジションをパーキングポジションへ切り替えるようにパーキング機構を作動させると、増幅された電動機の慣性力がパーキング機構へ伝達される。そうすると、電動機の慣性に起因する負荷の入力によってパーキング機構の耐久性が低下させられてしまうおそれがある。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、制御指令信号に基づいて作動させられる、変速機構の出力側に設けられたパーキング機構の耐久性を向上することができる車両の制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の要旨とするところは、(a)電動機と、前記電動機の動力を駆動輪へ伝達する動力伝達装置と、前記動力伝達装置の一部を構成する、減速ギヤ段及び前記減速ギヤ段よりも高車速側のハイギヤ段を含む変速機構と、前記変速機構の出力側に設けられた、運転者の選択操作に対応した制御指令信号に基づいて前記動力伝達装置のシフトポジションを前記駆動輪と共に回転する回転部材の回転が機械的に阻止されたパーキングポジションと前記回転部材の回転が許容された非パーキングポジションとの何れかへ切り替えるように作動させられるパーキング機構と、を備えた車両の、制御装置であって、(b)前記パーキングポジションを選択するパーキング選択操作が前記運転者によって為された場合には、前記変速機構が前記ハイギヤ段とされた状態で、前記シフトポジションを前記パーキングポジションへ切り替えるように前記パーキング機構を作動させることにある。
【発明の効果】
【0007】
前記第1の発明によれば、パーキング選択操作が運転者によって為された場合には、変速機構がハイギヤ段とされた状態で、シフトポジションをパーキングポジションへ切り替えるようにパーキング機構が作動させられる。これにより、パーキング選択操作が為されたときに変速機構が減速ギヤ段である場合は、ハイギヤ段に切り替えられた後に、パーキング機構が作動させられる。パーキング機構の作動がハイギヤ段の状態で行われる場合には、減速ギヤ段の状態で行われる場合と比べて、パーキング機構へ入力される、電動機の慣性に起因する負荷が小さくされる。よって、制御指令信号に基づいて作動させられる、変速機構の出力側に設けられたパーキング機構の耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明が適用される車両の概略構成を説明する図であると共に、車両における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。
電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートであり、パーキング機構の耐久性を向上する為の制御作動を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、本発明が適用される車両10の概略構成を説明する図であると共に、車両10における各種制御の為の制御機能及び制御系統の要部を説明する図である。図1において、車両10は、動力源として機能する電動機12と、駆動輪14と、電動機12の動力を駆動輪14へ伝達する動力伝達装置16と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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