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公開番号2024176644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2023095367
出願日2023-06-09
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F02D 45/00 20060101AFI20241212BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】エンジン周辺構造を簡素化し得る技術を提供する。
【解決手段】前記車両は、前記車両を駆動するエンジンと、前記エンジン内に圧縮空気を供給する過給機と、前記エンジンと前記過給機との間に配置されるとともに、前記圧縮空気を冷却するインタクーラと、前記インタクーラを通過した前記圧縮空気の温度を検出する温度センサと、前記インタクーラの冷却性能を監視する監視装置とを備える。前記監視装置は、前記車両の車速、外気温、大気圧、及び、前記過給機による過給圧のデータを用いて、前記インタクーラの正常時の放熱量を推定し、前記外気温、前記大気圧、前記過給圧、前記温度センサによる検出温度、エンジン回転数、及び、エンジン負荷のデータを用いて、前記インタクーラの実際の放熱量を算出し、前記実際の放熱量が前記正常時の放熱量を下回るときに、前記インタクーラの冷却性能に異常が生じていると判断する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両であって、
前記車両を駆動するエンジンと、
前記エンジン内に圧縮空気を供給する過給機と、
前記エンジンと前記過給機との間に配置されるとともに、前記圧縮空気を冷却するインタクーラと、
前記インタクーラを通過した前記圧縮空気の温度を検出する温度センサと、
前記インタクーラの冷却性能を監視する監視装置と、
を備え、
前記監視装置は、
前記車両の車速、外気温、大気圧、及び、前記過給機による過給圧のデータを用いて、前記インタクーラの正常時の放熱量を推定し、
前記外気温、前記大気圧、前記過給圧、前記温度センサによる検出温度、エンジン回転数、及び、エンジン負荷のデータを用いて、前記インタクーラの実際の放熱量を算出し、
前記実際の放熱量が前記正常時の放熱量を下回るときに、前記インタクーラの冷却性能に異常が生じていると判断する、
車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、車両に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、エンジンを有する車両のエンジン周辺構造が記載されている。当該車両は、エンジンに加え、過給機と、インタクーラと、を備える。インタクーラは、過給機によって圧縮された空気を冷却する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-213473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した車両では、インタクーラの冷却性能が正常に機能しない場合、過給機の圧縮により高温となった空気が、そのままエンジン内に流入するおそれがある。この場合、異常燃焼の発生を回避するため、点火タイミングを遅延させる制御が作動することで、エンジンのエミッションが悪化し得る。そのため、インタクーラを備える車両では、インタクーラの冷却性能を常時監視し、その異常を検出する必要がある。しかしながら、インタクーラの入口温度及び出口温度の両方を検出する温度センサを設ける場合、エンジン周辺構造が比較的大型化や複雑化し得る。本明細書は、このような問題を回避又は抑制し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術は、車両に具現化される。前記車両は、前記車両を駆動するエンジンと、前記エンジン内に圧縮空気を供給する過給機と、前記エンジンと前記過給機との間に配置されるとともに、前記圧縮空気を冷却するインタクーラと、前記インタクーラを通過した前記圧縮空気の温度を検出する温度センサと、前記インタクーラの冷却性能を監視する監視装置とを備える。前記監視装置は、前記車両の車速、外気温、大気圧、及び、前記過給機による過給圧のデータを用いて、前記インタクーラの正常時の放熱量を推定し、前記外気温、前記大気圧、前記過給圧、前記温度センサによる検出温度、エンジン回転数、及び、エンジン負荷のデータを用いて、前記インタクーラの実際の放熱量を算出し、前記実際の放熱量が前記正常時の放熱量を下回るときに、前記インタクーラの冷却性能に異常が生じていると判断する。
【0006】
上記した構成では、車速、外気温、大気圧、及び、過給圧のデータからインタクーラの正常時の放熱量が推定されるとともに、外気温、大気圧、過給圧、インタクーラの出口温度、エンジン回転数、及びエンジン負荷のデータからインタクーラの実際の放熱量が算出される。そして、これらの放熱量を比較することで、インタクーラの冷却性能について異常の有無が判断される。従って、インタクーラの出口温度に加えて、入口温度を検出する温度センサをさらに設ける必要がない。結果として、車両のエンジン周辺構造は、比較的に簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車両の構成を示すブロック図である。
監視装置が実行する異常判定処理の一連の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して、実施例の車両10について説明する。図1に示すように、車両10は、エンジン12と、過給機14と、ブーストセンサ16と、インタクーラ18と、温度センサ20と、監視装置22と、を備える。
【0009】
エンジン12は、車両10を駆動する内燃機関である。エンジン12は、ガソリンエンジンである。
【0010】
過給機14は、エンジン内に圧縮空気を供給する。過給機14は、いわゆるターボチャージャであり、タービンとコンプレッサとを有する。過給機14は、吸気した排気ガスの流れをタービンにより回転運動に変換し、コンプレッサを回転させて圧縮空気を生成する。他の実施形態では、過給機14が、いわゆるスーパーチャージャであって、クランクシャフトの回転を動力とするものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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