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公開番号2024174670
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092621
出願日2023-06-05
発明の名称車両用シート
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/42 20060101AFI20241210BHJP(車両一般)
要約【課題】乗員の着座向きにかかわらず、着座時の快適性とサブマリン現象防止性能とを両立させる。
【解決手段】車両用シート10は、乗員が着座するシートクッション12と、乗員の背部を支持するシートバック16と、シートクッション12に対するシートバック16の位置を前後に移動させることで乗員の着座向きを前後に転換可能にシートバックをシートクッションに連結した転換機構20と、車両衝突時のサブマリン現象防止のためにシートクッション12内に設けられ、シートクッション12に対して変位可能に支持され、シートクッション12に対するシートバック16の位置に応じてシートクッション12に対する位置を変更可能とされたプレート26と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
乗員が着座するシートクッションと、
前記乗員の背部を支持するシートバックと、
前記シートクッションに対する前記シートバックの位置を前後に移動させることで前記乗員の着座向きを前後に転換可能に前記シートバックを前記シートクッションに連結した転換機構と、
車両衝突時のサブマリン現象防止のために前記シートクッション内に設けられ、前記シートクッションに対して変位可能に支持され、前記シートクッションに対する前記シートバックの位置に応じて前記シートクッションに対する位置を変更可能とされたサブマリン防止部材と、
を備えた車両用シート。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記サブマリン防止部材は、前記転換機構と機械的に連結されており、前記シートバックの前記移動に連動して前記シートクッションに対して変位される請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記サブマリン防止部材は、シート左右方向に延在する1本の長尺部材を含み、前記シートバックの前記移動に連動して前記長尺部材がシート前後方向に変位される請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記サブマリン防止部材は、各々がシート左右方向に延在し、互いにシート前後方向に離間して配置された2本の長尺部材を含み、前記シートバックの前記移動に連動して前記2本の長尺部材が互いにシート上下方向の反対側へ変位される請求項2に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記サブマリン防止部材は、シート上下方向に板厚方向を沿わせて配置された板状部材を含み、前記シートバックの前記移動に連動して前記板状部材がシート左右方向に沿った軸線回りに回転される請求項2に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乗員の着座向きを前後に転換可能な車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示された車両用シート装置は、シートバックをシートクッションに対して前後に移動させ、乗員の着座向きを前後に転換させる転換機構を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-127180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の先行技術では、シートバックがシートクッションに対して前後に移動されるが、シートクッションの前後の向きは変更されない。このため、車両衝突時のサブマリン現象を防止するためのサブマリン防止部材がシートクッション内に設けられる場合、乗員の着座向きを後向きにした状態において、サブマリン防止部材が乗員の臀部と干渉し、座り心地が悪化する。また、後向きで着座している乗員に対して、サブマリン防止部材がサブマリン現象の防止効果を十分に発揮することができなくなる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、乗員の着座向きにかかわらず、着座時の快適性とサブマリン現象防止性能とを両立させることができる車両用シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートは、乗員が着座するシートクッションと、前記乗員の背部を支持するシートバックと、前記シートクッションに対する前記シートバックの位置を前後に移動させることで前記乗員の着座向きを前後に転換可能に前記シートバックを前記シートクッションに連結した転換機構と、車両衝突時のサブマリン現象防止のために前記シートクッション内に設けられ、前記シートクッションに対して変位可能に支持され、前記シートクッションに対する前記シートバックの位置に応じて前記シートクッションに対する位置を変更可能とされたサブマリン防止部材と、を備えている。
【0007】
第1の態様では、シートクッションに着座する乗員の背部がシートバックによって支持される。このシートバックをシートクッションに連結した転換機構は、シートクッションに対するシートバックの位置を前後に移動させることで、乗員の着座向きを前後に転換可能とされている。シートクッションには、車両衝突時のサブマリン現象防止のためにサブマリン防止部材が設けられている。このサブマリン防止部材は、シートクッションに対して変位可能に支持されており、シートクッションに対するシートバックの位置に応じてシートクッションに対する位置を変更可能とされている。これにより、シートクッションに対するシートバックの位置すなわち乗員の着座向きに応じてサブマリン防止部材を最適な位置に配置させることが可能となる。その結果、乗員の着座向きにかかわらず、着座時の快適性とサブマリン現象防止性能とを両立させることができる。
【0008】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様において、前記サブマリン防止部材は、前記転換機構と機械的に連結されており、前記シートバックの前記移動に連動して前記シートクッションに対して変位される。
【0009】
第2の態様では、シートクッション内に設けられたサブマリン防止部材が、転換機構と機械的に連結されている。このサブマリン防止部材は、シートクッションに対するシートバックの前後の移動に連動してシートクッションに対して変位される。これにより、シートクッションに対するサブマリン防止部材の位置を変更する手間を省くことができる。
【0010】
第3の態様の車両用シートは、第2の態様において、前記サブマリン防止部材は、シート左右方向に延在する1本の長尺部材を含み、前記シートバックの前記移動に連動して前記長尺部材がシート前後方向に変位される。
(【0011】以降は省略されています)

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