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公開番号2024175332
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-18
出願番号2023093036
出願日2023-06-06
発明の名称エネルギーマネジメント方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20241211BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】個々の電動車の状況に応じて、電動車ごとに適したスケジュールで充電を実行しつつ、車群全体で、要求されるエネルギーマネジメントを実現する。
【解決手段】エネルギーマネジメント方法が、第1タイミングで、車群でエネルギーマネジメントを行うための複数の電動車の各々の充電スケジュールを示す第1計画を生成すること(S24)と、第2タイミングで、第1計画を更新すること(S254)とを含む。この方法は、第1タイミングよりも後、かつ、第2タイミングよりも前に、複数の電動車のいずれかである対象車両について充電予備動作が検知された場合に、対象車両のための充電スケジュールを示す第2計画を生成すること(S252)と、第2計画が示す対象車両の充電開始時刻が、第1計画が示す対象車両の充電開始時刻よりも早い場合に、第2計画に従って対象車両の充電を実行すること(S257)とをさらに含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1タイミングで、複数の電動車を含む車群でエネルギーマネジメントを行うための前記複数の電動車の各々の充電スケジュールを示す第1計画を生成することと、
前記第1タイミングよりも後の第2タイミングで、前記第1計画を更新することと、
を含むエネルギーマネジメント方法であって、
前記第1タイミングよりも後、かつ、前記第2タイミングよりも前に、前記複数の電動車のいずれかである対象車両について充電予備動作が検知された場合に、前記対象車両のための充電スケジュールを示す第2計画を生成することと、
前記第2計画が示す前記対象車両の充電開始時刻が、前記第1計画が示す前記対象車両の充電開始時刻よりも早い場合に、前記第2計画に従って前記対象車両の充電を実行することと、
をさらに含む、エネルギーマネジメント方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電動車によるエネルギーマネジメント方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特開2022-113460号公報(特許文献1)には、電動車が充放電によってエネルギーマネジメントを行う方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-113460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術では、1つのサーバが、複数の電動車をエネルギーマネジメントのために制御する。このサーバは、各電動車の行動を予測し、予測された行動予定に基づいて各電動車の充放電計画を作成し、作成された充放電計画に従って各電動車を制御する。特許文献1は、車群全体で、要求されるエネルギーマネジメントを実現する方法を開示している。しかしながら、要求されるエネルギーマネジメントを実現しつつ、個々の電動車の状況に応じて、電動車ごとに適したスケジュールで充電を実行することについては、特許文献1では検討されていない。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、個々の電動車の状況に応じて、電動車ごとに適したスケジュールで充電を実行しつつ、車群全体で、要求されるエネルギーマネジメントを実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態に係るエネルギーマネジメント方法は、第1タイミングで、複数の電動車を含む車群でエネルギーマネジメントを行うための複数の電動車の各々の充電スケジュールを示す第1計画を生成することと、第1タイミングよりも後の第2タイミングで、第1計画を更新することとを含む。そして、この方法は、第1タイミングよりも後、かつ、第2タイミングよりも前に、複数の電動車のいずれかである対象車両について充電予備動作が検知された場合に、対象車両のための充電スケジュールを示す第2計画を生成することと、第2計画が示す対象車両の充電開始時刻が、第1計画が示す対象車両の充電開始時刻よりも早い場合に、第2計画に従って対象車両の充電を実行することとをさらに含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、個々の電動車の状況に応じて、電動車ごとに適したスケジュールで充電を実行しつつ、車群全体で、要求されるエネルギーマネジメントを実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムの概略的な構成を示す図である。
本開示の実施の形態に係るエネルギーマネジメント方法を示すフローチャートである。
図2に示した処理に従うエネルギーマネジメントシステムの動作例について説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中、同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0010】
図1は、本開示の実施の形態に係るエネルギーマネジメントシステムの概略的な構成を示す図である。図1を参照して、このシステムは、複数の電動車(車両100を含む)と、複数のEVSE(Electric Vehicle Supply Equipment)200と、各電動車から情報を収集するサーバ500とを含む。各電動車の情報は、個車の識別情報(車両ID)と紐付けられてサーバ500に登録され、必要に応じて更新される。以下では、サーバ500が管理する複数の電動車を「管理対象」と称する場合がある。サーバ500はアグリゲータサーバに相当する。アグリゲータサーバは、複数の分散型エネルギーリソース(以下、「DER(Distributed Energy Resources)」とも称する)を束ねてエネルギーマネジメントを行うように構成される。この実施の形態では、EVSE200と電気的に接続された電動車がDERとして機能する。例えば、車両100はDERとして機能し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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