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公開番号2024174659
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092598
出願日2023-06-05
発明の名称スイッチギヤ
出願人日新電機株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類H02B 1/30 20060101AFI20241210BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】隣り合う電力機器の間に絶縁バリアが配置されることで、スペースが比較的狭いスイッチギヤであっても、例えばメンテナンス等の作業時において、作業性を損なうことを軽減できるスイッチギヤを提供する。
【解決手段】スイッチギヤ100は、前面に開口面を有する筐体1と、筐体1内において、左右方向に並ぶように配置された複数の電力機器2と、複数の電力機器2の間に配置された絶縁バリア4と、筐体1に設けられ絶縁バリア4を前方向に移動可能に保持するレール32と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前面に開口面を有する筐体と、
前記筐体内において、左右方向に並ぶように配置された複数の電力機器と、
前記複数の電力機器の間に配置された絶縁バリアと、
前記筐体に設けられ前記絶縁バリアを前後方向に移動可能に保持するレールと、
を備える、
スイッチギヤ。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記筐体は、前記複数の電力機器の上方に配置された水平板を有し、
前記レールが前記水平板に設けられている、
請求項1に記載のスイッチギヤ。
【請求項3】
前記遮蔽板は、
前記レールに対してスライド可能に装着されたスライダと、
前記スライダに吊られた絶縁バリア本体と、
を有する、
請求項2に記載のスイッチギヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチギヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、従来のスイッチギヤが開示されている。特許文献1に記載のスイッチギヤは、筐体内に複数の電力機器(特許文献1では遮断器)が配置されている。電力機器の間には、板状の絶縁バリア(相間絶縁バリア及び対地間絶縁バリア)が配置されている。絶縁バリアは、固定電極に固定された連結体に対して固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-299211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のスイッチギヤにおいて、隣り合う絶縁バリアの間は、比較的狭いスペースであるため、絶縁バリアを設置する際に、作業性が悪いうえに、複数人での作業が難しいという問題がある。また、電力機器のメンテナンスの作業の際にも、隣り合う絶縁バリアの間が比較的狭いスペースであり、作業スペースが限られているため、例えば、手の届きにくい部位の清掃性、グリスアップ等の作業性が悪いという問題がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、隣り合う電力機器の間に絶縁バリアが配置されることで、スペースが比較的狭いスイッチギヤであっても、例えばメンテナンス等の作業時において、作業性を損なうことを軽減できるスイッチギヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る一態様のスイッチギヤは、前面に開口面を有する筐体と、前記筐体内において、左右方向に並ぶように配置された複数の電力機器と、前記複数の電力機器の間に配置された絶縁バリアと、前記筐体に設けられ前記絶縁バリアを前方向に移動可能に保持するレールと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る上記態様のスイッチギヤは、隣り合う電力機器の間に絶縁バリアが配置されることで、スペースが比較的狭いスイッチギヤであっても、例えば、メンテナンス等の作業時において、作業性を損なうことを軽減できる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るスイッチギヤの正面図である。
本発明の実施形態に係るスイッチギヤに用いられる支持装置及び絶縁バリアの模式斜視図である。
図2におけるA-A線での断面図である。
図2におけるB-B線での断面図である。
本発明の実施形態に係る支持装置に対して、絶縁バリアが移動することを説明する模式側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態>
本実施形態に係るスイッチギヤ100は、例えば、ビル、工場等の施設に設置される受容変電設備である。スイッチギヤ100は、屋外に設置されてもよいし、屋内に設置されてもよい。スイッチギヤ100は、複数の配電盤10を有することが好ましい。スイッチギヤ100は、特に図示しないが、複数の配電盤10が一方向に並び、隣り合う配電盤10同士が互いに連結されていることが好ましい。各配電盤10は、図1に示すように、筐体1と、筐体1内に設置された電力機器2と、電力機器2の間に配置された絶縁バリア4と、支持装置3と、を備える。支持装置3は、図2に示すように、絶縁バリア4を前後方向に移動可能に保持するレール32を有している。
【0010】
このように構成されていることで、絶縁バリア4を前方に移動させることができるため、隣り合う絶縁バリア4の対向間の距離が短い場合であっても、電力機器2のメンテナンス等の作業や、設置時の組立ての作業性が損なわれることを軽減でき、作業性を向上できる。
(【0011】以降は省略されています)

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