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公開番号
2025014240
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116618
出願日
2023-07-18
発明の名称
ロータ
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02K
1/2753 20220101AFI20250123BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】永久磁石の剥がれを防止する外径側のスリーブの破損を防止したロータを提供する。
【解決手段】本発明の回転電気用ロータは、円筒形スリーブと、
上記円筒形スリーブの内周面に接着されて周方向に並んだ複数の永久磁石と、
上記永久磁石の内径側に配置されたシャフトと、を備える。
そして、上記永久磁石は、軸方向に見て、内径側に平面を有し、外径側が上記円筒形スリーブの内周面に沿った扇形であり、上記シャフトが、軸方向に見て、上記永久磁石の数と角が同数の正多角形であり、上記永久磁石の内径側平面と上記シャフトの側面とが対向して配置され、上記永久磁石と上記シャフトとの間に、スペーサを備えることとしたため、外径側のスリーブの破損を防止したロータを提供することができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
円筒形スリーブと、
上記円筒形スリーブの内周面に接着されて周方向に並んだ複数の永久磁石と、
上記永久磁石の内径側に配置されたシャフトと、を備える回転電気用ロータであって、
上記永久磁石は、軸方向に見て、内径側に平面を有し、外径側が上記円筒形スリーブの内周面に沿った扇形であり、
上記シャフトが、軸方向に見て、上記永久磁石の数と角が同数の正多角形であり、
上記永久磁石の内径側平面と上記シャフトの側面とが対向して配置され、
上記永久磁石と上記シャフトとの間に、スペーサを備えることを特徴とするロータ。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
上記スペーサが、軸方向に見て、平板部とその両端に楔部を有する形状であり、
上記スペーサの平板部が、上記シャフトの側面と上記永久磁石の内径側平面との間に配置され、
上記平板部が上記シャフトの側面に対向し、上記楔部が上記永久磁石間に食い込んで、その刃面が上記永久磁石の内径側側端部と当接していることを特徴とする請求項1に記載のロータ。
【請求項3】
上記スペーサが、弾性体で形成されていることを特徴とする請求項2に記載のロータ。
【請求項4】
上記楔部の刃面が平面であることを特徴とする請求項3に記載のロータ。
【請求項5】
上記楔部の刃面が階段形状であることを特徴とする請求項3に記載のロータ。
【請求項6】
上記スペーサが連続した円環状の一部品であることを特徴とする請求項2に記載のロータ。
【請求項7】
上記永久磁石と上記スペーサ、及び、上記永久磁石同士が接着剤で固定されていることを特徴とする請求項3に記載のロータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータに係り、更に詳細には、表面磁石型の回転電機に用いられるロータに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
永久磁石が表面に張り合わされた表面磁石型のロータは、永久磁石の磁気を効率よく利用できる一方で、永久磁石の接着が脆弱であるという問題を有するため、特に高速回転が要求されるロータには、遠心力に耐えられるように、永久磁石を筒状のスリーブで覆う補強がなされる。
【0003】
特許文献1には、2重構造の筒状のスリーブで永久磁石を挟持したロータが開示され、内径側のスリーブと永久磁石との間に、永久磁石の周方向縁部に向かうにつれて大きくなる隙間を形成することで、上記内径側のスリーブにシャフトを圧入する際、内径側のスリーブが拡径することによる永久磁石の割れを防止できる旨が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-096641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のロータは、内径側のスリーブの外周面に永久磁石を配置するものであって、内径側のスリーブを基準として永久磁石を配置するため、永久磁石が寸法誤差を有すると、永久磁石の外径側に隣接する永久磁石と間に段差が生じる。
【0006】
そして、ロータの回転により永久磁石が外径方向の荷重を受けると、永久磁石間の段差が外径側のスリーブに食い込んで応力が集中するため、永久磁石の剥がれを防止する外径側のスリーブが破損する虞がある。
【0007】
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、永久磁石の剥がれを防止する外径側のスリーブの破損を防止したロータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、永久磁石を覆う外径側の円筒形スリーブを基準として、上記円筒形スリーブの内周面に上記永久磁石を接着し、永久磁石とシャフトとの間に、永久磁石の寸法誤差を調節するスペーサを設けることにより、上記目的が達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち、本発明の回転電気用ロータは、円筒形スリーブと、
上記円筒形スリーブの内周面に接着されて周方向に並んだ複数の永久磁石と、
上記永久磁石の内径側に配置されたシャフトと、を備える。
そして、上記永久磁石は、軸方向に見て、内径側に平面を有し、外径側が上記円筒形スリーブの内周面に沿った扇形であり、上記シャフトが、軸方向に見て、上記永久磁石の数と角が同数の正多角形であり、上記永久磁石の内径側平面と上記シャフトの側面とが対向して配置され、上記永久磁石と上記シャフトとの間に、スペーサを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、円筒形スリーブの内周面に永久磁石を接着し、永久磁石の寸法誤差を上記永久磁石とシャフトとの間で吸収することとしたため、永久磁石の外径側に段差が生じず、上記円筒形スリーブの破損を防止できるロータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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