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公開番号2025100937
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025073553,2021017372
出願日2025-04-25,2021-02-05
発明の名称ウインドレギュレータユニットの取付構造
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E05F 15/689 20150101AFI20250626BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】車両用ドアを閉めたときの、ウインドレギュレータユニットの支持部材からドアインナーパネルに向けて入力される荷重を低減する。
【解決手段】ウインドレギュレータユニットの取付構造は、ガイド部材の上端部と下端部との間には、ドアインナーパネルに固定されてガイド部材を支持する少なくとも1つの支持部材が設けられ、ガイド部材の上端部と、ドアインナーパネルのうち上端部と車室内外方向に対向する上部対向部と、の間には、上部弾性部材が介設され、少なくとも車両用ドアを閉めたときの加速度によって生じる弾性変形により、上端部と上部対向部とが互いに近づいて上部弾性部材を圧縮するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ウインドレギュレータユニットの取付構造であって、
車両用ドアの車室内方側を構成するドアインナーパネルと、
前記ドアインナーパネルの車室外方において上下方向に延在し、ウインドパネルを昇降可能に支持するガイド部材と、を備え、
前記ガイド部材の上端部と下端部との間には、前記ドアインナーパネルに固定されて前記ガイド部材を支持する少なくとも1つの支持部材が設けられ、
前記ガイド部材の前記上端部と、前記ドアインナーパネルのうち前記上端部と車室内外方向に対向する上部対向部と、の間には、上部弾性部材が介設され、
少なくとも前記車両用ドアを閉めたときの加速度によって生じる弾性変形により、前記上端部と前記上部対向部とが互いに近づいて前記上部弾性部材を圧縮するように構成されており、
前記ガイド部材の前記下端部と、前記ドアインナーパネルのうち前記下端部と車室内外方向に対向する下部対向部と、の間には、下部弾性部材が介設され、
少なくとも前記車両用ドアを閉めたときの加速度によって生じる弾性変形により、前記下端部と前記下部対向部とが互いに近づいて前記下部弾性部材を圧縮するように構成されており、
前記上部弾性部材は、車室内外方向において前記ドアインナーパネルの前記上部対向部、又は前記ガイド部材の前記上端部のいずれか一方から離間した状態で配置され、
前記下部弾性部材は、車室内外方向において前記ドアインナーパネルの前記下部対向部、及び前記ガイド部材の前記下端部の両方に接触した状態で、かつ圧縮された状態で配置される、取付構造。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
ウインドレギュレータユニットの取付構造であって、
車両用ドアの車室内方側を構成するドアインナーパネルと、
前記ドアインナーパネルの車室外方において上下方向に延在し、ウインドパネルを昇降可能に支持するガイド部材と、を備え、
前記ガイド部材の上端部と下端部との間には、前記ドアインナーパネルに固定されて前記ガイド部材を支持する少なくとも1つの支持部材が設けられ、
前記ガイド部材の前記上端部と、前記ドアインナーパネルのうち前記上端部と車室内外方向に対向する上部対向部と、の間には、上部弾性部材が介設され、
少なくとも前記車両用ドアを閉めたときの加速度によって生じる弾性変形により、前記上端部と前記上部対向部とが互いに近づいて前記上部弾性部材を圧縮するように構成されており、
前記ガイド部材の前記下端部と、前記ドアインナーパネルのうち前記下端部と車室内外方向に対向する下部対向部と、の間には、下部弾性部材が介設され、
少なくとも前記車両用ドアを閉めたときの加速度によって生じる弾性変形により、前記下端部と前記下部対向部とが互いに近づいて前記下部弾性部材を圧縮するように構成されており、
前記下部弾性部材における、前記車両用ドアの回転軸から遠い遠位部は、当該遠位部よりも当該回転軸に近い近位部よりも圧縮された状態で配置される、取付構造。
【請求項3】
前記上部弾性部材は、前記ガイド部材の前記上端部における車室内方側に設けられた上部ゴム部材を含む、請求項1又は2に記載の取付構造。
【請求項4】
前記上部ゴム部材は、前記ガイド部材に直接固定されている、請求項3に記載の取付構造。
【請求項5】
前記下部弾性部材の弾性係数は、前記上部弾性部材の弾性係数よりも低い、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の取付構造。
【請求項6】
前記下部弾性部材は、前記ガイド部材の前記下端部から車室内方向に延出した板バネ部材と、前記板バネ部材の車室内方側に設けられた下部ゴム部材と、を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の取付構造。
【請求項7】
前記下部ゴム部材は、当該下部ゴム部材の前記ドアインナーパネルと対向する面に凹部を備える、請求項6に記載の取付構造。
【請求項8】
前記少なくとも1つの支持部材の、前記ドアインナーパネルに当接する面における周縁部は、車室外方に向けて起曲される、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ウインドレギュレータユニットの取付構造に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ケーブルが巻き掛けられるドラムを備えた駆動モータと、ウインドパネルを支持するキャリアプレートと、キャリアプレートに設けられ、ケーブルが接続されるケーブル接続部と、キャリアプレートに設けられる摺動部と、摺動部が摺接する案内溝を備え、キャリアプレートの昇降を案内するガイドレールと、ケーブルの向きをガイドレールに沿うように転換する方向転換部材と、を有し、ケーブル接続部および摺動部を、案内溝の開口方向に重なるように配置する、ウインドレギュレータ装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-200150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両用ドアを閉めたときに、ウインドレギュレータユニットの慣性力に起因する荷重が、当該ウインドレギュレータユニットの支持部材から車両用ドアのドアインナーパネルに向けて集中的に入力されるおそれがあった。
【0005】
本発明の目的は、車両用ドアを閉めたときの、ウインドレギュレータユニットの支持部材からドアインナーパネルに向けて入力される荷重を低減することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様にかかるウインドレギュレータユニットの取付構造は、ガイド部材の上端部と下端部との間に、ドアインナーパネルに固定されてガイド部材を支持する少なくとも1つの支持部材が設けられ、ガイド部材の上端部と、ドアインナーパネルのうち上端部と車室内外方向に対向する上部対向部と、の間には、上部弾性部材が介設され、少なくとも車両用ドアを閉めたときの加速度によって生じる弾性変形により、上端部と上部対向部とが互いに近づいて上部弾性部材を圧縮するように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車両用ドアを閉めたときの、ウインドレギュレータユニットの支持部材からドアインナーパネルに向けて入力される荷重を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る車両用ドアの斜視図である。
図1に係る車両用ドアのA-A線に沿った断面図である。
実施形態に係るウインドレギュレータユニットの斜視図である。
図3に係るガイド部材の上端部の要部を示す図であって、実施形態に係るウインドレギュレータユニットにおける上部弾性部材の配設状態を示す斜視図である。
実施形態に係るガイド部材の上端部における、上部弾性部材とドアインナーパネルとの配設関係を示す模式的部分断面図である。
実施形態に係る下部弾性部材を示す斜視図である。
実施形態に係るガイド部材の下端部の要部を示す図であって、下部弾性部材とガイド部材との配設関係を示す模式的部分断面図である。
実施形態に係る支持部材の斜視図である。
実施形態に係るウインドレギュレータユニットの取付構造の作用を説明するための図であり、図2に示した断面のうち、車両用ドアを閉めたときの、ガイド部材とドアインナーパネルとの関係を示す模式的部分断面図である。
実施形態に係るウインドレギュレータユニットの取付構造の作用を説明するためのグラフであって、ドアインナーパネルに対するウインドレギュレータユニットの相対的移動量と、上部弾性部材及び下部弾性部材からの反力との関係を示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、実施形態にかかるウインドレギュレータユニットの取付構造について説明する。なお、各図中のFR,RRは、車両用ドア前後方向前方、後方をそれぞれ示し、IS,OSは、車室内外方向内方、外方を、UP,DNは、車両用ドア上下方向上方、下方をそれぞれ示す。また、車両用ドア前後方向前方とは、車両用ドアにおいて当該車両用ドアを車体に対して回動可能に支持する回転軸(ヒンジ)が設けられている方向をいう。また、車両用ドア前後方向後方とは、車両用ドアにおいて当該ヒンジが設けられている方向とは逆の方向をいう。なお、以下の説明では、車両用ドア前後方向前方、後方、車両用ドア上下方向上方、下方、車室内外方向内方、外方を、それぞれ単に「前方」「後方」「上方」「下方」「車室内方」「車室外方」と称する。また、同一の機能を有する要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0010】
実施形態にかかるウインドレギュレータユニットの取付構造は、乗用車やライトトラック(SUV、ピックアップトラック等)の車両用ドアにおけるウインドレギュレータユニットの取付に用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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