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公開番号
2025008268
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110273
出願日
2023-07-04
発明の名称
力率改善回路
出願人
株式会社高砂製作所
代理人
個人
主分類
H02M
7/12 20060101AFI20250109BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】回路部品を小型化し回路面積の削減すると共に、ノイズを低減する力率改善回路を提供する。
【解決手段】本発明の力率改善回路1は、高周波スイッチ素子10と、低周波スイッチ素子11と、を有する低周波スイッチ素子11においてトーテムポール回路を構成するトランジスタのゲートとコレクタ(或いはドレイン)間に、トランジスタのゲートコレクタ間寄生容量とは異なる外付けコンデンサCgc1、Cgc2を設ける。
。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
交流信号の正極側信号が伝達される正極側入力ラインと、
前記交流信号の負極側信号が伝達される負極側入力ラインと、
前記正極側入力ライン上に設けられるリアクトルと、
前記交流信号の入力端と、前記リアクトルの間の位置において、前記正極側入力ラインと前記負極側入力ラインとの間に直列に接続される第1のコンデンサ及び第2のコンデンサと、
出力信号の一方が伝達される正極側出力ラインと、
前記出力信号の他方が伝達される負極側出力ラインと、
第1の端子が前記正極側出力ラインに接続され、第2の端子が前記正極側入力ラインに接続される第1のトランジスタと、
第1の端子が前記正極側入力ラインに接続され、第2の端子が前記負極側出力ラインに接続される第2のトランジスタと、
第1の端子が前記正極側出力ラインに接続され、第2の端子が前記負極側入力ラインに接続される第3のトランジスタと、
第1の端子が前記負極側入力ラインに接続され、第2の端子が前記負極側出力ラインに接続される第4のトランジスタと、
前記第1のトランジスタから第4のトランジスタにそれぞれ並列に接続され、前記第1の端子にカソードが接続され、前記第2の端子にアノードが接続されるダイオードと、
前記交流信号に基づきトランジスタのオンオフの切り替えを制御する駆動信号を前記第1のトランジスタから前記第4のトランジスタのゲートに与える駆動信号生成部と、
前記第3のトランジスタの第1の端子と制御端子との間に接続される第3のコンデンサと、
前記第4のトランジスタの第1の端子と制御端子との間に接続される第4のコンデンサと、を有する力率改善回路。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記第3のコンデンサは、前記第3のトランジスタの第1の端子とゲートとの間の寄生容量の1倍より大きく、かつ、40倍以下の容量値を有し、
前記第4のコンデンサは、前記第4のトランジスタの第1の端子とゲートとの間の寄生容量の1倍より大きく、かつ、40倍以下の容量値を有する請求項1に記載の力率改善回路。
【請求項3】
前記第3のコンデンサに直列に接続される第1の抵抗と、前記第4のコンデンサに直列に接続される第2の抵抗と、をさらに有する請求項1に記載の力率改善回路。
【請求項4】
前記交流信号の前記入力端と、前記第1、第2のコンデンサとの間に設けられる付加回路をさらに有し、
前記付加回路は、ノイズフィルタ回路、インピーダンス調整回路の少なくとも一方である請求項1に記載の力率改善回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は力率改善回路に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
スイッチング電源では、力率を改善することを目的として力率改善回路が用いられている。力率改善回路は、大電力を扱うものが多く、ノイズの発生を抑制することが求められている。例えば、特許文献1に記載のブリッジレス力率改善コンバータでは、力率改善回路におけるノイズ対策が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-192546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のブリッジレス力率改善コンバータでは、直列ダイオードに並列接続される別体の並列コンデンサを設けることで、ノイズ発生の抑制効果は得られる。しかしながら、トランジスタのコレクタエミッタ(ドレインソース)間に外付けコンデンサを接続すると、該外付けコンデンサにはスイッチング時のサージ電流が流れるため、高い許容電流値の並列コンデンサが必要となり、回路部品が大型化すると共に回路面積が増大し、改善の余地がある。そこで、本開示は回路部品を小型化し回路面積の削減を可能とする力率改善回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示にかかる力率改善回路の一態様は、交流信号の正極側信号が伝達される正極側入力ラインと、前記交流信号の負極側信号が伝達される負極側入力ラインと、前記正極側入力ライン上に設けられるリアクトルと、前記交流信号の入力端と、前記リアクトルの間の位置において、前記正極側入力ラインと前記負極側入力ラインとの間に直列に接続される第1のコンデンサ及び第2のコンデンサと、出力信号の一方が伝達される正極側出力ラインと、前記出力信号の他方が伝達される負極側出力ラインと、第1の端子が前記正極側出力ラインに接続され、第2の端子が前記正極側入力ラインに接続される第1のトランジスタと、第1の端子が前記正極側入力ラインに接続され、第2の端子が前記負極側出力ラインに接続される第2のトランジスタと、第1の端子が前記正極側出力ラインに接続され、第2の端子が前記負極側入力ラインに接続される第3のトランジスタと、第1の端子が前記負極側入力ラインに接続され、第2の端子が前記負極側出力ラインに接続される第4のトランジスタと、前記第1のトランジスタから第4のトランジスタにそれぞれ並列に接続され、前記第1の端子にカソードが接続され、前記第2の端子にアノードが接続されるダイオードと、前記交流信号に基づきトランジスタのオンオフの切り替えを制御する駆動信号を前記第1のトランジスタから前記第4のトランジスタのゲートに与える駆動信号生成部と、前記第3のトランジスタの第1の端子とゲートとの間に接続される第3のコンデンサと、前記第4のトランジスタの第1の端子とゲートとの間に接続される第4のコンデンサと、を有する。
【0006】
上記態様にかかる力率改善回路によれば、外付けコンデンサを小型化し回路面積を削減すると共に、ノイズを低減することが可能となる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、回路部品を小型化し回路面積の削減を可能とする力率改善回路が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1にかかる力率改善回路の回路図である。
実施の形態1にかかる力率改善回路の外付けコンデンサを設けない例(比較例)の動作を説明するタイミングチャートである。
実施の形態1にかかる力率改善回路の動作を説明するタイミングチャートである。
実施の形態1にかかる力率改善回路の第3のトランジスタの電圧変化に起因して流れるノイズ電流を説明する回路図である。
実施の形態1にかかる力率改善回路の第3のトランジスタの電圧変化に起因して流れるノイズ電流の経路を説明する等価回路である。
実施の形態1にかかる力率改善回路の第4のトランジスタの電圧変化に起因して流れるノイズ電流を説明する回路図である。
実施の形態1にかかる力率改善回路の第4のトランジスタの電圧変化に起因して流れるノイズ電流の経路を説明する等価回路である。
実施の形態1にかかる力率改善回路の外付けコンデンサの等価直列抵抗ESRと損失との関係を説明するグラフである。
実施の形態2にかかる力率改善回路の回路図である。
実施の形態3にかかる力率改善回路の第1の例の回路図である。
実施の形態3にかかる力率改善回路の第2の例の回路図である。
実施の形態4にかかる力率改善回路の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本開示の実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は繰り返さない。
【0010】
<実施の形態1>
図1に実施の形態1にかかる力率改善回路1の回路図を示す。実施の形態1にかかる力率改善回路1は、高周波スイッチ素子10、低周波スイッチ素子11、駆動信号生成部12を有する。実施の形態1にかかる力率改善回路1は、駆動信号生成部12により高周波スイッチ素子10及び低周波スイッチ素子11においてトーテムポール回路を構成するトランジスタを制御することで、電力源13が交流信号で供給する電力を直流電圧に変換して出力する。実施の形態1にかかる力率改善回路1は、出力ラインとして、正極側出力ラインNLPと負極側出力ラインNLNとを有し、正極側出力ラインNLPと負極側出力ラインNLNとの間の電圧差が出力電圧となる。また、実施の形態1では、交流信号を電力源13から高周波スイッチ素子10及び低周波スイッチ素子11に伝達する入力線にリアクトルLd、第1のコンデンサ(例えば、コンデンサCy1)及び第2のコンデンサ(例えば、コンデンサCy2)が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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