TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025000398
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2023100234
出願日
2023-06-19
発明の名称
ロータ
出願人
株式会社アイシン
代理人
個人
主分類
H02K
1/276 20220101AFI20241224BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】磁石収容孔の内部において永久磁石をステータに近い側で固定することが可能なロータを提供する。
【解決手段】このロータ100は、永久磁石Mと、永久磁石Mが挿入される磁石挿入部20および永久磁石Mを固定する樹脂が充填される磁石固定樹脂充填部を有する磁石収容孔2を含み、電磁鋼板が複数枚積層されることにより形成されたロータコア101と、を備え、ロータコア101は、磁石収容孔2の径方向内側に配置された磁石非収容孔3と、永久磁石Mの径方向内側に配置され、磁石収容孔2と磁石非収容孔3とを連通する連通孔部4と、をさらに含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
永久磁石と、
前記永久磁石が挿入される磁石挿入部および前記永久磁石を固定する樹脂が充填される磁石固定樹脂充填部を有する磁石収容孔を含み、電磁鋼板が複数枚積層されることにより形成されたロータコアと、を備え、
前記ロータコアは、
前記磁石収容孔の径方向内側に配置された磁石非収容孔と、
前記永久磁石の径方向内側に配置され、前記磁石収容孔と前記磁石非収容孔とを連通する連通孔部と、をさらに含む、ロータ。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記連通孔部、前記磁石収容孔および前記磁石非収容孔は、周方向において、前記連通孔部が前記磁石収容孔および前記磁石非収容孔よりも細くなるくびれ形状に形成されている、請求項1に記載のロータ。
【請求項3】
前記磁石固定樹脂充填部は、前記永久磁石の周方向の両側に一対設けられた周方向端部側樹脂部を有し、
前記連通孔部は、前記永久磁石の径方向に延びる周方向の中心線に沿って径方向に延びており、周方向において一対の前記周方向端部側樹脂部の中間の位置に配置されている、請求項1に記載のロータ。
【請求項4】
前記磁石固定樹脂充填部は、前記永久磁石の径方向内側の内側面に沿って周方向に延びるように設けられ、前記連通孔部と前記周方向端部側樹脂部とを接続する径方向内側樹脂部を有し、
前記永久磁石は、前記径方向内側樹脂部により、前記磁石収容孔の内部において径方向外側に片寄って配置されている、請求項3に記載のロータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータに関し、特に、電磁鋼板が複数枚積層されることにより形成されたロータコアを備えるロータに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電磁鋼板が複数枚積層されることにより形成されたロータコアを備えるロータが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、電磁鋼板が複数枚積層されることにより形成されたロータコアを備えるロータが開示されている。上記ロータコアには、永久磁石が挿入される磁石挿入部と、永久磁石を固定する樹脂が充填される樹脂充填部とを含む磁石収容孔が設けられている。永久磁石は、磁石挿入部に挿入された状態で、磁石収容孔の軸方向の端部から樹脂が樹脂充填部に導入されて、充填されることにより固定される。磁石収容孔は、挿入された永久磁石の大まかな位置が定まるように、軸方向から視て永久磁石の外形に沿った形状を有している。また、磁石収容孔と永久磁石との間には、永久磁石の挿入性を考慮して、クリアランスが設けられている。このクリアランスが、樹脂が充填される樹脂充填部となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-112422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載のロータでは、磁石収容孔の軸方向の端部から、磁石収容孔と永久磁石との間のクリアランスである樹脂充填部に樹脂を導入して、充填することにより永久磁石を固定する必要がある。このため、磁石収容孔の内部で永久磁石が位置決めされていない状態で、磁石収容孔の永久磁石の周囲の部分に軸方向から樹脂が導入されることになるため、樹脂充填後における磁石収容孔の内部に配置された永久磁石の位置が定まらないという問題点がある。すなわち、磁石収容孔の内部において、永久磁石がステータから遠い側で固定される場合があるという問題点がある。なお、ロータの永久磁石がステータから遠くに配置される程、ステータ側に永久磁石の磁束が届きにくくなるため、モータの効率が低下する。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、磁石収容孔の内部において永久磁石をステータに近い側で固定することが可能なロータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面におけるロータは、永久磁石と、永久磁石が挿入される磁石挿入部および永久磁石を固定する樹脂が充填される磁石固定樹脂充填部を有する磁石収容孔を含み、電磁鋼板が複数枚積層されることにより形成されたロータコアと、を備え、ロータコアは、磁石収容孔の径方向内側に配置された磁石非収容孔と、永久磁石の径方向内側に配置され、磁石収容孔と磁石非収容孔とを連通する連通孔部と、をさらに含む。
【0008】
この発明の一の局面によるロータでは、上記のように、ロータコアに、磁石固定樹脂充填部を有する磁石収容孔と、磁石収容孔の径方向内側に配置された磁石非収容孔と、永久磁石の径方向内側に配置され、磁石収容孔と磁石非収容孔とを連通する連通孔部とを設ける。これによって、永久磁石の径方向内側に配置され、磁石収容孔と磁石非収容孔とを連通する連通孔部により、永久磁石の径方向内側から永久磁石に向けて樹脂を流すことができる。したがって、連通孔部の内部を永久磁石に向けて径方向外側に流れる樹脂の流れ方向の力によって、径方向外側に永久磁石を押して、径方向外側に永久磁石を位置決めした状態で、磁石固定樹脂充填部に樹脂を充填することができる。その結果、磁石収容孔の内部において永久磁石をステータに近い側で固定することができる。また、従来のような磁石収容孔の軸方向の端部のみから、磁石収容孔の内部に樹脂を充填するのではなく、径方向内側の連通孔部からも磁石収容孔の内部に樹脂を充填することができる。その結果、比較的小さな樹脂の射出圧でも磁石収容孔の内部に樹脂を行き渡らせることができる。
【0009】
上記一の局面によるロータにおいて、好ましくは、連通孔部、磁石収容孔および磁石非収容孔は、周方向において、連通孔部が磁石収容孔および磁石非収容孔よりも細くなるくびれ形状に形成されている。
【0010】
このように構成すれば、連通孔部を比較的小さく形成することができるので、磁石収容孔に永久磁石を挿入した際に、永久磁石の一部が連通孔部に配置されて、永久磁石が傾くことを回避することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
発電機
27日前
個人
インバーター
14日前
個人
赤道周回変圧器
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
今日
株式会社GSユアサ
蓄電装置
今日
個人
共振電流制御形直流電源
20日前
カヤバ株式会社
モータ
27日前
株式会社アイシン
ロータ
1日前
株式会社ミクニ
電動装置
1か月前
国立大学法人信州大学
回転電機
20日前
ニチコン株式会社
電源装置
20日前
株式会社アイシン
モータ装置
1日前
ブラザー工業株式会社
充電器
27日前
ブラザー工業株式会社
充電器
27日前
コバックス株式会社
補助電源システム
27日前
キヤノン株式会社
振動波モータ
15日前
株式会社ダイヘン
充電装置
27日前
株式会社村田製作所
電力変換装置
1か月前
住友電装株式会社
電気接続箱
13日前
三菱電機株式会社
ガス絶縁開閉装置
1か月前
マツダ株式会社
電力変換装置
13日前
株式会社豊田自動織機
モータ
1か月前
株式会社ジェイテクト
制御装置
20日前
富士電機株式会社
電力変換装置
27日前
株式会社豊田自動織機
ステータ
20日前
富士電機株式会社
電力変換装置
13日前
株式会社ダイヘン
充電システム
27日前
トヨタ自動車株式会社
充放電システム
13日前
富士電機株式会社
電力変換装置
1か月前
株式会社デンソー
駆動回路
21日前
株式会社東芝
電力変換装置
今日
株式会社アイシン
発電装置
1か月前
ネグロス電工株式会社
気密カバー
1か月前
キヤノン株式会社
駆動装置及び駆動方法
14日前
キヤノン株式会社
駆動装置及び駆動方法
14日前
株式会社豊田自動織機
電力変換装置
27日前
続きを見る
他の特許を見る