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公開番号2025152638
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024054627
出願日2024-03-28
発明の名称車両用ドア装置
出願人株式会社アイシン,トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類E05D 15/10 20060101AFI20251002BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】安定的にドアを支持する。
【解決手段】ドア装置20は、連結長可変機構50を備える可変リンク100に設けられた係合部材180と、この係合部材180が係合するカム溝170を有してドア5に設けられたカム部材160と、を備える。更に、ドア5の全開動作に基づきカム溝170内を移動した係合部材180の係合部180xが近接するカム溝170の延伸端部172eを、このカム溝170の開側端部170bとする。そして、カム溝170は、その開側端部170bを含む延伸領域の開側に設定された溝幅変更区間αを有するとともに、この溝幅変更区間αにおけるカム溝170の溝幅W1が、その溝幅変更区間αよりも延伸領域の閉側における溝幅W0よりも狭くなっている。
【選択図】図24
特許請求の範囲【請求項1】
車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有する第1及び第2のリンクアームを備え、
前記第1及び第2のリンクアームにより構成されるリンク機構の動作に基づき前記ドアが開閉動作するとともに、
前記第1及び第2のリンクアームの少なくとも何れかは、前記第1及び第2の回動連結点間の連結長を変更可能とする連結長可変機構を備えた可変リンクであって、
前記可変リンクに設けられた係合部材と、
前記係合部材が係合するカム溝を有して前記ドアに設けられたカム部材と、を備え、
前記ドアの全開動作に基づき前記カム溝内を移動した前記係合部材の係合部が近接する前記カム溝の延伸端部を該カム溝の開側端部として、
前記カム溝は、前記開側端部を含む延伸領域の開側に設定された溝幅変更区間を有するとともに、前記溝幅変更区間における前記カム溝の溝幅が、前記溝幅変更区間よりも延伸領域の閉側における前記カム溝の溝幅よりも狭い車両用ドア装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記可変リンクは、前記第1の回動連結点を有した車体側リンクと前記第2の回動連結点を有したドア側リンクとを回動可能に連結した関節リンクである
請求項1に記載の車両用ドア装置。
【請求項3】
前記ドアの開動作に基づき前記第2の回動連結点周りに回動した前記ドア側リンクに当接することにより前記第2の回動連結点周りに前記ドアに対する前記ドア側リンクの相対回動を規制する回動規制部を備え、
前記溝幅変更区間は、前記車体側リンクと前記ドア側リンクとの中間連結点及び前記第2の回動連結点を通る基準線を超えて前記中間連結点周りに前記車体側リンクが回動するときに該車体側リンクに設けられた前記係合部材の係合部が前記カム溝に係合する基準位置よりも該カム溝における延伸領域の開側に設けられる
請求項2に記載の車両用ドア装置。
【請求項4】
前記第1及び第2のリンクアームの少なくとも何れかを当接リンクとして、前記ドアの全開位置において前記当接リンクに当接することにより該当接リンク及び前記ドアの相対回動を規制するドアストッパを備える
請求項1~請求項3の何れか一項に記載の車両用ドア装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ドア装置に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有した第1及び第2のリンクアームを備える車両用ドア装置がある。このような車両用ドア装置は、第1及び第2のリンクアームにより構成されるリンク機構の動作に基づいて、そのドア開口部に設けられたドアが開閉動作する。更に、例えば、特許文献1には、一方のリンクアームを可変リンクとして、その第1及び第2の回動連結点間の連結長を変更可能とする連結長可変機構を備える構成が記載されている。そして、このような構成を採用することで、リンク機構の動作に基づき開閉動作するドアについて、その開閉動作の自由度を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-68618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような構成を有する車両用ドア装置においては、そのリンク機構に支持されたドアの揺れや振動をより抑えることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る車両用ドア装置は、車体に対する第1の回動連結点と車両のドアに対する第2の回動連結点とを有する第1及び第2のリンクアームを備え、前記第1及び第2のリンクアームにより構成されるリンク機構の動作に基づき前記ドアが開閉動作するとともに、前記第1及び第2のリンクアームの少なくとも何れかは、前記第1及び第2の回動連結点間の連結長を変更可能とする連結長可変機構を備えた可変リンクであって、前記可変リンクに設けられた係合部材と、前記係合部材が係合するカム溝を有して前記ドアに設けられたカム部材と、を備え、前記ドアの全開動作に基づき前記カム溝内を移動した前記係合部材の係合部が近接する前記カム溝の延伸端部を該カム溝の開側端部として、前記カム溝は、前記開側端部を含む延伸領域の開側に設定された溝幅変更区間を有するとともに、前記溝幅変更区間における前記カム溝の溝幅が、前記溝幅変更区間よりも延伸領域の閉側における前記カム溝の溝幅よりも狭い。
【0006】
上記構成によれば、連結長可変機構を有した可変リンクを用いて構成されるリンク機構に支持されたドアについて、より効果的に、そのドアの揺れや振動を抑えることができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、安定的にドアを支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、ドア装置の斜視図である。
図2は、ドア装置の斜視図である。
図3は、リンク機構を構成する第1及び第2のリンクアームの平面図である。
図4は、リンク機構を構成する第1及び第2のリンクアームの平面図である。
図5は、リンク機構を構成する第1及び第2のリンクアームの平面図である。
図6は、リンク機構を構成する第1及び第2のリンクアームの平面図である。
図7は、ドア側係合部及び車体側係合部の概略構成図である。
図8は、ドア側係合部及び車体側係合部、並びにドア及びドア開口部の斜視図である。
図9は、ドア装置のシステム構成図である。
図10は、ドア装置が設けられたドア開口部近傍の斜視図である。
図11は、関節リンクの平面図である。
図12は、関節リンクの平面図である。
図13は、関節リンクを用いた可変リンクの平面図である。
図14は、関節リンクを用いた可変リンクの動作説明図である。
図15は、関節リンクを用いた可変リンクの分解斜視図である。
図16は、関節リンクを構成する車体側リンク及び体ブラケットの側面図である。
図17は、車体側リンク及び車体ブラケットの断面図である。
図18は、ドアブラケット及び関節リンクの側面図である。
図19は、ドアブラケット及び関節リンクの側面図である。
図20は、ドアブラケット及び関節リンクの側面図である。
図21は、ドアブラケットを介してドアに連結された関節リンクの平面図である。
図22は、ドアブラケットを介してドアに連結された関節リンクの平面図である。
図23は、ドアブラケットを介してドアに連結された関節リンクの平面図である。
図24は、可変リンクに設けられた係合部材が係合するカム部材のカム溝を示すドアブラケットの部分断面図である。
図25は、第2のリンクアーム側のドアブラケットに設けられたドアストッパ近傍の斜視図である。
図26は、第1のリンクアーム側のドアブラケットに設けられたドアストッパ近傍の平面図である。
図27は、第1のリンクアーム側のドアブラケットに設けられたドアストッパ近傍の斜視図である。
図28は、ダウンストッパを構成するドア側嵌合部近傍の斜視図である。
図29は、ダウンストッパを構成する車体側嵌合部近傍の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、車両用ドア装置に関する一実施形態を図面に従って説明する。
<リンク機構>
図1及び図2に示すように、本実施形態の車両1は、車体2の側面2sに設けられたドア開口部3を備えている。そして、そのドア開口部3には、このドア開口部3に車両1のドア5を支持する第1のリンクアーム11及び第2のリンクアーム12が設けられている。
【0010】
詳述すると、本実施形態の車両1において、これら第1及び第2のリンクアーム11,12は、それぞれ、車体2に対する第1の回動連結点X1と、ドア5に対する第2の回動連結点X2と、を有している。具体的には、第1のリンクアーム11は、上下方向(各図中、上下方向)に延びる支軸N1aに軸支された状態で車体2に連結されるとともに、上下方向に延びる支軸N1bに軸支された状態でドア5に連結されている。そして、第2のリンクアーム12もまた、上下方向に延びる支軸N2aに軸支された状態で車体2に連結されるとともに、上下方向に延びる支軸N2bに軸支された状態でドア5に連結されている。
(【0011】以降は省略されています)

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