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公開番号2025006573
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107456
出願日2023-06-29
発明の名称電力変換システム
出願人日新電機株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G05F 1/67 20060101AFI20250109BHJP(制御;調整)
要約【課題】従来とは異なる構成の電力変換システムを提供する。
【解決手段】電力変換システム(100)は、蓄電装置(BT)に接続されたDC/DCコンバータ(1)と、再生可能エネルギー発電装置(RE)から第1直流電力(例:Ppv)を供給されるPCS(4)と、を備えている。DC/DCコンバータ(1)は、蓄電装置(BT)から供給された直流電力を変換することにより、第1直流電力に対する補償電力としての第2直流電力をPCS(4)に対して出力し、第1直流電力と再生可能エネルギー発電装置(RE)の最大電力点電力との差である差分電力に基づいて、第2直流電力を決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電装置に接続されたDC/DCコンバータと、
再生可能エネルギー発電装置から第1直流電力を供給されるPCSと、を備えており、
上記DC/DCコンバータは、
上記蓄電装置から供給された直流電力を変換することにより、上記第1直流電力に対する補償電力としての第2直流電力を上記PCSに対して出力し、
上記第1直流電力と上記再生可能エネルギー発電装置の最大電力点電力との差である差分電力に基づいて、上記第2直流電力を決定する、電力変換システム。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
上記差分電力をPiとして表し、
上記DC/DCコンバータのサンプリング期間毎の上記第2直流電力の変化量の上限値をPmとして表し、
現サンプリング期間における上記第1直流電力をPpv0として表し、
前回サンプリング期間における上記第1直流電力をPpv1として表した場合に、
上記DC/DCコンバータは、
Ts=Pi/Pm
として与えられるTsを算出するとともに、
Tp=Pi/(Ppv0-Ppv1)
として与えられるTpを算出し、
TsとTpとの比較結果に基づいて、次サンプリング期間における上記第2直流電力を決定する、請求項1に記載の電力変換システム。
【請求項3】
上記DC/DCコンバータは、Ts>Tpである場合には、上記次サンプリング期間における上記第2直流電力と上記現サンプリング期間における上記第2直流電力との差の絶対値を、Pmよりも小さい値に決定する、請求項2に記載の電力変換システム。
【請求項4】
上記DC/DCコンバータは、Ts>Tpでない場合には、上記次サンプリング期間における上記第2直流電力と上記現サンプリング期間における上記第2直流電力との差の絶対値を、Pmに等しい値に決定する、請求項2に記載の電力変換システム。
【請求項5】
上記再生可能エネルギー発電装置は、太陽光発電装置である、請求項1に記載の電力変換システム。
【請求項6】
上記PCSは、MPPT制御によって上記最大電力点電力を決定する、請求項1に記載の電力変換システム。
【請求項7】
上記蓄電装置および上記再生可能エネルギー発電装置をさらに備えている、請求項1に記載の電力変換システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、電力変換システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1には、再生可能エネルギー発電装置から供給された直流電力と、蓄電装置から供給された別の直流電力と、をそれぞれ変換する電力変換システムの一構成例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-137293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一態様は、従来とは異なる構成の電力変換システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電力変換システムは、蓄電装置に接続されたDC/DCコンバータと、再生可能エネルギー発電装置から第1直流電力を供給されるPCSと、を備えており、上記DC/DCコンバータは、上記蓄電装置から供給された直流電力を変換することにより、上記第1直流電力に対する補償電力としての第2直流電力を上記PCSに対して出力し、上記第1直流電力と上記再生可能エネルギー発電装置の最大電力点電力との差である差分電力に基づいて、上記第2直流電力を決定する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一態様によれば、従来とは異なる構成の電力変換システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態1における電力変換システムの一構成例を示す。
実施形態1のDCコンバータにおける制御部の一構成例を示す。
電力変換システムにおける各信号値の時間変化の様子を例示する。
PpvmaxとPpcsとの対応関係について説明するための図である。
電力変換システムにおけるMPPT制御の一例を示す。
MPPT制御におけるトラッキング手法について説明するための図である。
TsおよびTpの例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
〔実施形態1〕
実施形態1の電力変換システム100について以下に説明する。説明の便宜上、実施形態1にて説明したコンポーネント(構成要素)と同じ機能を有するコンポーネントについては、以降の各実施形態では同じ符号を付し、その説明を繰り返さない。簡潔化のため、公知の技術事項についても説明を適宜省略する。
【0009】
本明細書において述べる各コンポーネント、各材料、および各数値はいずれも、内容上矛盾のない限り、単なる例示である。それゆえ、内容上矛盾のない限り、例えば各コンポーネントの位置関係および接続関係は各図の例に限定されない。また、各図は必ずしもスケール通りに図示されていない。本明細書における「接続されている」という記載は、特に矛盾のない限り、「電気的に接続されている」ことを意味する。
【0010】
(電力変換システム100の一構成例)
図1は、電力変換システム100の一構成例を示す。図1では、電力変換システム100およびその周囲の要素が概略的に示されている。図1に示す通り、電力変換システム100は、DC/DCコンバータ1とPCS(Power Conditioning System)4とを備えている。電力変換システム100は、当該電力変換システム100の外部の商用系統PWと接続されていてよい。
(【0011】以降は省略されています)

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