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公開番号
2025035845
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2023143145
出願日
2023-09-04
発明の名称
巻線機器
出願人
日新電機株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
H01F
27/08 20060101AFI20250307BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】絶縁層における熱の密度が低減された巻線機器を実現する。
【解決手段】巻線機器は、四角筒状の形状を有する巻線(10)と、巻線に接続されている巻線伝熱板(20)と、巻線伝熱板に接続されている冷却機構と、を備え、巻線伝熱板は、冷却機構に接続され、かつ、巻線の第1面に当接している本体部(21a,22a)と、第1面に隣接する巻線の第2面に当接するように、本体部から延在している延在部(21b,22b)と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
四角筒状の形状を有する巻線と、
前記巻線に接続されている巻線伝熱板と、
前記巻線伝熱板に接続されている冷却機構と、を備え、
前記巻線伝熱板は、
前記冷却機構に接続され、かつ、前記巻線の第1面に当接している本体部と、
前記第1面に隣接する前記巻線の第2面に当接するように、前記本体部から延在している延在部と、を有する、巻線機器。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記巻線伝熱板を少なくとも2つ備え、
前記巻線は、前記第1面および前記第2面をそれぞれ2つ有し、
2つの前記巻線伝熱板の前記本体部は、前記巻線が有する2つの前記第1面のそれぞれに当接し、
2つの前記巻線伝熱板の前記延在部は、前記巻線が有する2つの前記第2面のそれぞれに当接している、請求項1に記載の巻線機器。
【請求項3】
前記冷却機構を少なくとも2つ備え、
前記巻線は、内側巻線と、前記内側巻線の外側に巻回されている外側巻線とを含み、
前記巻線伝熱板は、前記内側巻線に接続されている内側巻線伝熱板と、前記外側巻線に接続されている外側巻線伝熱板とを含み、
前記内側巻線伝熱板の前記本体部が接続される前記冷却機構と、前記外側巻線伝熱板の前記本体部が接続される前記冷却機構とは、互いに異なっている、請求項1に記載の巻線機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の一態様は、巻線機器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、内側巻線および外側巻線と、2つのヒートシンクとを備える変圧器が開示されている。当該変圧器では、内側巻線を冷却する第1冷却ジャケットが、一方のヒートシンクに接続されている。また、外側巻線を冷却する第2冷却ジャケットが、他方のヒートシンクに接続されている。第1冷却ジャケットの内側巻線に当接する面、および、第2冷却ジャケットの外側巻線に当接する当接面には、絶縁層が形成されている。内側巻線および外側巻線で発生した熱は、絶縁層を介してヒートシンクに効率よく伝えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-14684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の変圧器では、四角筒状の内側巻線および外側巻線に、第1冷却ジャケットおよび第2冷却ジャケットが当接していない非当接面が存在する。非当接面の近傍で発生した熱は、当接面の近傍へ移動して、当接面から絶縁層を介してヒートシンクに伝えられる。このため、絶縁層における熱の密度が大きくなる場合がある。
【0005】
本開示の一態様は、絶縁層における熱の密度が低減された巻線機器を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る巻線機器は、四角筒状の形状を有する巻線と、前記巻線に接続されている巻線伝熱板と、前記巻線伝熱板に接続されている冷却機構と、を備え、前記巻線伝熱板は、前記冷却機構に接続され、かつ、前記巻線の第1面に当接している本体部と、前記第1面に隣接する前記巻線の第2面に当接するように、前記本体部から延在している延在部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、絶縁層における熱の密度が低減された巻線機器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る変圧器の外観を示す斜視図である。
本開示の実施形態に係る変圧器を鉛直上方から見た平面図である。
図2におけるIII-III線断面図である。
内側巻線および外側巻線の形状を示す図である。
巻線および巻線伝熱板の形状を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の一実施形態について、詳細に説明する。各図面においては、水平面内における互いに直交する2方向をX方向およびY方向としている。また、鉛直方向をZ方向としている。特に、鉛直上方向を+Z方向としている。
【0010】
(変圧器の構成)
図1は、本開示の実施形態に係る変圧器1の外観を示す斜視図である。図2は、変圧器1を鉛直上方から見た平面図である。図3は、図2におけるIII-III線断面図である。変圧器1は、本開示に係る巻線機器の一例である。ただし、本開示に係る巻線機器は、巻線、鉄心、鉄心伝熱板、および冷却機構を有する物であれば特に限定されない。図1~図3に示すように、変圧器1は、巻線10と、巻線伝熱板20と、冷却機構60とを備える。ただし、視認性を考慮し、図2においては冷却機構60を省略している。また、変圧器1は、鉄心30と、鉄心伝熱板40と、接続板45と、をさらに備える。
(【0011】以降は省略されています)
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