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公開番号
2025035472
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023142527
出願日
2023-09-01
発明の名称
高電圧機器の製造方法および高電圧機器
出願人
日新電機株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20250306BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】高い絶縁性能を発揮し、かつ、その絶縁性能が劣化しにくい高電圧機器を実現する。
【解決手段】高電圧機器(1)の製造方法は、異なる電位が印加される、互いに絶縁されている一対の電極(12a、12b)に対し、電極の表面に樹脂成形体(13a、13b)を設ける工程と、樹脂成形体の少なくとも一部の表面を、フィラーを含まない樹脂絶縁体(17a、17b)で覆う工程とを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
異なる電位が印加される、互いに絶縁されている一対の電極を有した高電圧機器の製造方法であって、
前記電極の表面に樹脂成形体を設ける工程と、
前記樹脂成形体の少なくとも一部の表面を、フィラーを含まない樹脂絶縁体で覆う工程と、を含む製造方法。
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【請求項2】
異なる電位が印加される、互いに絶縁されている一対の電極を有した高電圧機器の製造方法であって、
前記電極の表面に樹脂成形体を設ける工程と、
粗面化した後の前記樹脂成形体の表面の最大高さRzの変動係数が、粗面化する前の前記表面の最大高さRzの変動係数より低くなるように、前記樹脂成形体の前記表面を粗面化する工程と、を含む製造方法。
【請求項3】
前記粗面化する工程では、前記表面の最大高さRzの変動係数が0.4以下となるように粗面化する、請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
異なる電位が印加される、互いに絶縁されている一対の電極と、
前記電極の表面に設けられる樹脂成形体と、
前記樹脂成形体の少なくとも一部の表面を覆う、フィラーを含まない樹脂絶縁体と、を備える高電圧機器。
【請求項5】
異なる電位が印加される、互いに絶縁されている一対の電極と、
前記電極の表面に設けられる樹脂成形体と、を備え、
前記樹脂成形体の表面の最大高さRzの変動係数が0.4以下である、高電圧機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は高電圧機器の製造方法に関する。
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【背景技術】
【0002】
異なる電位が印加される、互いに絶縁されている一対の電極において、電極間の電界が高まることによって、絶縁が破壊し、閃絡が発生することがある。閃絡が発生すると、閃絡箇所において異常な発熱を起こすため、好ましくはない。
【0003】
特許文献1には、高電圧機器としてのガス絶縁開閉装置において、電極に対し樹脂による絶縁被覆層を付加する事例が開示されている。絶縁被覆層によって、絶縁性が高まり、閃絡が発生し辛くなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-141794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の構成では、特定の箇所に閃絡が集中して発生する可能性がある。閃絡が特定の箇所に集中すると、当該箇所が劣化する。これにより絶縁性能が低下し、さらに閃絡が発生しやすくなる。
【0006】
本発明の一態様は、高い絶縁性能を発揮し、かつ、その絶縁性能が劣化しにくい高電圧機器の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る製造方法は、異なる電位が印加される、互いに絶縁されている一対の電極を有した高電圧機器の製造方法であって、前記電極の表面に樹脂成形体を設ける工程と、前記樹脂成形体の少なくとも一部の表面を、フィラーを含まない樹脂絶縁体で覆う工程と、を含む。
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る製造方法は、異なる電位が印加される、互いに絶縁されている一対の電極を有した高電圧機器の製造方法であって、前記電極の表面に樹脂成形体を設ける工程と、粗面化した後の前記樹脂成形体の表面の最大高さRzの変動係数が、粗面化する前の前記表面の最大高さRzの変動係数より低くなるように、前記樹脂成形体の前記表面を粗面化する工程と、を含む。
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る高電圧機器は、異なる電位が印加される、互いに絶縁されている一対の電極と、前記電極の表面に設けられる樹脂成形体と、前記樹脂成形体の少なくとも一部の表面を覆う、フィラーを含まない樹脂絶縁体と、を備える。
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る高電圧機器は、異なる電位が印加される、互いに絶縁されている一対の電極と、前記電極の表面に設けられる樹脂成形体と、を備え、前記樹脂成形体の表面の最大高さRzの変動係数が0.4以下である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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