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公開番号2025067343
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177266
出願日2023-10-13
発明の名称固形描画材
出願人ぺんてる株式会社
代理人
主分類C09D 13/00 20060101AFI20250417BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】描画時のカス出を抑制しながら描き味をさらに向上させ、軽い書き味と滑らない書き味を両立し、下塗りの色に別の色を重ねて、下塗りの色を隠す重色、下塗りの色と上から塗った色をを混和して新しい色を作る混色のどちらの技法にも対応できる固形描画材を得る。
【解決手段】本発明は、ワックスと、オイルと、平均粒子径が0.02μm以上0.20μm以下の炭酸カルシウムを少なくとも含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも、ワックスと、オイルと、平均粒子径が0.02μm以上0.20μm以下の炭酸カルシウムを含有する固形描画材。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記炭酸カルシウムが脂肪酸により表面処理された表面処理炭酸カルシウムであることを特徴とする請求項1に記載の固形描画材。
【請求項3】
前記オイルが固形描画材全量に対して10重量%以上30重量%以下含有することを特徴とする請求項1に記載の固形描画材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はクレヨン、パス等の固形描画材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、固形描画材には、顔料と、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックス及び/又はカルナウバワックス、木ロウ、ミツロウといった植物系や動物性のワックスと、必要に応じてワセリン、スピンドル油、マシン油などの鉱物油とよりなる、いわゆるクレヨン、パスと呼ばれる軟質固形描画材と、顔料と、ポリエチレン等の樹脂と、ポリエチレンワックス等の合成ワックスとパラフィンワックス・マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックスと、必要に応じてステアリン酸などの滑剤とよりなる、所謂プラスチッククレヨンと呼ばれる硬質固形描画材と、顔料とカルボキシメチルセルロースやポリビニールブチラール等の合成樹脂及び/又は、トラガカントガム等の天然樹脂、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油系ワックス及び/又はカルナウバワックス、木ロウ、ミツロウといった植物系や動物性のワックスからなる色鉛筆芯が知られている。
【0003】
クレヨン、パスと呼ばれる軟質固形描画材は、柔らかいワックス類を多く含有したものは、太く濃い描画跡を形成できる反面、紙面に引っ掛かり描き心地が重く感じ、硬いワックス類を多く含有したものは、折れにくく、描き心地が軽く、カスが少なくなる反面、描画跡は薄くなるものであった。
【0004】
特開2019-014886号公報(特許文献1)には、特定の性質を持つワックスを4種類組み合わせることにより結晶性の違いから書き味が良く、カス出の少ない固形描画材が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-014886号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、描画時の摩耗性と定着性のバランスをワックスの混合比率のみで発揮させているため、軟質固形描画材のなかでもワックスの量の多いクレヨンで最も性能が発揮しやすい。ワックス量が多いことから描き味は軽いがやや滑りやすい感覚があるため、さらなる書き味の向上が求められる。描き味の軽さを保ったまま滑りにくくしっとりとした感覚で描画できる固形描画材が望まれている。
【0007】
また、従来クレヨンに向いているとされる、下塗りの色に別の色を重ねて、下塗りの色を隠す重色技法や、パスに向いているとされる下塗りの色と上から塗った色を混和して新しい色を作る混色技法を塗り方の調節で一つの描画材で実現できる新しい描画材が望まれている。
【0008】
本発明は、描き味の軽さを保ったまま滑りにくくしっとりとした感覚で描画でき、カス出が少なく、強度にも優れ、重色、混色のどちらの技法にも対応できる固形描画材を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、少なくとも、ワックスと、オイルと、平均粒子径が0.02μm以上0.20μm以下の炭酸カルシウムを含有する固形描画材を第一の要旨とし、前記炭酸カルシウムが脂肪酸により表面処理された表面処理炭酸カルシウムであることを特徴とする固形描画材を第二の要旨とし、さらに、前記オイルが固形描画材全量に対して10重量%以上30重量%以下含有することを特徴とする固形描画材を第三の要旨とするものである。
【発明の効果】
【0010】
ワックス、オイルとともに体質顔料として平均粒子径が0.02μm以上0.20μm以下の炭酸カルシウムを使用することによりオイルの多い柔らかい配合であっても、前記炭酸カルシウムが描画時に細かい崩壊点となり描きだしは軽い書き味で、ワックスとオイル部分が一緒に崩壊して濃度が高い描画面を得られる。更にオイルと前記炭酸カルシウムにより滑らずにしっとりとした書き味を得ることができるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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