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公開番号2025062150
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171028
出願日2023-10-02
発明の名称屋外用塗料組成物
出願人三商株式会社
代理人
主分類C09D 201/00 20060101AFI20250407BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】コンクリートやモルタル表面等に塗付される塗料組成物において、該塗料組成物に包含させた機能性物質を簡易な方法により徐放させることができる屋外用塗料組成物を提供する。
【解決手段】
建築物の表面に塗付する塗料組成物であって、該塗料組成物は、合成樹脂と顔料と機能性物質とを含有しており、前記合成樹脂の23℃における水浸漬24時間後の吸水率が0.1~1.0質量%であり、前記合成樹脂の不揮発分100質量部に対して、着色顔料及び体質顔料の合計質量が300~500質量部であり、前記機能性物質が機能性物質は水溶性である。建築物の基礎コンクリート表面に本発明の塗料組成物をウールローラーにより塗付量0.15kg/m2で塗付して自然乾燥させ、さらに同じ組成の塗料組成物を塗付量0.1kg/m2で塗付して自然乾燥させて本発明の乾燥塗膜を得る。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
建築物の表面に塗付する塗料組成物であって、該塗料組成物は、合成樹脂と顔料と機能性物質とを含有しており、前記合成樹脂の23℃における水浸漬24時間後の吸水率が0.1~1.0質量%であり、
前記合成樹脂の不揮発分100質量部に対して、着色顔料及び体質顔料の合計質量が300~500質量部であり、
前記機能性物質が機能性物質は水溶性であることを特徴とする屋外用塗料組成物。
続きを表示(約 74 文字)【請求項2】
前記機能性物質の水溶解度が300ppm以上8000ppm未満であることを特徴とする請求項1に記載の屋外用塗料組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート等の表面に塗装する徐放性塗料組成物に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、機能物質を含有させた徐放性塗料組成物としては例えば、シリカ多孔質微粒子などの徐放性多孔質微粒子に衛生害虫忌避活性を有するコパイバオイルを担持させた徐放性多孔質微粒子(マイクロカプセル)をシート・フィルムに含有させたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、機能物質を内包するマイクロカプセルと、塗料溶媒と、を含む塗料組成物であって、前記マイクロカプセルは、ゲル体で覆われたものがある(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
さらに、機能性ゲル状粒子を含む塗料組成物であって、前記機能性ゲル状粒子は、エマルション添加剤を含む液滴と、前記液滴の表面を覆うゲル化膜と、を有し、前記エマルション添加剤は、樹脂エマルションと、前記樹脂エマルションの中に分散する機能性添加剤とを有し、前記機能性添加剤は、耐候性付与剤、防藻剤、又は防カビ剤である、塗料組成物がある(例えば、特許文献3参照。)。
【0005】
しかし、従来の徐放性塗料組成物にあっては、徐放させたい機能性物質に特殊な処理が必要なため、生産性が十分でないという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-308705号公報
特開2019-108469号公報
特開2021-123659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
解決しようとする問題点は、コンクリートやモルタル表面等に塗付される塗料組成物において、該塗料組成物に包含させた機能性物質を簡易な方法により徐放させる点である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、建築物の表面に塗付する塗料組成物であって、該塗料組成物は、合成樹脂と顔料と機能性物質とを含有しており、前記合成樹脂の23℃における水浸漬24時間後の吸水率が0.1~1.0質量%であり、前記合成樹脂の不揮発分100質量部に対して、着色顔料及び体質顔料の合計質量が300~500質量部であり、前記機能性物質が機能性物質は水溶性であることを主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の塗料組成物によれば、該塗料組成物に含有させた機能性物質の徐放性に優れるとともに生産性に優れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の機能性物質として2,4-ビス(エチルアミノ)-6-(メチルチオ)-1,3,5-トリアジンを使用した場合の効果を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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