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公開番号2025114516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2025010239
出願日2025-01-24
発明の名称耐油剤
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C09D 197/00 20060101AFI20250729BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】基材(特にパルプ基材)に耐油性を付与できる新規な耐油剤の提供。
【解決手段】撥液性化合物及びリグニン化合物を含む耐油剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
撥液性化合物及びリグニン化合物を含む耐油剤。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記リグニン化合物がフェノール性水酸基以外のイオン性基を有する、請求項1に記載の耐油剤。
【請求項3】
前記リグニン化合物がリグニンスルホン酸塩である、請求項1又は2に記載の耐油剤。
【請求項4】
前記リグニン化合物がリグニンスルホン酸ナトリウムである、請求項1又は2に記載の耐油剤。
【請求項5】
前記撥液性化合物が、置換基を有してもよい炭素数6以上の炭化水素基、及び、ポリシロキサン基からなる群から選択される少なくとも一種を有する化合物である、請求項1又は2に記載の耐油剤。
【請求項6】
前記撥液性化合物が、ビニル重合体、アミン修飾体、ポリオール修飾体、ポリカルボン酸修飾体、イソシアネート誘導体、ワックス、及びシリコーンからなる群から選択される少なくとも一種である、請求項5に記載の耐油剤。
【請求項7】
前記撥液性化合物が、(メタ)アクリル重合体、スチレン重合体、ポリシロキサン基含有(メタ)アクリル重合体、炭化水素ワックス、ポリウレタン、シリコーンレジン、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、及び変性澱粉からなる群から選択される少なくとも一種である、請求項5に記載の耐油剤。
【請求項8】
前記撥液性化合物が炭素数12以上18以下の鎖状アルキルを有する(メタ)アクリル重合体である、請求項1又は2に記載の耐油剤。
【請求項9】
前記撥液性化合物のヘキサデカン接触角が25°以上である、請求項1又は2に記載の耐油剤。
【請求項10】
前記耐油剤の電荷密度が-1500μeq/g以上0μeq/g以下である、請求項1又は2に記載の耐油剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は撥剤、特に耐油剤に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、板紙に対し優れた圧縮強度向上効果を付与することができるアクリルアミド系重合体水性分散液を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-237795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1において、パルプ基材への耐油性の付与や耐油剤という用途については、記載も示唆もされていない。
【0005】
本開示は、基材(特にパルプ基材)に耐油性を付与できる新規な耐油剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は以下の態様を含む:
[項1]
撥液性化合物及びリグニン化合物を含む耐油剤。
[項2]
前記リグニン化合物がフェノール性水酸基以外のイオン性基を有する、項1に記載の耐油剤。
[項3]
前記リグニン化合物がリグニンスルホン酸塩である、項1又は2に記載の耐油剤。
[項4]
前記リグニン化合物がリグニンスルホン酸ナトリウムである、項1~3のいずれか一項に記載の耐油剤。
[項5]
前記撥液性化合物が、置換基を有してもよい炭素数6以上の炭化水素基、及び、ポリシロキサン基からなる群から選択される少なくとも一種を有する化合物である、項1~4のいずれか一項に記載の耐油剤。
[項6]
前記撥液性化合物が、ビニル重合体、アミン修飾体、ポリオール修飾体、ポリカルボン酸修飾体、イソシアネート誘導体、ワックス、及びシリコーンからなる群から選択される少なくとも一種である、項5に記載の耐油剤。
[項7]
前記撥液性化合物が、(メタ)アクリル重合体、スチレン重合体、ポリシロキサン基含有(メタ)アクリル重合体、炭化水素ワックス、ポリウレタン、シリコーンレジン、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、及び変性澱粉からなる群から選択される少なくとも一種である、項5又は6に記載の耐油剤。
[項8]
前記撥液性化合物が炭素数12以上18以下の鎖状アルキルを有する(メタ)アクリル重合体である、項1~7のいずれか一項に記載の耐油剤。
[項9]
前記撥液性化合物のヘキサデカン接触角が25°以上である、項1~8のいずれか一項に記載の耐油剤。
[項10]
前記耐油剤の電荷密度が-1500μeq/g以上0μeq/g以下である、項1~9のいずれか一項に記載の耐油剤。
[項11]
前記撥液性化合物が単量体(a1)から誘導される繰り返し単位を50重量%以上有する(メタ)アクリル重合体であって、
前記単量体(a1)が
(a1)式:
CH
2
=C(-X
a1
)-C(=O)-Y
a11
-Z(-Y
a12
-R
a1
)

[式中、R
a1
は、それぞれ独立して、炭素数6以上40以下の炭化水素基であり、

a1
は、水素原子、一価の有機基又はハロゲン原子であり、

a11
は、-O-又は-NH-であり、

a12
は、それぞれ独立して、直接結合、あるいは-O-、-C(=O)-、-S(=O)

-、-NH-又は-CH

-から選ばれる少なくとも1つ以上で構成される基であり、
Zは、直接結合、あるいは2価又は3価の炭素数1~5の炭化水素基であり、
nは、1又は2である。]
で表される単量体である、請求項1又は2に記載の耐油剤。
[項12]
項1~10のいずれか一項に記載の耐油剤における撥液性化合物及びリグニン化合物がパルプ基材に付着してなる、耐油パルプ製品。
[項13]
前記撥液性化合物の量が、パルプ基材に対して、0.03重量%以上3.0重量%以下である、項11に記載の耐油パルプ製品。
[項14]
パルプ成形品である、項12又は13に記載の耐油パルプ製品。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、基材(特にパルプ基材)に耐油性を付与できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<用語の定義>
本明細書において用いられる場合、「n価の基」とは、n個の結合手を有する基、すなわちn個の結合を形成する基を意味する。また、「n価の有機基」とは、炭素を含有するn価の基を意味する。かかる有機基としては、特に限定されないが、炭化水素基又はその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端又は分子鎖において、1つ又はそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ、ハロゲン等を有している基を意味する。
【0009】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」とは、炭素及び水素を含む基であって、炭化水素から水素原子を脱離させた基を意味する。かかる炭化水素基としては、特に限定されるものではないが、C
1-20
炭化水素基、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基等が挙げられる。上記「脂肪族炭化水素基」は、直鎖状、分岐鎖状又は環状のいずれであってもよく、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。また、炭化水素基は、1つ又はそれ以上の環構造を含んでいてもよい。炭化水素基は、明示的に記載した場合、1つ又はそれ以上の置換基により置換されていてもよい。
【0010】
本明細書において、「各出現において独立して」、「互いにそれぞれ独立して」、「それぞれ独立して」又はこれと同様の表現が明示的に記載されているか否かに関わらず、例外である旨の記載がある場合を除き、化学構造中に複数出現し得る用語(記号)が定義される場合、出現毎に独立して当該定義が適用される。
(【0011】以降は省略されています)

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