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公開番号2025154951
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024058263
出願日2024-03-29
発明の名称電力変換システム、空気調和機
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02M 1/12 20060101AFI20251002BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】駆動電源からアクティブ型のノイズ抑制回路への電力供給を遮断する遮断手段に必要な電流容量を抑制することが可能な技術を提供する。
【解決手段】本開示の一実施形態に係る電力変換システム1は、電力変換回路30Cと、コモンモードノイズを抑制するように伝搬経路に補償電流を出力するノイズ抑制回路60Cと、駆動電源70と、遮断器67と、を備え、ノイズ抑制回路60Cは、駆動電源70から電力供給が行われ、ノイズ検出手段50の検出信号に基づき補償電流の波形を表す信号を生成する増幅回路62と、増幅回路62と並列に駆動電源70からの電力供給が行われ、増幅回路62により生成される信号に基づき補償電流を出力する補償回路63とを含み、遮断器67は、増幅回路62及び補償回路63のうちの増幅回路62のみに駆動電源70からの電力を供給する電力経路71に配置され、増幅回路62への電力の供給を遮断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
交流電源(10)と電力線(PL1)を通じて接続される電力変換回路(30C)と、
前記電力線(PL1)を含む伝搬経路に流れるコモンモードノイズを抑制するように前記伝搬経路に補償電流又は補償電圧を出力するノイズ抑制回路(60C)と、
前記ノイズ抑制回路(60C)を駆動させるための電力を供給する駆動電源(70)と、
遮断手段(67)と、を備え、
前記ノイズ抑制回路(60C)は、前記駆動電源(70)から電力供給が行われる第1の回路(62)と、前記第1の回路(62)と並列に前記駆動電源(70)からの電力供給が行われ、前記補償電流又は前記補償電圧の前記伝搬経路への出力時に前記駆動電源(70)から供給される電流が前記第1の回路(62)よりも大きい第2の回路(63)とを含み、
前記遮断手段(67)は、前記第1の回路(62)及び前記第2の回路(63)のうちの前記第1の回路(62)のみに前記駆動電源(70)からの電力を供給する電力経路(71)に配置され、前記第1の回路(62)への電力の供給を遮断する、
電力変換システム。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
交流電源(10)と電力線(PL1)を通じて接続される電力変換回路(30C)と、
前記電力線(PL1)を含む伝搬経路に流れるコモンモードノイズを抑制するように前記伝搬経路に補償電流又は補償電圧を出力するノイズ抑制回路(60C)と、
前記ノイズ抑制回路(60C)を駆動させるための電力を供給する駆動電源(70)と、
遮断手段(67)と、を備え、
前記ノイズ抑制回路(60C)は、前記駆動電源(70)から電力供給が行われ、前記コモンモードノイズを検出する検出手段の検出信号に基づき前記補償電流又は前記補償電圧の波形を表す信号を生成する第1の回路(62)と、前記第1の回路(62)と並列に前記駆動電源(70)からの電力供給が行われ、前記第1の回路(62)により生成される信号に基づき前記補償電流又は前記補償電圧を出力する第2の回路(63)とを含み、
前記遮断手段(67)は、前記第1の回路(62)及び前記第2の回路(63)のうちの前記第1の回路(62)のみに前記駆動電源(70)からの電力を供給する電力経路(71)に配置され、前記第1の回路(62)への電力の供給を遮断する、
電力変換システム。
【請求項3】
前記第1の回路(62)は、オペアンプ(621)を含む、
請求項1又は2に記載の電力変換システム。
【請求項4】
前記第2の回路(63)は、トランジスタ(Tr1,Tr2)を含むプッシュプル回路を含む、
請求項1又は2に記載の電力変換システム。
【請求項5】
前記電力線(PL1)において、前記ノイズ抑制回路(60C)が接続される箇所と前記電力変換回路(30C)との間には、ノイズフィルタ(40)が設けられる、
請求項1又は2に記載の電力変換システム。
【請求項6】
前記電力変換回路(30C)は、スイッチング素子を含み、
前記スイッチング素子には、ワイドバンドギャップ半導体が用いられる、
請求項1又は2に記載の電力変換システム。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の電力変換システム(1)を備える、
空気調和機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電力変換システム等に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、アクティブ型のノイズ抑制回路と駆動電源との間に電力供給を遮断する遮断手段を設け、ノイズ抑制回路の異常時等において、ノイズ抑制回路への駆動電源からの電力供給を遮断する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/105687号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ノイズ抑制装置において、補償電圧又は補償電圧の出力時に電流が流れる経路に落雷時のサージ電流が流れる場合がある。この場合、落雷時のサージ電流が駆動電源とノイズ抑制回路との間の遮断手段に流れる可能性がある。そのため、遮断手段の電流容量をサージ電流に耐えうる程度まで大きくする必要が生じる可能性がある。
【0005】
本開示は、駆動電源からアクティブ型のノイズ抑制回路への電力供給を遮断する遮断手段について、必要な電流容量を抑制することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様では、
交流電源と電力線を通じて接続される電力変換回路と、
前記電力線を含む伝搬経路に流れるコモンモードノイズを抑制するように前記伝搬経路に補償電流又は補償電圧を出力するノイズ抑制回路と、
前記ノイズ抑制回路を駆動させるための電力を供給する駆動電源と、
遮断手段と、を備え、
前記ノイズ抑制回路は、前記駆動電源から電力供給が行われる第1の回路と、前記第1の回路と並列に前記駆動電源からの電力供給が行われ、前記補償電流又は前記補償電圧の前記伝搬経路への出力時に前記駆動電源から供給される電流が前記第1の回路よりも大きい第2の回路とを含み、
前記遮断手段は、前記第1の回路及び前記第2の回路のうちの前記第1の回路のみに前記駆動電源からの電力を供給する電力経路に配置され、前記第1の回路への電力の供給を遮断する、
電力変換システムが提供される。
【0007】
また、本開示の第2の態様では、
交流電源と電力線を通じて接続される電力変換回路と、
前記電力線を含む伝搬経路に流れるコモンモードノイズを抑制するように前記伝搬経路に補償電流又は補償電圧を出力するノイズ抑制回路と、
前記ノイズ抑制回路を駆動させるための電力を供給する駆動電源と、
遮断手段と、を備え、
前記ノイズ抑制回路は、前記駆動電源から電力供給が行われ、前記コモンモードノイズを検出する検出手段の検出信号に基づき前記補償電流又は前記補償電圧の波形を表す信号を生成する第1の回路と、前記第1の回路と並列に前記駆動電源からの電力供給が行われ、前記第1の回路により生成される信号に基づき前記補償電流又は前記補償電圧を出力する第2の回路とを含み、
前記遮断手段は、前記第1の回路及び前記第2の回路のうちの前記第1の回路のみに前記駆動電源からの電力を供給する電力経路に配置され、前記第1の回路への電力の供給を遮断する、
電力変換システムが提供される。
【0008】
第1の態様或いは第2の態様によれば、駆動電源からの電力が第1の回路及び第2の回路に並列に供給される前提の下で、補償電流又は補償電圧の出力時に電流が流れる第2の回路ではなく、第1の回路に電力を供給する電力経路のみに遮断手段が設けられる。そのため、電力変換システムは、例えば、補償電流又は補償電圧の出力時に電流が流れる第2の回路に落雷時のサージ電流が流れ易いことから、遮断手段に落雷時のサージ電流が流れにくくなる。よって、電力変換システムは、駆動電源からアクティブ型のノイズ抑制回路への電力供給を遮断する遮断手段について、必要な電流容量を抑制することができる。
【0009】
また、本開示の第3の態様では、上述の第1又は第2の態様を前提として、
前記第1の回路は、オペアンプを含んでもよい。
【0010】
また、本開示の第4の態様では、上述の第1乃至第3の態様の何れか1つの態様を前提として、
前記第2の回路は、トランジスタを含むプッシュプル回路を含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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