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公開番号2025155199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024058851
出願日2024-04-01
発明の名称ワイヤーハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20251006BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】より自動生産に適した構成であると共に、適切なシールド効果を得易く、配索の困難化を抑制することが可能なワイヤーハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤーハーネスWH1は、第1電線10と、不織布及び不織布を構成する繊維を被覆した導電性金属からなるメッキ部を有した導電性不織布、並びに、粘着層とを有して第1電線10に巻き付けられた導電性不織布テープ30と、第1電線10に巻き付けられた導電性不織布テープ30の一端側に設けられたアース接続部品40とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電線と、
不織布と、前記不織布を構成する繊維を被覆した導電性金属からなるメッキ部とを有し、前記電線に巻き付けられた導電性不織布と、
前記電線に巻き付けられた前記導電性不織布の一端側に設けられたアース接続部品と、
を備えることを特徴とするワイヤーハーネス。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記アース接続部品は、前記導電性不織布の一端側に外側から設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス。
【請求項3】
前記電線に沿って配置された他の電線をさらに備え、
前記電線は、ノイズ発生源に接続され、
前記導電性不織布は、前記電線の全域に設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤーハーネス。
【請求項4】
前記電線は、ノイズ発生源に対して隣接配置される経路として構成され、
前記導電性不織布は、前記電線の全域又は前記電線のうちシールド効果を発揮すべき部位として予め定められた一部箇所のみに巻き付けられている
ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤーハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤーハーネスに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両内では、モータ動作、ソレノイド動作、負荷のPWM(Pulse Width Modulation)制御、及びLED(Light Emitting Diode)の突入電流等によってノイズが発生することが知られている。ワイヤーハーネスは、このようなノイズの影響により信号の送受信時に信号内容が誤ったものとならないようにノイズ対策が施されている。
【0003】
ノイズ対策としては、シールド電線を用いることや編組線を用いることが提案されている(特許文献1,2参照)。しかし、特許文献1に記載のシールド線は特殊線であるため将来的な自動生産を考慮すると自動生産設備への搭載が困難である。また、特許文献2に記載の編組線は電線に対して通し作業が必要となることから、シールド線と同様に自動生産設備への搭載が困難である。
【0004】
そこで、金属箔と粘着層とを有した金属テープを電線に対して巻き付けることが考えられる(例えば特許文献3参照)。特殊線を用いることなく通し作業も必要なくなるからである。しかし、金属テープを巻き付けた場合、ワイヤーハーネスが固くなってしまうことから屈曲部において破れが発生して充分なシールド効果が得られなくなる可能性がある。特に、ワイヤーハーネスは梱包時において丸めて梱包箱に入れる必要があるため、より破れが発生し易く充分なシールド効果を得る面で問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-186946号公報
特開2019-96493号公報
特開2014-103121号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上のように、特許文献1~3に記載の技術を用いた場合には、自動生産や、適切なシールド効果を得る面で問題がある。そこで、ノイズ発生源やノイズ発生源に接続される電線と、ノイズから保護したい電線とを離して配置することが考えられる。
【0007】
しかし、車両内には様々な電線が配索されることから、保護すべき電線の全てを、ノイズ発生源やノイズ発生源に接続される電線から離すことはワイヤーハーネスの配索について困難化を招いてしまう。
【0008】
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、より自動生産に適した構成であると共に、適切なシールド効果を得易く、配索の困難化を抑制することが可能なワイヤーハーネスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るワイヤーハーネスは、電線と、不織布と、前記不織布を構成する繊維を被覆した導電性金属からなるメッキ部とを有し、前記電線に巻き付けられた導電性不織布と、前記電線に巻き付けられた前記導電性不織布の一端側に設けられたアース接続部品と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、より自動生産に適した構成であると共に、適切なシールド効果を得易く、配索の困難化を抑制することが可能なワイヤーハーネスを提供する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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